日本人のまつ毛は元々直毛なので、欧米人のように何もしなくてもクルンとしているわけではありません。だから毎日ビューラーでがんばってカールさせている人も多いと思います。
でも一重まぶただとなかなかそれも難しいでしょう。そこで、ホットビューラーの出番です。ホットビューラーがあれば一重でも下向きまつ毛でも理想のカールが作れます。
ホットビューラーの選び方や気をつけて欲しい点についてまとめました。あわせておすすめのホットビューラーもご紹介しますので、購入の参考にしてください。
ホットビューラーの選び方のポイントは?
初めてホットビューラーを買う時には、どんな物があるのか、どういう点を見れば良いのかということが分かりにくいと思います。形の違いや選び方のポイントなどを分かりやすくご紹介します。
ホットビューラーのタイプ
ホットビューラーにはいくつか形の違いがあります。それぞれの特徴をご紹介するので、一番使いやすそうな物を選んでください。
カーラー型ともいいます。普通のビューラーと同じような形をしているので、挟んでまつ毛を持ち上げるタイプです。
ビューラーと同じように使えばいい、ということが使いやすさでもあり、逆に使いにくさでもあります。
下向きまつ毛など、ビューラーではなかなかまつ毛を持ち上げにくい人は挟みにくいかもしれません。
また、使い慣れるまではまぶたを挟んでしまう危険もあるので、少々練習が必要です。
先端にコームがついたスリムな形で、まつ毛を挟むのではなくしたから持ち上げるようにしてまつ毛をカールします。
挟まない分、火傷の心配などが少なく、初めてでも使いやすいでしょう。ただし、理想のカールを作るには少々慣れが必要です。
ホットビューラーを選ぶポイント
ホットビューラーを選ぶ時には、カールの持続性や使いやすさはもちろんのこと、コスパやお手入れのしやすさなども考慮して選ぶことが大切です。
初めてホットビューラーを購入する時の、選び方のポイントをご紹介します。
ヘッドの大きさや形
たとえばビューラーと同じ形のものを使うのであれば、自分の目の形と合ってる物を使わないとうまくまつ毛を挟めません。
また、ヘッドの大きさはコンパクトな方が小回りが利くので、目頭や目尻など、細かくカールを作っていくことが出来ます。
どんなカールを作りたいと思っているかによっても適した形状が違ってきますが、1つで色々なまつ毛のスタイリングが出来る物を選んだ方が良いでしょう。
コスパはどうか
毎日使うか、たまに使うかでも違ってきますが、毎日使うならコスパも重要です。電池式でどのくらい持つのかということもチェックしましょう。
特殊な電池の形だと、常にストックをおいておかないといけませんので、コンビニなどでも買えるような一般的な電池で使えるのかということも大事です。
最近では充電式電池も使えるものが出てきました。電池代としては節約が出来るかもしれませんが、朝電池が切れてしまった時にすぐ替えられないと不便です。
通常の電池も両方使えるかどうかチェックしておきましょう。パソコンを常時使っている人はUSBで充電するタイプを使うと電池代の節約になるでしょう。
持ち歩きは出来るか
会社でメイク直しをした時にまつ毛も直したい、という人は持ち歩きがしやすい大きさかどうかもチェックするポイントです。
ビューラータイプは大きい物が多いので、化粧ポーチに入れて持ち歩くのは不便かもしれません。その点スティック型ならコンパクトな物が多く、ポーチには入れやすいでしょう。
温まるまでの時間
温まるまで1~2分であれば、その間に他のメイクが出来るのでさほどストレスは感じないと思いますが、温まるまでの時間は早い方がやはり便利です。
早ければ外出先などでも思い立った時に使えるので、温まるまでどのくらい時間がかかるのか、ということもポイントの一つです。
掃除はしやすいか
ホットビューラーは、マスカラを塗った後にも使いますから、どうしても汚れやすくなります。電化製品なので基本的には水洗いが出来ません。
コームの部分など、溝にマスカラが入り込んでしまうと衛生的にも問題ですから、ティッシュもしくは爪楊枝などを使って掃除がしやすい形状かどうか、ということもしっかりチェックしてください。
一重でも使えるホットビューラーでおすすめは?
一重や奥二重のまぶただと重みがあるために、なかなかまつ毛がくるんと上がらないので、ホットビューラーを使って理想のまつ毛を作りたいものです。
一重の人でも使いやすく、まぶたを挟みにくいスティックタイプのホットビューラーを厳選して3つご紹介します。
1.パナソニックまつげくるんEH-SE60
出典:amazon.co.jp
「まつげくるん」はつけまつ毛にも使えますし、理想のまつ毛が作れると人気のホットビューラーです。繰り返し使える充電式電池も使えるエコ仕様です。
短いまつ毛や下向きまつ毛にも使いやすいと定評があります。
価格:オープン価格(2000円前後)
- コームが360度回転する
- スイッチ一つで回転を切り替えられるので、右手でも左手でも使える
- マスカラの上からでも使える
- コームは取り外してお手入れが出来る
- スリムなコームで根元からしっかりカールできる
- 思ったようにカールできなかった
- 持続力がない
- 温まるまでに少々時間がかかる
- 電池の消耗が意外と早い
細くて回転するコームのおかげで、まつ毛全体はもちろん、目尻だけ、目頭だけ、といったように部分的にカールを作ることも可能なので、より理想のスタイリングに近づけることが出来るでしょう。
ただ、これ一つでは思うようにカールが作れないなど、使いこなすまでに少々時間がかかりそうです。
また、せっかくカールしたのにそれが持続しない、という声も多かったのですが、それには使う手順を変えてみてください。
カールした後にマスカラを塗るのではなく、ビューラーで一度カールしてマスカラをつけ、最後にまつげくるんを使うとキープ力が強くなります。
貝印ホットアイラッシュカーラー
出典:amazon.co.jp
コーム部分、ヒートパネル部分の2つでカールを作ることができます。
電源のオンとオフはアーム部分を折り曲げるだけ。二つ折りになるのですが、折れている時には電源がオフになる仕様になっています。
価格:1200円前後
- 初めてでも一重でもしっかりカールを作れる
- 持ちやすくて火傷の心配がなかった
- コンパクトになるので持ち歩きやすい
- 電池の消耗が早いのでコスパが悪い
- 温まるのに時間がかかる(約100秒)
持ち手もしっかりしているので、初めてでも使いやすいと感じている人が多い印象があります。
パネル部分で根元からカールして、コーム部分で毛先をコントロールすると思い通りのまつ毛が作れるでしょう。
折畳めば自動的に電源がオフできるのも嬉しいところです。
ハリウッドアイズホットアイラッシュカーラー
出典:amazon.co.jp
とにかく温まるのが早いと評判のホットビューラーです。温度表示がついているので、使うタイミングが分かりやすく、赤から白に変われば使用OKのサインです。
業界初の「高性能特殊ICチップ」内臓で、カールに適した温度を保ってくれます。
価格:オープン価格(2800円前後)
- 温まるまでの時間が早い(約30秒)
- すぐ温まるから外出先でもまつ毛を直せる
- コームタイプで一重でも使いやすい
- キレイなカールが出来る
- 思ったより熱くなるので慣れるまで怖い
- カールがつくまで少々時間がかかる
- あまり時間の短縮にはならない
- 蓋がかちっとはまりづらくポーチに入れづらい
カールをつけるのに時間がかかる、という声もみられましたが、一重の人や下向きにまつ毛が生えている方はなかなかカールがつけづらいので、何度かビューラーを当てるのを繰り返してみて下さい。
マスカラを薄く塗る→まつ毛をカールさせる(何度か繰り返す)→最後にマスカラをもう一度塗る、という手順で持ちはよくなります。
また、まつ毛が太かったり下向きでカールの持続力が弱くても、温まるのが早いので、化粧直しの時にまつ毛もついでに直せる、というところがポイント高いと思います。
ホットビューラーの危険性も確認しておこう!
ホットビューラーで火傷をした、なんていう話も聞きますが、使う時にはどういったことに気をつけたら良いのか、買う前にホットビューラーの危険性についても理解しておきましょう。
まぶたの火傷
慣れていないとうっかりまぶたにヒーターが触れてしまい、火傷をしてしまう可能性もあります。
指で触るくらいならどうってことのない温度でも、まぶたはとても皮膚が薄いためにダメージを受けやすいので注意が必要です。
電源の切り忘れに注意
ホットビューラーは自然発火するほど温度は上がらないので、電源の切り忘れで火事になった、というニュースは今のところ聞きません。
ただ、万が一近くに燃えやすい物があったりしたら火事が起こる可能性はゼロではありませんので、電源の切り忘れには注意です。
火事にはならないまでも、あっという間に電池がなくなりますからコスパも悪くなってしまいます。
切り忘れが心配であれば、貝印のホットビューラーのように折畳んだら自動的にオフになるとか、キャップをすればオフになる、というようなタイプを選ぶと良いでしょう。
使い過ぎはまつ毛を傷める
まつ毛も髪の毛と同じで、しっかりケアしておかないと傷んでしまいます。毎日高熱を当てていたらまつ毛も乾燥してダメージを受けます。
毎日長時間使っていたら枝毛や切れ毛になったり、または抜けてしまうことも。使うのはお出かけの日や湿気が多くてまつ毛が下がってきてしまう、という日に限った方がいいかもしれません。
夜メイクを落としたら、美容液などを使ってまつ毛を保護することを忘れないでください。
コンタクト装着時は使えない場合も
コンタクトを装着したまま使わないように、と注意書きがされていたら、その指示に従うようにしてください。
ホットビューラーの熱がコンタクトに何らかの影響を与える可能性がゼロではないからです。
そのまま使って特に問題ないという口コミも見かけますが、目というのは何かトラブルがあってからでは遅いです。メーカーの使用上の注意に従って、正しく使うようにして下さい。
まとめ
くるんとしたカールが持続する便利なホットビューラー。慣れると手放せないという人も多いですが、初めて使う時にはコツを使むまで練習が必要かもしれません。
使い方次第ではまつ毛を傷めてしまうこともあるので、その点に注意をしながらアイメイクを楽しんで欲しいと思います。