メイクにもトレンドがありますが、どんな時代も重要なポイントとなるのがアイメイクです。アイライン、アイシャドーと並んで、まつ毛のメイクに力を入れている女性も多いのではないでしょうか?
クルっとカールしたボリュームたっぷりのまつ毛は、目を大きく見せてくれて、顔を華やかな印象にしてくれます。
しかし、ビューラーやマスカラは上手に使えずに悩んでいる女性もたくさんいるのが現実です。うまくカールしない、すぐにカールが取れてしまう、まつ毛がくっついたりダマになったりする…。
実はこの悩み、正しくメイクをすれば解決できることをご存じですか?ビューラーとマスカラの正しい順番、使用法をマスターして、まつ毛美人を目指しましょう。
ビューラーを使うとマスカラがくっつくのはなぜ?
瞼にマスカラがくっつく原因
ビューラーやマスカラでアイメイクをした後、上瞼や下瞼にマスカラがついてしまう人がいます。その原因は様々ですが、下記のようなケースが多いです。
- 目の形とまつ毛の生え方や長さの問題
- 瞼が腫れぼったい
- マスカラの塗り過ぎ
- ビューラーでカールし過ぎ
- 瞬きが強い
目の形やまつ毛の長さに合わせて、カールの程度やマスカラの量を調整する必要があります。
腫れぼったい瞼でまつ毛の長い人が、まつ毛を思い切りカールさせてマスカラをたっぷりと塗れば、瞼にまつ毛が触れてマスカラがついてしまいます。
また、目をギュッとつぶって瞬きをする癖がある人も、瞼とまつ毛が触れてマスカラがくっつきやすくなります。
まつ毛同士がくっつく原因
ビューラーをすると、まつ毛同士がくっついて束になってしまうという悩みもよく聞きます。その原因は下記の通り。
- ビューラーとマスカラの順番が逆
- まつ毛の生え方の問題
まつ毛の生え方に元々ムラがある人はまつ毛同士がくっつきやすくなりますが、それ以上に大きな問題がアイメイクの順番です。
マスカラを塗った後にビューラーをすると、まつ毛同士がくっつきやすくなります。
特に、マスカラが充分に乾いていない状態でホットビューラーを使えば、まつ毛同士が見事にくっついて大きな束となってしまいます。
ビューラーにマスカラがくっつく原因
ビューラーにマスカラがくっついてしまうという人もいます。べったりとくっつき、まつ毛よりもビューラーの方にたくさんマスカラがくっつくというケースもあります。
その原因もほとんどがマスカラとビューラーの順番です。更にビューラーをするときに力を入れ過ぎてしまう人にも起こりやすいと言われています。
正しい順番でアイメイクをすれば、ビューラーがマスカラで汚れることはほとんどありません。
ビューラーとマスカラの順番やコツは?
アイメイクは自分のしたいイメージに合わせて順番を決めてもOKですが、マスカラがくっつくという悩みがある人は基本の順番を守ると解決できます。
ビューラーとマスカラの正しい順番
マスカラのタイプにもよりますが、アイメイクの基本の順番は下記の通り。
- ビューラーまたはホットビューラーでまつ毛をカールさせる
- アイラインを引く
- マスカラを塗る
- アイシャドーを塗る
ビューラーの後にマスカラを塗るとカールが取れてしまうという人もいますが、基本はこの順番を守ってください。この順番を守った上で、カールが取れない対策をすることが重要です。
カールをキープするにはウォータープルーフマスカラを選ぶ
マスカラには主に、フィルムタイプとウォータープルーフタイプがあります。フィルムタイプはメイクオフがしやすい反面、カール力が弱いという欠点があります。
まつ毛がすぐに下がってしまう人は、メイクオフに手間がかかったとしても、ウォータープルーフタイプの使用をおすすめします。
どうしてもマスカラ後にビューラーを使いたい人は乾いてから
ビューラーでしっかりカールさせた後にウォータープルーフマスカラを塗ってもカールが取れるという人は、下記のことを守ってマスカラ後にビューラーを使ってください。
- マスカラがしっかりと乾いてからビューラーを使う
- 根本は使わずに、毛先部分だけに使う
- 力を入れ過ぎない
- できればコームタイプのホットカーラーを使う(温め過ぎるとマスカラが取れます)
上記のことを守って注意深くビューラーを使えば、マスカラを落とさず、まつ毛を傷ませずにカールができます。
カールを持続させるマスカラの塗り方
せっかくビューラーでカールさせたまつ毛がすぐに下がってしまったらもたいないですよね。カールを長く持続させるためには、マスカラの塗り方にもポイントがあります。
- マスカラ下地を活用する
- マスカラの量が多いときはまつ毛に塗る前にティッシュオフする
- マスカラはまつ毛の根本で一度押さえつけ、カールをキープさせながら上(毛先)に向かって塗る
- 二度塗りでボリュームアップ
マスカラ下地は乾ききる前にマスカラを重ねるとカール力がアップします。
また、一度にたっぷりとマスカラを塗るのではなく、適量を塗って乾かした後、もう一度適量を塗る2度塗りの方がカールが持続します。
ビューラーを使わずにマスカラだけで上げる方法はある?
ビューラーは少なからずまつ毛に負担をかけ、更にコツが掴めずに失敗を繰り返す場合もあります。
まつ毛をカールさせるにはビューラーが一番ですが、他の方法でもカールさせることは可能です。
マスカラのブラシでカールさせる
上手に使えば、マスカラのブラシだけでカールさせることが可能です。
- マスカラのブラシを容器の入り口に押し当ててカーブさせる(自分の目の形に合うようにカーブさせる)
- ブラシをまつ毛の根本に押し当て、まつ毛を上に持ち上げる
- ゆっくりと時間をかけてブラシを毛先の方へ動かしていく
まつ毛にくせが付きやすい人は、ブラシだけで充分なカールができますよ。まつ毛の毛質によってはカールがうまくできない人がいますので、別の方法も試してみてください。
人差し指でカールさせる
自分の人差し指を使ってカールさせることもできます。体温がホットビューラーのような役割を果たしてくれて、自然でありながらしっかりとしたカールを作ることができます。
- マスカラを塗る
- マスカラが乾く前に人差し指をまつ毛の根本に当てて上向かせる
- 少しずつ毛先方向へ指を動かしながらカールを作る
指にマスカラが付いてしまうことは避けようがないので、メイク後にしっかりと手を洗ってください。
カールタイプマスカラを選ぶ
「ビューラーいらず」を謳っているマスカラも多数販売されています。カール力に優れ、ビューラーを使わなくてもまつ毛をカールさせるタイプのマスカラです。
様々なメーカーから商品が出ていますが、カールの程度には個人差があります。自分のまつ毛に合うかどうか、テスターなどで試してから購入するのがおすすめです。
まとめ
ビューラーとマスカラの順番はどちらでもいいと思っている方が多いかと思いますが、ビューラーを最後に施すのは絶対NGです。
メイクが失敗するだけでなく、まつ毛にも負担をかけてしまいます。
ビューラーはアイメイクの最初が基本です。もしもカールがキープできない場合は、サポート的にマスカラ後のビューラーを正しく使いましょう。
また、マスカラ下地も上手に活用すればカールが綺麗に長持ちします。自分のまつ毛と相性の良い下地やマスカラを選ぶことも重要です。