国内を飛行機で移動する場合はせいぜい2~3時間ですが、海外となると長時間のフライトになります。
電車と違ってあちこち動き回ることが出来ないので退屈するし、身体も疲れます。
そんな時、少しでも長時間のフライトを快適に過ごすためにあったらいいなという便利グッズなどをまとめてご紹介します。
快適に眠るためのグッズ
フルフラットになる椅子で眠れればいいのですが、エコノミーだとそうもいきません。そんな時に、少しでもぐっすり眠れるような便利グッズをご紹介します。
首の位置を固定しないと寝る時にとても疲れます。そんなときにあると便利なのがネックビローです。
今は100均でも売っていますが、やはり作りが雑なので、快適に過ごすならしっかりした作りのものがいいでしょう。
ネックピローは肌にも触れますから、肌触りなども気になります。肌触りが悪いと、一晩とはいえ肌にダメージを与えたくありません。できれば実際に試着して見るといいと思います。
また、荷物を少なくするために折畳んだり、小さく収納できるタイプをおすすめします。
目からの刺激は眠りを妨げます。機内の照明が落ちても、隣の人がライトをつけたり、パソコンやタブレットを使っていたりすると明るくて眠れません。
目元を暗くするだけでもリラックスできますし、何もないよりずっと眠りやすいので、寝つきの悪い人は持っていると便利です。
他人の話し声はもちろん、飛行機の機械音も意外と気になるものです。少しでもぐっすり眠るために、耳栓も持っていきましょう。
機内の乾燥対策
飛行機の中は空気がとても乾燥しているので、肌も乾燥しますし、喉や目も乾きます。
湿度は10~20%で、なんと砂漠以上に乾燥しているのだとか。乾燥から身を守るグッズは女性には必須アイテムです。
肌を保湿するためにもマスクが1枚あると便利です。もちろん風邪予防にもなります。
大きめのマスクをしておけば、自分の呼気でマスクの中は一定の湿度が保てます。ぬれたコットンを入れられる加湿タイプのマスクもあるので、のどを潤すならそのようなものもオススメです。
唇は粘膜で出来ていますが、乾燥にとても弱いので、長時間のフライトで何もしないとカサカサになってしまいます。
保湿効果の高いリップクリームを1本持っていきましょう。食事の後は汚れを落としてリップクリームで保湿することをお忘れなく。
手は比較的皮膚が厚いので気づきにくいのですが、洗うたびに乾燥していきます。トイレに行った後など、手の保湿のためにハンドクリームも持っていきましょう。
喉が乾燥するとウィルスに感染しやすくなってしまいます。こまめにうがいをしたり、何か飲んだりできればいいのですが、機内だとそうもいきません。
飲み物ばかり飲んでいるとトイレも近くなってしまうので、そんなときにはのど飴がオススメです。
機内でメイクを落とさないのは、メイクをしたまま寝るのと変わりありません。メイクをしっ放しだと肌も乾燥しますし、肌にも負担がかかります。
寝る前にはいったん軽くメイクを落とし、化粧水と乳液で保湿しておきましょう。普通のメイク落しでは時間も手間もかかるので、さっと落とせるシートタイプが便利です。
機内が暗くなって目立たなくなったら、シートマスクで保湿です。圧縮された固形のマスクなら荷物になりません。
化粧水を染み込ませて5分ほどパックします。これで乾燥対策はバッチリです。
肌と同じ、髪も乾燥します。寝る前に、洗面所で軽く髪の表面を濡らし、その後にヘアクリームを塗っておくだけでもかなり乾燥から髪を守れます。
長時間コンタクトのままだととても目が乾燥するので、寝る前にはいったん眼鏡に変えた方がいいでしょう。
乾燥するのは肌だけではありません。目もとても乾燥するので、できればドライアイ用の目薬があると便利です。
フライトが10時間を超えるようなら、1リットルくらいは水分を摂りたいものです。機内でも飲み物はもらえますが、こまめに水分を摂りたいので、自分でペットボトルを持っていった方がいいでしょう。
ただし、入国審査を終えてから買うようにしてください。液体は持ち込み制限があるので、事前に買っていっても手荷物として持ち込むことが出来ません。
せめて自分の周りの湿度を少しでもあげて、乾燥対策をしたい!というときに便利な携帯用加湿器。水を含ませて蒸発させるタイプやUSBでつないで使うタイプなど色々あります。
むくみや痛みを防ぐグッズ
女性は脚がむくみやすい人が多いと思います。飛行機の中でもこんなグッズがあったら足のむくみも気にしなくて済みます。
また、腰痛やお尻の痛みなどを防ぐグッズもあると便利です。
長時間同じ姿勢でいると脚がむくみます。それを予防するのが着圧靴下(タイツ)です。スパッツタイプもありますし、好みで形を選んでください。
飛行機に乗り込んだら早速装着。膝上くらいまでの靴下タイプなら、いつでも着脱できるので便利です。
関連記事:着圧ソックスを履くことで期待できる7つの効果&悪影響や注意点
足のむくみを予防するために、指がしっかり開く5本指靴下もおすすめです。丈のあるものにすれば冷え防止にもなります。
靴を脱ぐだけでも足が解放されてずいぶん楽になります。携帯用のスリッパやルームシューズに履き替えてリラックスしましょう。
荷物にしたくないなら、100均で使い捨てスリッパを買ってもいいのですが、海外のホテルだとスリッパがないこともあるので、しっかりした作りのものを1つ持っておくといいでしょう。。
暑いところへいくならビーチサンダルでもいいと思います。
フットレストとは足を支えてリラックスするためのグッズで、置くタイプと前の座席に引っ掛けるタイプがあります。
足を少し高くするだけでもむくみの予防になります。
長時間同じ姿勢で座っていると腰やお尻が痛くなると思います。その対策として、クッションがあると便利。腰のところにおいて座るとだいぶ楽になると思います。
クッションといっても普通のものだとかさばりますから、空気で膨らませるタイプのものがいいでしょう。
でも飛行機の中でわざわざ膨らませるのも嫌だとう人のために、今は自動で膨らむクッションが売っていますので、ぜひ使ってみてください。
気圧の変化で耳が痛くなってしまう人は、飛行機用の耳栓があると、あの痛みから解放されます。
防音効果は普通の耳栓よりやや劣りますが、ある程度の音は遮断できるので、睡眠用と兼ねてもいいかもしれません。
その他、あると便利なグッズ
機内で少しでも快適に過ごすために、これもあったらいいなというものをまとめました。
長時間のフライトだと食事が2回出ることも。さすがに歯を磨きたくなります。寝起きの口の匂いも気になりますから、スッキリさせるために歯ブラシセットを持っていきましょう。
洗面所に紙コップがない場合が多いので、コップつきのセットが便利です。
行く場所にもよりますが、日本と現地とでかなり気温差がある場合も。
それによって機内の温度もかなり違いますので、温度調節できるようにカーディガンやストールなどの羽織ものが1枚あるといいでしょう。
さらっとして保温性の高いシルクなどは1年中使える素材ですし、軽くて荷物になりません。肌触りもいいのでおすすめです。
こちらは便利というより、持っておくべきもの。入国審査や税務申告署など、機内で書類を書く時のためにボールペンは必須です。
借りることも出来ますが、時間が無駄にかかってしまうので1本持っていきましょう。
天候が悪いと飛行機が揺れて酔ってしまうこともあります。乗り物酔いしやすい人は往復分の酔い止めを持っていくといいでしょう。
退屈してしまったときにあると便利なのがタブレット端末です。本や動画などを入れておけば、しばらく楽しめます。
自分で音楽などを楽しむときに、機内に備え付けのイヤホンでは性能が悪く、遮音性がほとんどありません。
そうすると、自ずと音を大きくしなくてはならず、長時間大きな音で音楽などを聴き続けることになります。それは耳に良くありません。
ですから、音楽などを楽しむなら性能のいいイヤホンを1つ持っていくといいでしょう。
手や口を拭いたり、何かと便利です。
まとめ
海外に行くとなると、10時間を超えるような長時間のフライトは当たり前。
飛行機をホテル代わりにするようなものですから、少しでも快適に過ごしたいものです。
ついてからドッと疲れが出てしまわないように、便利グッズを揃えて楽しい空の旅を楽しんでください。