業務スーパーの冷凍コーナーで「チューロス」というスイーツを見つけました。
クックパッドのチラシ情報配信アプリ「トクバイ」に掲載されている商品のようで、価格がなんと105円(税込)と激安だったので、試しに買ってみることにしました。
チュロスとは
スペイン、モロッコなどのラテンアメリカで一般的に食べられている揚げ菓子です。
星形の形状には意味があり、丸い形状だと油で加熱すると、閉じ込められた水分が膨張して飛び散る危険性があります。
そこで星形にすることで、すばやく加熱ができ、さらに生地外に水分を放出できることから、膨張を回避できるというわけです。
ただの見た目のデザインなのかと思いきや、そのような理由があったんですね。
ちなみに業務用スーパーでは、チュロスではなく、チューロスという商品名で販売されています。
チューロスのレビュー
さすが業務用スーパー!これだけの量(500g)が入って105円(税込)ってすごくお得感があります。
しかも、輸入品とかではなく、国産の商品ですからね。
量が多くて価格も安いので、美味しいスイーツではないような…ちょっと不安もありますが、早速作っていきたいと思います。
チューロスを作ってみた
まずは基本となる方法で作っていこうと思います。
- チューロス 100g
- 油
1.油を180℃まで加熱します。
2.一気にまとめて入れるのではなく、くっ付きやすいので、1本、1本離れたところに入れください。
また、一度にたくさんの量を揚げる場合も、どうしても蜜着してくっ付いてしまいます。
※ただ、個人的な意見としては、自分たちで食べる分には、くっ付いたとして、油から取り出すときに離せばいいだけなので、そこまでシビアに考える必要はないのかなと思います。
3. ほんのりきつね色に変わりましたら、お互い重ならないように油切りをして、3~5分くらい阻熱を取れば完成です。
※最初は5分ほど揚げて、焦げ茶色になった部分があり、ちょっと揚げすぎた感がありました。
そこで2回目は3分30秒ほど揚げると、いい感じのきつね色になったので、すばやく取り出しました。
きつね色になってからの色の変化がすごく早いです。
まとめて揚げている人は、きつね色になっているなと気付いたら早めに取り出さないと、見た目がこげ茶色っぽくなってしまいますので、気をつけましょう。(あくまで見た目の問題であって、味自体は美味しいですよ。)
食べてみた感想
小麦粉以外に砂糖も主原料として入っているので、まずはそのままの状態で食べてみることにしました。
モチモチとした食感と甘味もあるので、そのままでも十分美味しいです。
味はオールドファッションドーナツに近いですが、ちょっと違うんですよね。
王道のドーナツといった感じで、昔食べたことのあるようなすごく懐かしい味がします。ただ、いつどこで食べたかが思い出せないのですが。
チョコレートシロップをかけてみた
家にあったショコラオランジュシロップという、チョコレートにオレンジピールが入ったシロップをかけてみました。
もともと甘みのあるチューロスに、さらに甘いチョコレートシロップを重ねるので甘ったるくなるかと思っていましたが、甘ったるさはなくて、すごく美味しかったです。
チョコレート系のドーナツは多いので、やはりトッピングとしての相性はすごくいいですね。
シナモンシュガーをかけてみた
チューロスの定番トッピングであるシナモンシュガーをかけてみました。
上から振り掛けるのではなく、阻熱をとったチューロスをジップロックなどの袋に入れてから、シナモンシュガーを振り掛けます。
そして、シャカシャカと振って、全体にシナモンシュガーをまぶすことができれば完成です。
やっぱりシナモンシュガーのトッピングは合いますね!何本でも食べられそうです。
ラム酒シロップをかけてみた
ラム酒シロップをかけてみ美味しいとネットで見つけたので、試しに作ってみることにしました。
ラム酒シロップの作り方は簡単で、ラム酒小さじ1、ハチミツ大さじ1、レモンの絞り汁小さじ1を混ぜ合わせるだけです。
うーん、どうなんだろう。レモンのさわやかな感じが出ていて、悪くはないんですけどね。
なんとなく油っぽさも感じて、もう1回トッピングとして使ってみようとは思いませんでした。
バターと砂糖をかけてみた
チューロスを揚げて少し予熱を取った後にバターを塗ります。そしてジップロックに砂糖とチューロスを入れてよく振れば完成です。
味はご想像通りです。シナモンシュガーも好きですが、個人的にはチューロスのトッピングとしては一番おいしかったです。
シナモンシュガーの大人向け、バターと砂糖は子供向けにおすすめのトッピングといったところでしょうか。
チューロスを揚げないで作れるのかを検証してみた
チューロスといえば、揚げ菓子ではありますが、当然揚げると油を吸収するので、カロリーがアップします。
そこでチューロスを揚げないで作ることはできないのか、試しに作ってみることにしました。
グリル編
魚焼きグリルにアルミホイルを敷いてから、チューロスを置いて焼いてみました。
設定は、少し弱めの10分で焼いてみましたが、7分くらいでなかの様子を見てみると、少し表面が焦げていたので、慌てて加熱を止めました。
見た目はふにゃふにゃで、食べてみると表面は焦げているけど、火が通っていない感じで、魚焼きグリルでは難しいかなと思いました。
電子レンジ編
耐熱容器にチューロスを置いて、600wで3分加熱しました。
電子レンジにかなり水滴がついていて、水分がかなり飛んでいる様子です。
食べてみると、すごくカチカチになっていて、味は商品名を忘れましたが、甘い和菓子を食べているようでした。
耐熱容器に蓋をして加熱するとまた違っているかもしれませんが、油で揚げるチューロス の味とは程遠いですね。
フライパン編
フライパンに小さじ1ほどの油を敷いて、温まってきたらチューロスを置きます。
弱火で加熱しながら、1分30秒ごとに3回ひっくり返し、計6分で加熱を止めました。
食べてみると、チューロスが油を吸っただけで、ベチャベチャして不味かったです。
オーブン編
上のチューロスには表面に油を塗っています。加熱した後に違いが出るのかも見ようと思います。
170℃に予熱したオーブンで25分焼きました。
油を塗った方はあまり焼き色が付いていません。
食べてみると、表面はカリッとしているものの、中は柔らかくて、食感としてはフライドポテトを食べている様なイメージでしょうか。
油で揚げた時のように、中がカリッとしないので、チュロスとは違うかなと思いました。
ちなみに、油を塗ったチューロスも、塗らなかったチューロスも、味や食感に違いはありませんでした。
もしオーブンで加熱して食べるのであれば、何も塗らない方がカロリーは低いので、油など塗らずにそのままオーブンで加熱する方がよいですね。
きな粉をまぶしてみた
阻熱をとったチューロスをジップロックなどの袋に入れて、きな粉を全体にまぶしてみました。
今回オーブンで焼いたチューロスだったので、中は柔らかいこともあって、きな粉棒を食べているような感じでした。
チューロスの詳細をチェック
原材料 | 小麦粉、砂糖、デキストリン、乳糖を主要原料とする食品、ショートニング(大豆を含む)、食塩/甘味料(ゾルビトール)、ベーキングパウダー |
栄養成分表示(100gあたり) | エネルギー 171kcal、たんぱく質 3.9g、脂質 1.8g、炭水化物 34.9g、食塩相当量 0.4g |
原産国 | 日本 |
内容量 | 500g |
価格 | 105円(税込) |
原材料面
食パンのようにパン酵母は含まれていませんが、原材料としてはパンとそれほど大きな違いはないのかなと思います。
またスペインで食べられている揚げ菓子ということで、スペインからの輸入品なのかと思っていましたが、国内で宮城製粉という会社が製造していますので、少し安心かもしれませんね。
成分面
油で揚げて食べるスイーツですので、油分のカロリーが別途プラスされます。
材料によって油の吸収率は異なりますが、重量×15%を目安にすれば、チューロスが吸った油の量がわかります。
油1gあたりのカロリーは約9kcalなので、油の量に9kcalを掛ければ、油のカロリー量を算出できます。
例えば、100gのチューロスを調理する場合の吸収された油のカロリー分は、以下のようになります。
吸収した油分のカロリーを算出
100g(重量)×15%(油の吸収率)=15g
15g(油の吸収量)×9kcal(油の1gあたりのカロリー)=135kcal
チューロスを揚げた時の合計カロリーを算出
チューロス(100g)=171kcal+吸収した油のカロリー=135kcal
チューロスを揚げると、100gで306kcalになります。さらにトッピングによってもカロリーは変わってきます。
価格面
500g入りで105円(税込)とかなり激安価格です。
ちなみに食パン(4枚切り)が1斤で約370gなので、4枚切りの食パン5枚相当の量です。
まとめ
こんなに色々なトッピングが楽しめて、1袋105円ってかなり経済的ですね。
食べ盛りなお子さんがいるご家庭なら、一度試してみる価値はあるかもしれません。
ただし、食べだすと止まらなくなるので、チューロスを油で揚げる場合は、食べ過ぎてカロリーオーバーにならなように気をつけましょう。