気温が高くなると、海岸での潮干狩りシーズンが始まります。
特にゴールデンウィーク時期は、テレビで潮干狩りを楽しむ家族の姿がよく映し出されます。
初めて潮干狩りをする方やあまり経験がない方は、どのような服装や靴が適切か迷うかもしれません。
海岸の気候や水辺の条件を考えながら、適切な靴を選ぶことが大切です。
本記事では、「潮干狩りには長靴かサンダル、どちらが適しているのか?ビーチサンダルやクロックスは使用に適しているか?」といった疑問に答える形で、潮干狩りにふさわしい靴の選び方を解説します。
潮干狩りに適した靴の選び方について
潮干狩りに最適な靴を選ぶ際に重視すべき3つのポイントは以下の通りです。
- 安全性
- 歩きやすさ
- 洗いやすさ
これらの基準に基づいて、長靴やサンダルを始め、ビーチサンダルやクロックス、使い古しのスニーカーなど、さまざまな選択肢を考慮しましょう。
安全性の重要性
海辺へのお出かけではビーチサンダルを選ぶ人が多いですが、潮干狩りには不向きです。
潮干狩りの際には貝殻がたくさん落ちていることを覚えておいてください。
破損した貝殻や岩場が多い場所では、足を露出すると怪我をする危険性が高くなります。
海にサンダルで入ると、波に流されるリスクもあります。
歩きやすさの重要性
潮干狩りでは、砂浜や海岸を歩くことが多いです。
砂浜は歩くのが難しく、トレーニングにも使われるほどです。
適切でない靴を履いていると、潮干狩りに集中できないことがあります。特に子供たちは裸足で歩くことが多く、足を怪我する可能性があります。
洗いやすさの重視
潮干狩り後の靴の洗いやすさも重要です。
潮干狩りが終わった後、車に乗る前や家に帰ってから靴を洗うことが必要になります。
使い捨てが可能な靴なら、潮干狩り後にそのまま捨てることができますが、洗って再使用する場合は、洗浄が面倒なこともあります。
潮干狩り後の手間を省くためにも、洗いやすい靴を選ぶことがポイントです。
これらの点を踏まえて、潮干狩りに適した靴を紹介していきます。
潮干狩りの際に適した靴は長靴かサンダルか?
潮干狩りにおける足元の選択には「安全性」が重要です。
その点で、長靴は高い評価を受けています。もちろん、海と聞いてサンダルを思い浮かべる人も少なくないでしょう。
サンダルは歩きやすく、洗いやすいのが利点です。
しかし、安全性の観点から見ると、サンダルより長靴が推奨されます。
潮干狩りは足を長時間水に浸す活動で、サンダルでは足が水ぶくれになるリスクがあります。
また、しゃがんで作業する際にサンダルに砂や貝が入り、足を傷つける可能性もあります。
ただ、短時間の潮干狩りであれば、サンダルでも十分な場合があります。
一方、長靴は水深がある場所や岩場での潮干狩りに適しています。
歩きにくさはあるものの、安全性を優先するならば長靴が適しています。
ビーチサンダルやクロックスを潮干狩りで使う際の問題点
潮干狩りでビーチサンダルを使用するのは安全性の面でおすすめできません。
足を傷つけるリスクが高いからです。
さらに、海辺で過ごすとき足が冷えやすく、特に季節によっては海風で寒さを感じることもあります。
潮干狩りに適した時期には、気温の変動が大きいこともあります。
クロックスに関しても、ビーチサンダルと同様に、足を十分に守るのが難しいです。
確かに歩きやすさや洗いやすさは魅力ですが、穴が開いているため、砂や貝殻が入り込みやすく、歩行時に不快感を感じることがあります。
海に入るときは、クロックスが脱げやすいのも不便です。
ビーチサンダルやクロックスでは、寒さ対策や安全性の面で心配が残ります。
そのため、マリンシューズの使用を推奨します。
これらはビーチサンダルやクロックスよりも安全性が高く、マリンアクティビティ専用にデザインされています。
安全性、快適な歩行、簡単な洗浄性を兼ね備えており、潮干狩りだけでなく、夏の海や川での遊びにも最適です。
真夏の潮干狩りにウエイダーは熱中症になるから、ぬれるの覚悟でマリンシューズ買いました。
ワークマンで^^
えーと、ワークマンプラスには置いてませんでした。
ワークマンで探してね^^#ワークマン #ワークマン女子 pic.twitter.com/U6sLVuG3uM— どんぐり料理研究家/どんぐりキノコ研究所 (@kurousaleon) July 5, 2022
今話題のワークマンにもマリンシューズ売ってるんですね。
ちなみに子供用のマリンシューズは、ダイソーに300円で売っていました。
潮干狩りでの履物として靴下や古いスニーカーはどう?
潮干狩りをする際、靴下や普段使いのスニーカーを選ぶ人もいます。
特に古くなったスニーカーは、汚れても気にならないため便利です。
安全性や歩きやすさを兼ね備え、脱げにくいため潮干狩りに集中しやすい点が魅力です。
ただし、靴下のみでは安全面でのリスクがあります。
また、「地下足袋(じかたび)」を選ぶ意見もあり、これは特に岩場などでの使用に向いており、安全性が高いことで知られています。
漁師さんからも推奨されるとのことです。
地下足袋は、砂に埋もれても抜けやすく、歩きやすいのが特徴です。
今さら遅い情報ですが、潮干狩りは長靴でもなくサンダルでもなく、地下足袋がベストな足装備です。
有明海のような干潟の泥(ガタ)では機動性に天と地ほどの差があります。
丸先タイプ(写真の黒)ならそんなに見た目の抵抗はないかも。#潮干狩り pic.twitter.com/X8nHMZwwMH— めがです【2024令和最新版】 (@megadeth0907) May 5, 2015
ただし、洗いやすさに関しては、ビーチサンダルやマリンシューズと比較すると少し手間がかかるかもしれません。
まとめ
潮干狩りの際には、「安全性」「歩きやすさ」「洗いやすさ」を重視した履物の選択が重要です。
ビーチサンダル、クロックス、マリンシューズ、スニーカー、地下足袋など、選択肢は多いですが、個人的には使い古したスニーカーやマリンシューズがおすすめです。
特にスニーカーは、慣れ親しんだ履き心地で潮干狩りに没頭できるでしょう。
潮干狩りは楽しいですが、夢中になり足元の危険を見落とすこともあるため、安全には特に注意が必要です。