ムカデは特に9~10月頃になると活発に活動するのですが、ムカデは夜行性で暖かい隙間を好むため、布団の中に侵入して人を咬むことがあります。
噛まれるとかなりの痛みを感じることがあり、赤く腫れ上がることも。
確かに夜行性なので、電気が付いた明るい場所であれば、出てくるのをためらう可能性がありますので、多少は安心して寝れるかもしれません。
そこで今回は、以下の内容をまとめてご紹介していきます。
- ムカデが明るい場所を避ける理由
- ムカデが家で出ないための対策
ムカデが明るい場所を避ける理由
ムカデは基本的に夜行性の生き物で、暗い場所を好む傾向があります。明るい場所を避ける理由をご紹介します。
保護色
ムカデの体色は土や木の色に似ているので、暗い場所にいると自然の敵や捕食者から見つかりにくくなります。
乾燥を避ける
明るい場所は直射日光が当たることも多く、ムカデは乾燥を嫌います。
湿度の高い暗い場所を好むのは、乾燥から身を守るためでもあります。
隠れる習性
ムカデは石の下や木の間などの隠れ家を好む生態を持っています。
これは敵から身を隠すため、また獲物を狙うための習性として進化してきたものと考えられます。
こういった理由から、電気がついた部屋では出にくく、寝れると言われるわけです。
ベットで寝たらムカデは寄ってこない?
布団に侵入してくるリスクがあるため、特に夜は警戒が必要です。
「ベッドで寝る方が床よりも安全なのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、実はベットも床も変わりません。
壁をスムーズに移動できるムカデにとって、2段ベッドであっても高さは障害にはなりません。
木や家の壁を登れますので、高い場所であってもどこでも現れるのです。
ただ直接床に布団を敷くよりは、滑らかな金属の脚を持つベッドの上で眠る方が、ムカデの侵入を少しでも避けることができるかもしれません。
ムカデが家で出ないための対策
寝ている時にムカデと遭遇したくないがために、電気をつけっぱなしで寝るというのは健康には良くありません。
そこで次は、家でムカデが出ないための対策についてご紹介していきます。
家でムカデをよく見かけるなら、ムカデが住みやすい環境が整っているという可能性が高いです。
湿度を好むムカデは、湿った場所や暗くて狭いスペースを好みます。
家の中でよくムカデが見られる場所には、
クローゼット
ホコリが溜まりやすく、湿気がある暗い場所で、物の隙間に隠れることが可能。
キッチン
シンク下には排水管などがあり、細くて柔らかいムカデは排水の中を自由に移動でき、また食べ残しなどがあるため食源としても理想的です。
浴室
湿度が高く、人の髪の毛などの食源が存在するため、快適に過ごすことができます。
などが挙げられ、家の環境がムカデにとって快適であることが分かります。
ムカデが家で出ないための対策として、以下のようなものがあります。
隙間を塞ぐ
ムカデが家の中に侵入するための隙間や穴を見つけて、それを塞ぐことが重要です。
窓やドアの隙間、壁のひび割れ、換気口など、細かいところまでチェックしましょう。
湿度を下げる
ムカデは湿度の高い場所を好みます。
家の中の湿度を下げるために、除湿器や換気を利用して、特に地下や浴室などの湿度が高い場所の湿度を管理することが有効です。
清潔に保つ
家の中を清潔に保つことで、ムカデの餌となる小昆虫などの生息を抑えることができます。
特にキッチンやゴミ箱の周りは注意が必要です。
屋外の管理
家の周りの草むらや腐葉土、積み木などを取り除き、ムカデの住みやすい環境を無くすことも重要です。
殺虫剤
ムカデ専用の殺虫剤やバルサンなどを利用して、家の入口や隙間などに定期的に散布することで、ムカデの侵入を防ぐことができます。
天然の忌避剤
カユカやヒノキの精油はムカデが嫌うと言われています。
これらの精油を含むアイテムを家の中に置くことで、忌避効果を得られる可能性があります。
ペットや鳥の餌の管理
ムカデは小昆虫などを餌としていますが、ペットや鳥の餌も魅力的に感じる場合があります。
ペットや鳥の餌は、きちんと密封して保管し、食べ残しはすぐに片付けるようにしましょう。
これらの対策を行うことで、家の中でムカデを見かける確率を大きく減少させることができます。
まとめ
家にムカデが住みつかないための対策を行って、電気を消して安心して寝れるような環境作りを心掛けてください。