絵の具で肌色を作る場合、使用する絵の具の種類や質、お求めの肌色のトーンやニュアンスによって変わります。
今回ご紹介するのは、アクリル絵の具や水彩絵の具を基にした一般的な方法です。
またアクリル絵の具とポスターカラー別に色の配合比率も一緒にご紹介していますが、比率は大まかなものになります。
色を混ぜる際の具体的な比率は、使用する絵の具のブランドや種類、そして希望する肌色のトーンや明度によって変わります。
自分の目的に合わせて、試行錯誤しながら調整してください。
絵の具で肌色を作る方法(白あり)
1.白と赤を混ぜて、明るいピンク色を作ります。
2.そのピンク色に少量の黄色を加えて、オレンジがかった色に調整します。
3.もしさらに暗くしたい場合は、非常に少量の茶色や黒を加えて調整します。
・アクリル絵の具
白:80%、赤:10%、黄色:10%
・ポスターカラー
白:80%、赤:12%、黄色:8%
1.赤、黄色、茶色を混ぜて、オレンジがかったブラウン色を作ります。
2.その色に白を加えて、明るさを調整します。
・アクリル絵の具
白:60%、赤:20%、黄色:10%、茶色:10%
・ポスターカラー
白:65%、赤:18%、黄色:12%、茶色:5%
1.茶色の絵の具に、少量の赤と黄色を混ぜます。
2.必要に応じて白で明るさを調整するか、黒でさらに深みを出します。
・アクリル絵の具
茶色:50%、赤:25%、黄色:20%、白:5%
・ポスターカラー
茶色:55%、赤:20%、黄色:15%、白:10%
1.白、黄色、茶色を混ぜ、中間的な肌色を作ります。
2.必要に応じて赤や黒を加えて、色のニュアンスを調整します。
・アクリル絵の具
白:70%、黄色:15%、茶色:10%、赤:5%
・ポスターカラー
白:75%、黄色:15%、茶色:5%、赤:5%
色を混ぜる際は、最初は少量から始め、徐々に色を加えて調整してください。
特に暗い色(黒や茶色)は強いので、少しずつ加えるように心掛けましょう。
実際の肌色には多様な色合いやトーンがあるので、参考にしながら自分の求める色を追求してください。
絵の具で肌色を作る方法(白なし)
白を使わずに肌色を作る場合、赤、黄色、青(または緑)の基本的な色の組み合わせを用いて色の調整を行います。
以下は、白を使用しないでアクリル絵の具とポスターカラーで肌色を作る方法です。
アクリル絵の具の場合
1.赤と黄色を2:1の比率で混ぜてオレンジ色を作ります。
2.このオレンジ色に青を少し(例えば、オレンジの1/10程度)加えて調整します。
青を少量加えることで、オレンジ色がややニュートラルな色合いになり、肌色に近くなります。
1.赤と黄色を2:1の比率で混ぜて、深いオレンジ色を作ります。
2.青を少し加えて調整します。
1.赤、黄色、青を2:1:1の比率で混ぜて調整し、濃い茶色のような色を作ります。
1.赤と黄色を3:2の比率で混ぜて、中間的なオレンジ色を作成します。
2.このオレンジ色に青を非常に少量(例えば、オレンジの1/15程度)加えて調整します。
青の代わりに緑を使用すると、より暖かみのある肌色を作成することができます。どちらの色を使用するか、またどれだけ加えるかは、希望する肌色の色合いや深さによって調整してください。
絵の具を少量ずつ混ぜながら色を確認することが重要です。必要に応じて、各色の量を微調整して目的の色合いを得ることができます。
ポスターカラーの場合
1.赤と黄色を3:2の比率で混ぜてオレンジ色を作ります。
2.このオレンジ色に青を少し(例えば、オレンジの1/10程度)加えて調整します。
1.赤と黄色を3:2の比率で混ぜます。
2.この色に青をさらに少量加えて調整します。
赤、黄色、青を3:2:1の比率で混ぜます。
1.赤と黄色を4:3の比率で混ぜて、暖かみのあるオレンジ色を作ります。
2.このオレンジ色に青を非常に少量(例えば、オレンジの1/15程度)加えて調整します。
以上、アクリル絵の具とポスターカラーの絵の具で、肌色を作る方法についてでした。