アロンアルファが手や指先につくと、液が固まってカサカサした感じで気になりますよね。
接着力が強いのでなかなか取れず、ムキになって剥がそうとすると、皮膚を傷めてしまうこともあります。
そこで今回は、アロンアルファが手や指先についてしまった時の状況別の取り方をご紹介しています。
アロンアルファーで指同士がくっ付いてしまった方も、解決策をご紹介していますので、参考にして頂ければと思います。
アロンアルファが手についた時の状況別の取り方
アロンアルファが手についたときの状況別の取り方についてご紹介します。
指に付着して固まってしまったケース
お湯を使って取る
問い合わせが多いからだと思いますが、アロンアルファの公式サイトにも載っている取り方です。
手順と補足は以下の通りです。
1.やけどしない程度の40℃くらいのお湯を洗面器に溜めて、手をしばらく浸けて温めておきます。
2.手が温まってきたら、ゆっくりと前後にもむような感じで取っていってください。
手を温めておく理由は、汗をかかせることで、はがれやすくなるからです。
専用リムーバーを使う
アロンアルファーをはがすとき用の専用リムーバー「アロンアルファはがし隊」という商品が販売されています。
入ってる成分は有機溶剤(97%)アセトンとエタノールなので、下で紹介している除光液とほとんど同じようなものですね。
出典:amazon.co.jp
アロンアルファが付着している部分に「アロンアルファはがし隊」をつけて、ゆっくりと揉むことで取ることができます。
アセトン入りの除光液を使う
100均などに売っているアセトン入りの除光液をコットンに含ませて、指についたアロンアルファーに、優しくトントンと染み込ませてください。
2~3分置いておくと、硬くなったアロンアルファと指の間にアセトンが入り込んで分解し、ねばっとした状態に戻りますので、ティッシュなどで拭き取ってください。
最後に、肌に負担がかかっていますので、ハンドクリームなどを塗ってケアしてください。
※アセトンは、強い引火性と高い揮発性があります。
火災につながる危険性がありますので、ストーブなどの近くで使わず、通気・換気のよい場所で使うようにしてください。
自然に取れるまで待つ
付着したアロンアルファーを無理に剥がそうとしたり、軽石などで削ったりすると、皮膚を傷めてしまう恐れがあります。
特に手の甲は皮膚が薄いので危険です。
上の方法で取れない場合であっても、2~3日そのまま放っておくと、新陳代謝によって自然に剥がれていきます。
指同士がくっついて取れないケース
アロンアルファーが誤って指同士にくっついてしまった時の取り方もご紹介しておきます。
基本的には、上で紹介した方法と同じです。
アロンアルファーの公式サイトには、指同士がくっついた時の取り方は載っていませんでした。
ですが、「セメダイン 3000ハイスピード」という商品を使って、指同士がくっ付いてしまった時の取り方の動画がありました。
「アロンアルフア 一般用」と「セメダイン 3000ハイスピード」は、どちらも主成分がシアノアクリレートなので、参考になると思います。
手順と補足は以下の通りです。
1.ぬるま湯につけて、手をつけて温めてから、くっついた指同士をゆっくり前後に動かしたりして、もみこんでください。
ちなみに、前後に動かす時に、角のある鉛筆などを間に差し込んで、ゆっくりグルグル回すことで、比較的簡単に取れることもあるようです。
参考ページ:日本接着剤工業会
2.指同士が離れたら、今度は指についている接着剤を取っていきます。
アセトン入りの除光液をコットンに含ませて、優しくトントンと染み込ませていくと、はがれ落ちていきます。
面倒だからとぬるま湯につけず、そのままの状態で無理やり剥がそうとしたり、指と指の間にカッターなどを入れて接着部分を剥がそうとしないでください。
肌を傷つけたり、怪我をする恐れがあります。
アロンアルファーが手につかない為の予防策
アロンアルファーを使う前に、ハンドクリームなどを塗っておくと、指につきにくくなります。
その理由は、ワセリンやセタノールといった油分がハンドクリームに含まれています。
その油分が皮膚をコーティングして膜ができるため、仮にアロンアルファが指についたとしても簡単にはがすことができるというわけです。
まとめ
アロンアルファの取り方については、公式で紹介されている、お湯で温めてから取る方法が一番安全だと思います。
簡単にできますので、手に付いたカサカサが気になる方は、ぜひ試してみてください。