「ヴァレンタイン」と「バレンタイン」のどちらも、日本においてはチョコレートを贈る行事として認識されています。
「ヴァレンタイン」の英語でのスペルは、【Valentine】です。
スペルは同じですが、元々の言葉や意味合いには違いがあります。
ヴァレンタインとバレンタインの違い
ヴァレンタイン
毎年2月14日に祝われる西洋の祭日を示す言葉で、愛する人への感謝や愛情を示す日とされています。
バレンタイン
「ヴァレンタイン」が日本で独自にアレンジされ、特に女性が男性にチョコレートを贈る文化として定着したもの。
日本においては「バレンタインデー」と言えばこの独自の文化を指すことが多いです。
元々の西洋の祭日を指す場合は「ヴァレンタイン」、日本のチョコレートを贈る文化を指す場合は「バレンタイン」と使われることが多いです。
しかし、日常会話の中ではどちらも同じ意味として使われることが多く、特に厳格な区別が求められるわけではありません。
セントヴァレンタインがバレンタインデーの由来だった
「セントヴァレンタイン」とは、”Saint Valentine” の日本語の音訳です。”Saint” は「聖」という意味で、キリスト教の聖人や殉教者を指す言葉です。
「セントヴァレンタイン」や「聖バレンタイン」として知られるのは、古代ローマ時代のキリスト教の殉教者で、複数の聖人がこの名前を持っていました。
最も有名な伝説のひとつには、ローマ帝国の時代にキリスト教を宣教していたヴァレンタイン司祭が、皇帝の命令に違反して兵士たちの結婚式を執り行い、後に捕らえられて処刑されたという話があります。
2月14日のバレンタインデーは、このセントヴァレンタインの命日として記念されるようになりました。
この日に恋人たちが愛を確認し合う習慣や、チョコレートやカードを贈り合う習慣は、中世のヨーロッパから始まり、次第に世界中に広まっていきました。
以上、ヴァレンタインとバレンタインの違いや由来についてでした。