夏のビーチに欠かせないものといえば日除けです。パラソルもいいですが、小さな子どもがいるなら落ち着いて休めるテントのようなものがあった方が便利です。
でも、テントなんて持ち歩きも不便だし、設営するのも大変なのでは?と思うかもしれませんが、今は軽くて出すのも収納も楽なテントが色々あります。
海水浴に持っていくのに、使いやすくて便利なテントをご紹介します。
海水浴に使うテントでおすすめのタイプは?
初めてのテント選び。色々な種類がある中で、どんなタイプを選べば良いのでしょうか。
サンシェードテント
サンシェードテントは、日差しを遮ることが目的のテントです。屋根部分しか布がないものもあれば、しっかりと全体を覆うタイプのものもあります。ただ、小さくてすべて覆ってしまうタイプのものは中が結構高温になります。
サイドがメッシュになっているタイプや脇が開いているタイプだと風通しも良いので、暑さを凌ぐこともできるでしょう。
日陰を作るだけではなく、締め切って使うことが出来るので中が見えないようにすることも可能なテント。着替える場所がない時に更衣室代わりになるので便利です。
ただ、一般的なサンシェードテントと比べると重いものもありますし、ポールを立てて設営するタイプだとやや大きくなります。
広げるのが簡単で、袋から出すだけでパッと広げることが出来ます。テントの設営に慣れていないママでも使いやすいタイプです。
袋から出してビーチに広げ、ロープを上に引くだけで簡単に設営できるワンタッチタイプもおすすめです。ポップアップタイプよりもややしっかりした作りのものが多いです。
ワンタッチタープ
ワンタッチタープは布とポールが別になっているタイプ。ポールを立ててから布をかぶせて屋根を作るイメージなので、設営は若干手間がかかります。
ただ、風通しが良いことと、かなり広く使えるものが多いので、家族全員でゆっくり休むことが出来るというメリットがあります。
サンシェードと違って高さもあるので椅子に座って休むことも出来ますから、食事もしやすく、本格的に海のレジャーを楽しみたい!という方におすすめです。
着替え用テント
着替えをすることに特化したテントもあります。海の家などを借りるのが面倒、という方にはおすすめです。ワンタッチで広げることができて、立ったまま着替えが出来ます。
ワンタッチタープだと丸見えで着替えがしづらいので、1つあると便利かもしれません。
海水浴に使うテント選びのポイントは?
森の中でキャンプをするのとは違い、海水浴で使うテントは「暑さ」や「紫外線」の対策が出来るかどうかもポイントの一つです。
用途を考える
テントの目的を、日差しを遮り涼しくその中で過ごせれば良い、と考えるか、しっかり閉めて中で着替えもしたいのか、それによっても選び方が違ってきます。
- 家族で横に寝られる広さ
- 食事も出来るくらいの広さ
- 立って動けるくらいの高さ
- 通気性は欲しいが着替えも出来るようなもの
など、テントに何を求めるか、ということを考えるのが大事です。
ただしあれこれと機能を追加するとその分大きくなり、重くもなります。車からビーチまで運ぶのに3kgを超えるものだと少し大変です。ですから、どんな機能が1番欲しいかという「使う目的」を絞った方がいいでしょう。
例えば荷物置き場として使ったり、お子さんが休憩できればいいのならそれほどの大きさは必要ないので、1〜2人用で十分です。
ただ、家族3人で横になりたい、中で食事もしたいとなると、3〜4人用の少し大きめのものが必要になります。
とにかく紫外線をなんとかしたい!という方は、単に日差しを除けるだけでなく、紫外線をカットする生地が使われているものがおすすめです。
ホームセンターなどで激安で売っているものは軽くていいのですが、布がすぐに破れてしまうなど、耐久性が心配な場合があります。布はある程度の厚みがあった方が安心です。
また、しっかりとペグで固定できるようになっているかどうかもポイント。風で飛ばされてしまったりすれば、破けたり穴が開いてしまうこともあるからです。
タープはサイドシート(フラップ)付きがおすすめ
ワンタッチタープは骨組みに屋根がついているイメージですから、日中はよいのですが、日が傾いてくると日差しをまともに受けてしまいます。
日差しを受けるようになった時にそれを遮るための、横に付けるシートは必須です。
初めてならポップアップ式が便利
ビーチテント初心者にはポップアップ式がおすすめです。なんといっても設営が楽。ビーチについてパッと広げることが出来るので、暑い中、テントが出来るまでの待つ時間を短く出来ます。
ドーム型のテントはポールが金属でできているためにどうしても海風で錆びやすくなりますが、ポップアップ式はワイヤーを使っていることが多いので、その心配もありません。
海水浴で人気のおすすめのテントは?
テントは形や機能が色々ありますが、その中の何を重視するかによって選び方も違ってきます。目的別のおすすめテントをご紹介します。
紫外線もしっかりカットしたい!
海で一番気になるのは紫外線です。暑さを凌いで日陰を作るだけでなく、紫外線もカット出来るもテントのおすすめはこちらです。
出典:amazon.co.jp
紫外線A波は96.2%、紫外線B波は99.9%カット、トータルでは97.4%の紫外線をカットできます。とにかく日焼けしたくない!という方におすすめのテントです。
高機能な新素材サンシールドを採用しており、熱を遮る「遮熱効果」もあります。
価格:4980円
出典:amazon.co.jp
生地は薄いですがしっかりと紫外線をカット。UVカット率93%以上、耐性性は1500mm以上なので、日除けも雨よけもしっかりできます。
フルクローズタイプで着替えやオムツ替えもしやすいですが、後部の窓はメッシュタイプなので通気背にも抜群です。テントには珍しい花柄なので、子どもが他のテントと間違えてしまわない!というメリットも。
収納バッグはショルダータイプになっているので手で持つことなく肩にかけて運ぶこともできます。テントの内側には取り外し可能なメッシュ棚がついているので、タオルをかけておくことも出来てとても便利です。
価格:5940円
とにかく軽いものがいい!
強風には弱いですが、日陰が出来ればいいという方は軽さで選ぶといいでしょう。持ち運びが楽なもの、軽いものがいいという方におすすめのテントです。
出典:amazon.co.jp
1〜2人用の小さなサイズですが、重さが約900gで持ち運びが便利です。ビーチだけでなく、公園遊びなどにも持っていける軽さです。
定価:5400円
出典:amazon.co.jp
重量がおよそ1kgと軽量で、シンプルな作りのサンシェードですが、UVカット率は93%以上、裏側にシルバーコーティングが施されているので温度の上昇も抑えます。
フルクローズで着替えも出来るタイプです。
定価:6000円
作りがしっかりしたものがいい
軽いのもいいけれど、やはり耐久性が心配なので、ある程度作りがしっかりしていて長持ちするものがいい、という方におすすめのテントです。
出典:amazon.co.jp
タープですが、フレームを広げてロープを引くと一人でも設営が出来るようになっています。重さは5.6kgありますが、キャリーバッグに収めるとおよそ1.2mほどの長さになり、肩にかけて持ち運び可能です。
日除けができるフラップが1枚ついています。スチールフレームなのに5.6kgという軽量なのも嬉しいところです。
価格:9980円
大人が二人で持って広げるだけ、という簡単さ。250cm×250cmと広いので、ビーチでもゆったり過ごせます。
生地にシルバーコーティングがされているので、遮熱効果もあり、お子さんを暑さから守ります。
価格:6600〜15400円
(シートの枚数やフレームの素材によって選んでください)
デザインがおしゃれなものがいい
テントって地味なデザインのモノが多くて、どうにもテンションが上がらない、日差しさえ除けられればいいから、機能よりもデザイン性を重視したい!という方におすすめのテントです。
ピンクストライプやサックスのドット柄など、ちょっと可愛らしい柄のテントですが機能は本格的。シルバーコーティングで暑さも防ぎながらUVカットもできるサンシェードです。
価格:4980円
出典:amazon.co.jp
テントとパラソル、タープのいいとこ取りをしているのがこの商品。しかもデザインがオシャレ。
でも傘の形だと風に飛ばされるのでは?と心配ですが、そこはきちんと対策されています。風穴が開いているのと、2カ所にメッシュの窓がついているので、風通しが良くなっているのです。
やや小さめですが、お子さんとパパ、ママ3人くらいでしたら十分休憩できる広さです。
価格:16,000円
着替え用テントが欲しい
テントは天井が低いので着替えがしづらい、タープだと丸見えなので着替えをするときだけのテントが欲しい、という方におすすめの着替え用テントです。
出典:amazon.co.jp
ワンタッチで開き、片付けも簡単。災害時などは着替えはもちろん、トイレとしても使えるので、1つあると便利かもしれません。風が強い時にはペグで固定できるので、飛ばされる心配もありません。
定価:4280円
海水浴でテントを使う時に知っておきたい事は?
デザインや機能性でテントを選んだら、使う前に知っておいた方が得なこと、また、使う時に一緒にこんなものがあったら便利、というグッズもご紹介します。
収納方法も考える
初心者には「広げやすい」という点でポップアップ式をおすすめしましたが、実はものによって収納するのが難しいというデメリットがあるのです。
ですから、実際に使う前に、設営の仕方と収納の仕方を両方練習しておいた方がいいでしょう。
軽いものは風で飛ぶ
持ち運びが楽なように、と軽いタイプのサンシェードを購入した場合、ビーチの風が強いと飛んでしまう可能性があるので注意が必要です。
飛ばされそうな心配があるときは、とりあえず重し代わりにスーパーの袋などに砂を入れて中に置くなどの対処をしましょう。
出典:u-oak.com
テントを固定するための「ペグ」という杭があります。軽いテントでもペグで固定できるタイプなら飛ばされる心配はありませんが、ビーチは砂なので普通の真っ直ぐなものだと固定しづらいのです。
ビーチには砂地専用の「サンドペグ」というモノを使うと便利です。幅の広いものはスクリュータイプのものがあります。
価格:1512円(4本セット)
テントの中が砂まみれにならない工夫
海に入ってからビーチを歩いて戻ってくれば、どうしたって砂が身体につきます。テントに入る前にいくら拭いたとしても完全に落とすことは難しいでしょう。
しかしそのままテントに入れば中が砂まみれになってしまいます。そんな時に砂でテントの床がザラザラにならないグッズがあります。
出典:amazon.co.jp
二層織りのメッシュ構造になっていて、上から落ちてきた砂は下に通り抜け、かつ、下から入ってくる砂は入ってこないという優れものです。
これをテントの中に敷いておけば、砂まみれになることはありません。しかも水分も吸収しないのでいつでもサラサラ。うっかり飲み物などをこぼしてもすべて下に通り抜けます。
価格:5980円(2人用)
中で座る椅子があると便利
出典:amazon.co.jp
テントの中でくつろぐ時に、ちょっと寄りかかれるものがあると便利です。そんな時に使いたいのが座椅子です。
アルミフレームの丈夫な座椅子もありますが、こちらの座椅子はとにかく軽いのがメリット。およそ500gなので持ち運びも楽々です。
定価:3240円
帰ったらしっかり砂を落とそう
その場では砂がついたままとりあえず収納し、帰宅してからもう1度広げて砂を洗い落とし、陰干ししてから収納すると、翌年もキレイな状態で使うことが出来ます。
まとめ
一口にテントといっても、こんなに種類があります。とにかく軽さを重視するのか、中にいるときの快適さを重視するのかなど、使う目的によって選び方も変わってきます。
ただ、最初からあまり機能にこだわらず、子どもが小さいうちは持ち運びがしやすいもの、大きくなってきたら、中でゆっくり出来るような作りのしっかりしたものなど、子どもの成長にあわせてテントも進化させるといいかもしれません。