16歳の豆柴で口臭や目ヤニなどがひどかったことがきっかけで、動物病院で診察してもらことになりました。
その後も何度か動物病院で診察してもらったものの、ハッキリとした原因がわからず。
それから1ヶ月くらいしてから、口内に穴が開いているのが見つかり、恐らく頭部の腫瘍が原因で、骨や肉を溶かして目から口内まで貫通してしまったのではないかという結論に至っています。
口の中に穴が開いているので、ご飯を食べようとしても咳混み、食べるのが苦しいせいか、丸1日食べない日もあります。
うちの場合は、病気を完治させる為の治療ではなく、もう手の打ちようがないことから、少しでも痛みを緩和させる為のケアを行っているような状態なので、ご飯を食べないというよりは、食べれないというが正しいと思います。
ただご飯を食べないことには、どんどん痩せて弱っていくので、以下のような対処を行っています。
病院で点滴をしてもらう
ご飯を食べてくれないので、1~2日に1回のペースで点滴を受けに行っています。
その時の状況に合わせて、便が出ていない時は、出やすくなる成分を入れてもらったりもしています。
ただ、点滴は万能ではなく、ビタミンなど最低限の栄養しか入っていないので、点滴さえしていれば何も食べなくていいというわけではないようです。
糖分に関しては、点滴では入れることができず、糖分が不足すると、エネルギー不足で疲れやすくなって、臓器に障害が起こる可能性もあります。
なので、飲み水にハチミツやシロップなどを混ぜたものを飲ませたり、舌に練乳などを少しつけて、少しでも糖分を補給させてあげることが大切です。
シリンジで栄養剤を与える
鼻から管を通したりといった方法もあるようですが、左側の目から鼻、口にかけて腫瘍による影響を受けていることから、右の鼻に管を通すのは危険ということでおすすめできないとのこと。
そして、シリンジでの栄養剤の補給をすすめられました。
病院内で獣医に試してもらうと、シリンジから舌の奥に入れた栄養剤を飲んでいたので、この方法を行うことにしました。
病院から処方されたのは、「ロイヤルカナン クリティカルリキッド」という流動食です。
手に置いてみるとドロッとした豆乳のような感じで、少し舐めてみましたら豆乳っぽい味じでした。
管を使わずに、シリンジで口の少し奥に入れて飲ませるという感じです。
飲ませる際のポイントは、口の横からシリンジで少し入れてあげたら、口元から手を離して飲んだら、またシリンジで口の中に入れての繰り返しです。
あまり上に向けると喉の変なところに流動食が入って苦しくなる恐れがあるので、できれば立った状態か、お座りした状態で、顔は平行な状態で与える方がいいようです。
下の写真では、少し上向きでシリンジを入れていますが、これくらいでしたら、むせたりせずに、飲ませることができました。
根気よく、少しずつ、与えることが大切です。
あまり無理に入れたり、すぐに続けようとすると、嫌がったり、警戒して歯を食いしばられると、なかなか入れることができなくなるので、気をつけましょう。
ちなみにこの「ロイヤルカナン クリティカルリキッド」、いま通っている動物病院では、1本1,080円(税込)でした。
気になってネットで検索してみると、そこまで価格に開きはないですが、通販だとちょっと安いですね。
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数百円ではありますが、毎日続けて利用するなら、結構大きな額になるかもしれません。
うちの場合は、1日1本も飲むことができず、いつ飲まなくなるかもわからないので、動物病院で購入しています。
あと、ステロイド系の注射を打つと、食欲増進作用があるようで、その日は咳込みながらも食べてくれて嬉しく思うのですが、翌日からはまた食べなくなってしまいます。
食欲増進といっても一時的なもので、腎臓など他の臓器への負担が大きいので、医師とのご相談の上で処方されます。
まとめ
老犬がご飯を食べなくなる場合、年齢的な問題もあるかもしれませんが、何か病気が隠れている可能性もあります。
うちの場合は、口臭がはじまりで動物病院に行って、歯周病による炎症という診断から、わずか数か月で左目が見えなくなり、ご飯も食べれない状態になるまで、とても早かったです。
ちょっと前まで階段をピョンピョン自分で登ったり降りたりしていたのが、本当につい最近のように頭の中に思い浮かびます。
話が脱線してしまいましたが、丸1~2日食べない状態が続く場合は、何も異常はないかもしれませんが、一度動物病院で診てもらってはいかがでしょうか。