ゼニカルを購入する前に確認を!6つの副作用&控えた方がよい人

カプセル健康

皆さんゼニカルって知っていますか?日本でも一時期話題になりましたよね!?

食べた脂肪がそのまま出てくる魅惑のダイエット薬として今でもオンラインショップなどで購入でいますが、意外と知らないのがその副作用なんです。

ここでは、ゼニカルとはどのような薬でどんな副作用があるのかその注意点や、ゼニカルの賢い使い方を紹介します。正しく使用してダイエットしましょう!

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ゼニカルとは?

薬剤師

元々は、スイスのホフマン・ラロシュ 社が開発した脂肪吸収阻害剤です。主要成分は「オルリスタット」と呼ばれ、全世界中で大流行しました。

理由は、「脂肪が体内で分解・吸収されずにトイレで出るのを自分の目で見れる」からなんです!

ゼニカルのメカニズム

膵臓からリパーゼと呼ばれる脂肪分解酵素(脂肪をエネルギーにするまで分解し、腸に吸収させる働きがあります)が出ているのですが、ゼニカルはそのリパーゼを働けなくし脂肪を分解させなくします

消化酵素であるリパーゼが働かなくては脂肪を取り込めないため、脂肪はそのまま体外へ排出されてしまいます。簡単に図を書くと以下のようになります。

[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”] 通常

脂肪→リパーゼが作用→脂肪酸+モノグリセリド(油の仲間)→腸へ吸収→エネルギー+余った分は貯蔵(脂肪分)

ゼニカルを服用

脂肪→吸収されず脂肪のまま体外へ

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とは言っても、食べた物の全ての脂肪が排出されるわけではなく、30%ほどが阻害されて体外に出されるだけです。

しかし、肥満治療にも十分有効であり、海外では現在でもBMI【身長(m)÷体重(kg)÷体重(kg)】が30以上の人には治療薬として実際に病院でも使用されています。

ゼニカルによる副作用は?

胃痛の女性

そんなに効果があるものならばぜひ試してみたい!と思う人も多いと思います。しかし、そこで知っておかなくてはいけないのがゼニカルの副作用です。

ゼニカルは強力な作用がある薬の分だけ副作用もかなりあるんです。ここでは、主な副作用6つを紹介していきます。

油性便・脂肪便

汚い話なのですが、おならでも油が出てしまい下着やズボンを汚してしまいます。コントロールできればいいのですが、全くコントロールが効かないため、ゼニカルを使用する上で1番の問題になっています。

胃腸の痛み

ゼニカルを食事前の空腹時に飲むのがいいのですが、かなり胃を荒らします。また、脂肪がそのまま吸収されないで腸を通過するため胃腸のズキズキしたような痛みが出る場合があります。

胃や腸の膨満感や不快感

ガスが溜まっているような、絶えずお腹が張っているような不快な感覚がします。

アレルギー反応

吐き気をする女性

ゼニカルの主成分であるオルリスタットにアレルギーを持っている人がいます

しかし、日本では医師の処方箋以外では購入できない薬なので、病院で事前に検査できるということは稀であり、自分がアレルギーがあるかどうか分からずに購入し飲んだ後に気が付くというような場合もあります。

そのような場合には、以下のような症状がでますので直ぐに病院へ行ってください。

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  • 吐き気がする
  • 発疹やじんましんのような紅斑ができる
  • 飲んだ後に息が苦しいような感じがする
  • 飲んだ後頭痛や頭がボーとする感覚がある
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日本人ではまず無いようですが、以上のような場合は緊急を要するので救急車で病院へ直ぐに行き事情を説明してください。

肝機能障害

稀にですが、重篤な肝機能障害は肝移植が必要になる場合もあります。そのため、ゼニカルを飲んで以下のような症状が続く場合は飲むのを直ぐに止めてください。

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  • 手の平や体が痒い
  • 全身がだるい
  • 手足や目の白目が黄色くなってきている
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腎機能障害

こちらも稀にですが、腎機能が元々弱い人はゼニカルを飲む場合に注意が必要です。腎機能の場合には以下のような症状に気を付けてみて下さい。

[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]
  • 手足がむくむ
  • 背中が張るような痛みを感じる
  • おしっこが出にくい
  • だるい
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その他にも、おしっこの色がおかしいような場合には病院へ行き、事情を説明してください。

ゼニカルを控えた方がよい人は?

注意

ゼニカルはメディカルダイエットと呼ばれるダイエットを指導を行っている病院へ行くと検査をした上で処方してくれます。

しかし、多くの方はオンラインショップで購入してしまう為、禁忌(持病や既往歴のためにゼニカルを飲んではいけない人)の人も飲んでしまい、重篤な副作用を引き起こしてしまう可能性が高いです。

そこで、以下のような人たちは使用を控えることをおすすめします。

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妊娠中・授乳中・妊娠しているかもしれない女性
現在の研究では胎児にどのような影響があるのか分かっていません。
胆のうに異常がある人
胆のうはリパーゼで分解された脂肪を乳化する酵素が出ている場所なので注意が必要です。
肝臓や腎臓が弱い人
重篤な副作用がでる可能性が高いです。
アレルギーを多く持っている人
ゼニカルでもアレルギー反応が出る可能性が高いです。
持病を持っている人(喘息や糖尿病など)
飲んでいる薬とどのような反応を起こすか分かりませんので、担当の医師に相談することをおすすめします。
痩せている人
肥満症の人はゼニカルでも効果が出やすいですが、元々痩せている人はあまり効果がありません。

その他にも、12歳以下のお子さんなどは成長期のために使用できません。

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ゼニカルの賢い使い方を紹介

パソコンをしている女性

ゼニカルの副作用は理解できたと思います。しかし、効果の出やすい薬なのだから賢く使わない手はありません!

そこで、ゼニカルを使う際におすすめの方法を紹介します。賢く使用しダイエットに利用してしまいましょう!

使用するときは生理用ナプキンも使用する

男性にも言えることですが、急な油の排出(おならと一緒に出てしまう)は生理用ナプキンで汚れを漏らさないようにします。

また、薬を飲んでから1日経たないと油は出ないので、飲んだ次の日から止めた2日間後までは生理ナプキンをお尻に当てて下着や洋服が汚れるのを防ぎましょう!

薬を飲んだ日は食物繊維も一緒にとる

食物繊維

食物繊維は、腸内で分解せずに通過する脂肪を吸着してくれる働きがあるので、腸の負担を軽減してくれます。そのため、油の排出や胃腸痛などの軽減にも役に立ってくれます(便として出てくれます)

油の多い食事の日だけのむ

毎日ゼニカルを飲んでも脂肪分が少ない食事の場合には意味がありません。そこで、焼肉やラーメンなど脂肪分の多い食事をする日にだけ飲むと効果抜群です。

炭水化物を控えるとさらに効果アップ

脂肪分はゼニカルで排出してくれるので、この機会に炭水化物の量を減らしたり炭水化物ダイエットなどを取り入れると、さらに減量がはかどります。

男性でふだんから脂肪分の多い食事をしている人などは、1か月で10㎏近い減量ができてしまった人もいます。また女性でも4~5㎏は十分減量できるので、脂っこい食事が好きな人にはおすすめです。

まとめ

ゼニカルは、脂肪分解酵素の働きを阻害して脂肪を消化・吸収させないで体外に排出する薬です。その効果が強い分副作用も強く、使用に際しては様々な注意点があります。

しかし、ゼニカルを賢く使用すれば大幅な減量も可能なので、使用するコツをつかみ上手く利用してみてください。