汗っかきの人にとっては悩みの種である脇汗。夏はもちろん、冬でも暖房がきいていると汗をかいてしまうので、汗染みが気になります。
そんな脇汗を予防してくれる脇汗パッドについて、おすすめの市販品や自分で作るもの、代用として使えるものはあるのかについてご紹介します。
さらに実際に脇汗パットを使われていた方に対して、使われている商品や使用感についての体験談を、ミセスライフ運営事務局で独自調査を行い、答えて頂きました。
市販の脇汗パットでおすすめのタイプは?
市販の脇汗パッドにも色々なタイプがあります。
衣服に貼るタイプ
汗を吸ってくれる上にさらっとしているので使い心地も良いパッド。汗だけでなく脇の蒸れ感も気になる人におすすめです。価格は500~1000円程度です。
服の脇部分をしっかり伸ばしてパットを貼ります。パットの中心を脇の縫い目に合わせると脇をしっかりカバーできます。
汗の量が多い人はパットの脇から漏れてしまう可能性もあるので、その際は少しずらして2枚重ねにするといいでしょう。
価格が安いことと、服に直に貼るので制汗剤や制汗クリームを同時に使うことが出来て、脇汗を抑える効果を高める使い方が出来るという点がメリットです。
消臭効果のあるパットを使えば、脇汗を吸収しつつ、脇の臭いも抑えてくれます。
激しい動きをするとずれやすいのと、白いシャツだとパットをつけていることが透けて見えてしまうかもしれないのがデメリットでしょう。
1日デスクワークであまり動かない人には良いかもしれませんが、接客業などで動きの多い人はずれやすいかもしれません。
また、繊細な生地の服ですと、繰り返し粘着シールを貼る、はがすを繰り返すことで布を傷めてしまうことがあります。
使われていた方の体験談
アンケートに答えて頂くと、衣類に貼るタイプが圧倒的に多かったです。商品としては、大半の方が小林製薬のRiff あせワキパットを使われていました。参考にしてみてください。

これを付けていると服に脇の臭いが付くのを抑えてくれます。多汗症ではないので、これ一枚で真夏でも一日中快適です。

消臭効果もあるようですし、夏場は重宝しています。
サラサラが続くので脇に貼っていることで不快感もありませんが、うまく貼らないとグシャグシャになってしまいます。
服のしわをのばして貼れば問題ないのですが、慣れるまで少し時間がかかりました。

服につけるタイプはそこにつけていますよーというのがすぐバレるので、ジャケットなど羽織るもので隠す必要があります。
またこのリフのパットは長時間つけていると服から剥がれて丸まることが多く、少し使いにくかったです。

衣服にうまく貼り付けられたときは使い心地はよいですが、汗の量が多いときには汗ジミが衣服にはみ出ることもあり困ります。また貼り付けるときにズレてしまうこともよくあり、結構コツが必要。
ただそれらのことがあっても、やはり洗って何度も使うものよりは手軽さが優先されます。

汗が引くのを待って外してしまいます。ちょっともったいない使い方ですが、効果は得られていたと思います。
匂い漏れや汗シミが衣類につくことはなかったです。

ただ、少しでも貼る場所を間違えるとカバーしきれないのと、粘着力が強いので剥がす時にたまに衣服に粘着面が残って剥がしにくく、大変な思いをすることがありました。

私の使っている服に直接貼るタイプは、色が数種類あり、服の色に合わせて購入しています。
白ブラウスに白の脇汗パッドを貼ると目立ってしまうので、肌色を選び目立たなくなるので重宝してます。
また、高価なスーツの時も直接脇が触れないが、服の傷みを減らすために脇汗パッドを貼っています。おかげでクリーニングの時に汗取り加工をしなくても変色などなく次のシーズンも着れました。
使い捨てですのですぐ張り替えられるし、衛生的なのでよく使っています。

モカベージュは、白いシャツなどにも目立たなくて、つけていることが分からないのでよいです。貼るときには洋服がよれないようにきれいに貼ると外からでも分かりません。
夏場は電車のつり革などでワキ汗が気になるので、汗ワキパッドをつけているだけで安心です。

そして値段もお手頃ですし、洋服を着た時に汗脇パットをつけていることを忘れてしまうような着け心地があり、この商品が1番好きです。

ほのかに香るので、匂いがきついのが苦手な私には、ちょうどいいです。
衣服によっては、はがれやすいのが、少し不便です。

一番吸水性に優れていて付けていて安心感があります。持った時の丈夫さはありますが、分厚くもなく使いやすいです。

暑いと余計に、汗の臭いも気になるところですが、その面に関しても抑えてくれるのでいいです。

肌色なので衣類に張り付けても目立たないし、よほど薄いブラウスでない限り、貼っていることは分かりません。
問題があるとすれば、はがす時に衣類を傷めてしまいそうになることです。

使用してみると、薄くて表面が凸凹しているので肌触りが良く、付けているのを忘れるくらい快適です。また、消臭成分が入っているので臭いの不安がなく過ごせます。
商品の説明にもあるのですが、汗染みは脇の前側にできやすいので、中心より2センチ前にずらして貼るのがポイントです。
また、この製品にはホワイトもありますが、透けにくいモカベージュを選んでいます。

抗菌消臭効果もありますので、汗かきな私にとって、夏の必需品です。衣服からも剥げにくいので安心です。
以前少し安い大手スーパーのPB商品を買ってみましたが、汗で表面のシートと貼り付けるシートがよれて剥がれそうになりました。やはりこちらの小林製薬のリフが一番良いと思います。

特に冬場はヒートテックで以外に汗をかいているので重宝してます。
長年使っていますが、吸い取りがよく、汗じみしないし、テープの張り付きもいいので問題ないです。
お徳用だと、800-900円なのでコスパ的にもまあまあなカンジです。

衣類が身体にぴったりフィットする形のものなら、脇からズレずに使えるのですが、ゆるいシルエットのものだと、パッドのない部分に汗が付いてしまうこともあります。
そこだけは気をつけるようにすることを心がけています。

キレイに衣類に貼ることが難しく、ごわごわした肌触りです。また、擦れる音もするのが気がかりです。
なので、あまりパッド自体を使用しなくてもよい、黒や紺などの衣類を着ることが多いです。

外出時に持ち歩くのも便利で、いざという時の為にカバンに入れてあります。また、コストパフォーマンスがいいのも魅力です。
どんな服でも目立たないナチュラルベージュを使用しています。

無香料だから臭いも気になりません。

汗ジミが気になり、仕事にも支障がでてきまうほどだったので、使い始めました。
衣類に貼るタイプなので、使用後、汗ジミが気になることがなくなり、仕事にも集中でき、無くてはならない必需品となりました。

アウターに響かない厚さ(1mm)なので年中通して利用していますが薄いので、貼った後よれている(皺になっている)事もあります。
肌に直に貼るタイプ
脇の下に直に貼るシートタイプもあります。価格は1000~2000円程度、服に貼るタイプと比べると若干コストが高めです。
透明なフィルムを脇の下に貼ります。汗を吸い取るというよりは、脇汗そのものを抑える感じです。これも、1枚で汗の量を抑えきれない場合は少しずらして2枚重ねにしてみてください。
服に貼るタイプだとずれてしまうことがありますが、肌に直に貼っているのでその心配がありません。服の上から見ても目立たないのでばれにくいというメリットもあります。
大きな絆創膏を貼るような感じなので、貼るのも簡単です。服にシワが寄って貼るのが面倒だった人にはこちらの方がおすすめかもしれません。
透明もしくは肌色で目立たないので、ノースリーブなど袖がないものを着る時でも使えます。ただし、全く見えないわけではないので、あまり腕を上げないように気をつけてください。
はがす時に痛みを感じる人もいるようです。使っている時はあまり違和感を感じないのですが、肌が弱い人だとはがした時にかぶれてしまう場合も。本格的に使う前に、1度試しに小さく切って貼ってみた方がいいかもしれません。
また、脇汗の量が多い人は途中で剥がれてしまうこともあるようです。
使われていた方の体験談
直接張るタイプは、肌へのリスク面を考えると、あまりいらっしゃらないのかなといった印象ですね。残念ながら、使われている方はいらっしゃいませんでした。
繰り返し使えるタイプ
上の2つのタイプは使い捨てでしたが、繰り返し使えるタイプの脇汗パッドもあります。洗って何度も使えるので経済的です。中に保冷剤を入れることが出来るタイプもあります。
価格は1500~3000円程度ですが、繰り返し使えることを考えるとコスパは悪くないでしょう。
ブラジャーのヒモにひっかけて使うタイプと、肩掛けタイプがあります。ブラジャーを着けない人やブラつきのキャミソールなどを着ている人は肩掛けタイプがおすすめです。
洗えば繰り返し使えるという点がなんといっても一番のメリットです。2~3枚持っていればしばらく使えるでしょう。防臭&抗菌効果もあり、汗の臭いも防いでくれます。
布製で幅も広いので広範囲に汗をカバーすることが出来ます。吸収量も多く、たくさん汗をかく人でも安心です。
パットとブラジャーのヒモをつなぐ留め具がプラスチックなので、壊れやすいというデメリットも。ただ、その場合はブラジャーのヒモに通してしまえば問題なく使えるようです。
それから腕が太めの方ですと少し締め付け感があるので、体型によって合う、合わないがあるかもしれません。
使われていた方の体験談
肌に直接張るタイプ同様に、使われている方はいらっしゃいませんでした。
インナータイプ
毎回貼ったりつけたりするのが面倒な人におすすめなのがインナータイプです。キャミソールタイプ、タンクトップタイプ、ボレロタイプなど色々あります。
服の下に着るだけです。脇汗パッドの大きさや吸湿性、吸水性など布地によっても違いますし、デザインが色々あるので服に合わせて選んでください。
シルク製やリネン製は若干お値段が高くなりますが、肌にも優しい素材なので、敏感肌や乾燥肌の人にもおすすめです。
下着として着るだけなので装着が簡単です。脇だけでなく背中の汗なども吸収してくれます。
ジャストサイズのものを選ばないとパットがずれやすいということがデメリット。特にキャミソールタイプなどはずれやすいです。
ずれが心配な人は腕の部分もあるボレロやTシャツタイプの方がおすすめです。
使われていた方の体験談

こちらの商品を使う前は脇汗を気にしていましたが、このインナーを見つけてからは脇汗の臭いとかに気にせず暑い日を過ごしています。

大きいパッドなので、脇の下の身体側と腕側の方の汗もバッチリ吸い取ってくれます。
接触冷感・吸汗速乾素材なのでムレも防いでくれます。消臭効果も期待できます。

キャミソールタイプは、肩紐が調整可能で自分の脇に合わせることができるので、汗をしっかり吸い取ってくれます。

さらにシートを使ってることがわかるようなズレ方だったりしたので、それからはインナータイプのものに変えました。
生地もしっかりしていて、ズレる心配がないので安心です。

エアリズムは涼しくて着心地もよいのですが、この脇汗を防ぐ布の部分がワイシャツの汗の染みるところになかなかフィットしないので、このキャミソールだけを着るより服に貼るタイプの方が確実に防げると思います。
脇汗パットの作り方は?
脇汗パットを買いに行くのが恥ずかしい、使い捨ては不経済だと感じる人は自分で作ってみませんか。
素材選びが重要
汗をしっかり吸い取る吸水性と、脇が蒸れないように吸湿性にも優れた布がおすすめです。布は1枚ではなく、市販のパットのように何枚か重ねて作ります。
直接肌に当たる部分は肌触りがよく、かつ、汗をよく取る素材。ガーゼやリネンなどがおすすめです。
汗を吸い取るには吸水性に優れたタオル地など。使い込んだタオルの方が水分をよく吸い取るでしょう。臭いが気になる人は消臭タオルなどを使うのもおすすめです。
服に当たる部分は汗を通したくないので防水性のある布を使います。防水加工を施した綿、ポリエステル生地など、手芸店で購入できます。
作り方
布が決まったら裁断をして縫っていきましょう。
まずは型紙作りです。脇の形に合わせたいのですが、これまで使っていた脇汗パッドがあればそれを元に型紙を作りましょう。なければ何度か脇の下に紙を当てながら、好みの形に型紙を作ってみてください。
それを元に3種類の布をカットします。縫って作る場合には1cmの縫い代を取って裁断してください。裁縫の基本は裁断ですから、ここまでは慎重に作業をしてください。
ミシンで縫い代の線の少し内側を縫っていきます。並縫いにするとどうしても後から糸が出てきてしまうので、ジグザグ縫いなどの機能を使って縫った方がいいでしょう。
縫い終わったら、縫い目に合わせて縫い代をカットします。
ミシンがない人や縫うのが苦手な人はアイロンで接着するバイアステープを使うのがおすすめです。
3枚の布がずれないように待ち針で止めるか、しつけ糸で仮止めをして、周りにバイアステープをアイロンでつけていきます。その際カーブの部分はよれやすいので、丁寧にアイロンをかけていきましょう。
使い方
そのままではずれてしまうので、装着する時は両面テープで服に貼付けます。もしくはスポーツ用のインナーを着るとピッタリ密着するのでテープで貼付けなくても大丈夫です。
脇汗パットって代用できるものはないの?
脇汗パッドの買い置きがない、市販のパットでは満足できない、そんな時に代用できるものをご紹介します。
大きめのハンカチを脇の部分に当てるだけです。夏はちょっと難しいですが、袖つきの肌着を着ている時に使える方法です。ずれが心配な場合は両面テープで貼付けましょう。
汗が少なければおりものシートでもいいのですが、おりものシートは幅も細いですし、吸湿性には優れているものの、吸水性を考えると生理用ナプキンの方がおすすめです。
普通の日用の薄手の小さいサイズを使えば脇からはみ出ることもなく、しかも粘着性もありますから動いてもずれにくいしょう。
お肌が弱い人は布ナプキンもおすすめです。リネンやネル、コットンを使った布ナプキンは肌にやさしく、かつ、吸水性と吸湿性もあるので脇汗パットの代わりになります。
これも普通の日用の少し薄めの羽のないタイプを使えばごわつかないでしょう。
まとめ
脇汗は恥ずかしいだけでなく、服にもシミが出来てしまいますから何としても防ぎたいものです。
汗の量が普通なら服や肌に貼るタイプがおすすめです。多い人は繰り返し使えるタイプやインナータイプ、もしくは自分で好みの素材で作った方がいいかもしれません。
ご自分の汗の量や季節に合わせて色々使い分けてみてください。