一見つるつるのビニール肌は、キメが整っているのではなく極度に皮膚が薄くなってしまっている状態です。
1度なってしまったビニール肌は、改善するにも多少時間がかかります。でもあきらめないで!ポイントは角質層を復活させること。「がんばりすぎないスキンケア」で、元のお肌を復活させましょう!
ビニール肌をセルフケアで改善させる方法は?
これまでのスキンケアを見直すことでビニール肌は改善できます。手間をかけすぎていたスキンケアをちょっと「手抜き」すればいいんです。
刺激を与えないクレンジング
メイクは肌にとっては汚れでしかありませんので、すぐにでも落としたいところですが、強い洗浄力をもつクレンジングは肌に刺激となってしまいます。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]オイルタイプのクレンジングはメイクも皮脂も落としすぎるのでビニール肌の人には向いていません。使うなら、クリームタイプ、ミルクタイプを使いましょう。
軽いメイクなら、乳液をたっぷりつけてくるくるとなじませるだけでも十分落ちますよ。もしくはホホバオイルなど天然100%の植物オイルを使います。
メイクとなじませたら、ティッシュで吸い取らせるようにして拭き取ります。くれぐれも、ごしごしとこすらないように!
クレンジングと洗顔、毎日繰り返しているとそれはそれで刺激になってしまいます。
化粧下地にフェイスパウダーをはたいておくだけにするなど、クレンジングをしなくても落ちるくらいの薄いメイクにしてみましょう。お湯で落ちるミネラルファンデなどもおすすめです。
どうしてもカバーしたいところがあれば部分的にコンシーラーを使うなどして、全体的に薄いメイクを心がけます。
[/surfing_su_note_ex]刺激を与えない正しい洗顔方法
洗顔はすごく大事ですよ!朝晩の洗顔の時にも注意が必要です。洗顔ひとつで肌は本当に変わりますから、ちょっといつもより時間をかけて、丁寧に洗ってみて下さい。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]顔を洗うときのお湯の温度はどのくらいですか?お風呂と同じくらいの温度にしていませんか?
40度くらいのお湯では、顔には熱すぎます。顔に使うお湯の温度は30度前後が適温だといわれていますが、手でさわってみてちょっと冷たいかな?と思うくらいの温度がいいでしょう。
熱すぎるお湯では、それだけで皮脂を取りすぎてしまいますから、お風呂でシャワーを浴びながら、顔も一緒にごしごし洗う、というのはNGです。
普段使っている洗顔料も、敏感肌用の低刺激のものに変えましょう。
スクラブ入りや酵素洗顔は毎日やるものではありません。週に1~2回で十分なものを毎日使っていると角質を落としすぎてしまいます。ビニール肌になってしまったらいったんストップしましょう。
顔を洗うときは手の平一杯にたっぷりと泡を立てて、肌にのせた時に手が触れないくらいの厚みの泡を作ります。
顔を洗うのは「泡の力」で汚れを落とすのであって、手でこすって落とすのではありません。しっかり泡立てて洗えば刺激にはならず、汚れをしっかり落とすことが出来ます。
タオルはガーゼなど出来るだけ柔らかい素材のものを使いましょう。そして、タオルで「拭く」のではなく、「水分を吸い取らせる」ようにすれば良いのです。
ごしごしこすらずに、優しく押し当てるようなイメージで。洗顔からこのふき取りまでの工程を見直すだけでも、数日で効果を実感できるはずです。
[/surfing_su_note_ex]低刺激なスキンケアを
顔を洗ったらすぐに保湿です。洗い終わった直後から乾燥は始まっているので、放置せずに水分補給をしてあげましょう。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]化粧水もアルコール入りなど刺激の強いものは使わずに、敏感肌用や乾燥肌用の低刺激なものを使うようにします。
角質の水分を補給したいので、セラミド入りなど保湿効果の高いものがおすすめです。
化粧水を塗るときはコットンを使わずに手を使いましょう。手の平にとった化粧水は両手でしっかり温めてから塗ります。これだけでも浸透力がずいぶん違ってきますよ。
塗るときもゴシゴシこすらずに、化粧水を肌の奥に届けるようにしてやさしくハンドプレスを。温かい手で塗ってあげるのがポイントです。
[/surfing_su_note_ex]肌断食で角質培養
ビニール肌の人におすすめなのが「肌断食」。食事をしないのが断食、スキンケアをしないのが肌断食です。過剰なスキンケアで角質が薄くなってしまっているので、今度は何もせずに角質が復活するのを待つのです。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]基本的に化粧品を一切使わない、これが肌断食です。ぬるま湯で顔を洗う以外は化粧水などの基礎化粧品も使わず、メイクもしないようにします。
しかし、仕事をしていればまったく化粧をしないのも難しいですよね。そのようなときは、お湯で落ちるタイプのコスメを使いましょう。
ただしごく薄く塗るようにして、眉毛やまつ毛などポイントメイクに絞ってもいいでしょう。
肌断食の期間の目安は3日~2週間です。この間は、極力スキンケアはしないこと。メイクもしなくていい日はしないことです。どうしても乾燥が気になるときは、ごく薄くワセリンを塗るのはOKだそうです。
平日にどうしてもメイクをせざるを得ない人は、まず金曜日~日曜日までの3日で試してみましょう。ただし、きちんと期間を取って行った方が効果は高いのは普通の断食と同じです。できれば3日といわず、しばらく続けてみて欲しいです。
日焼け止めも塗らない方がいいので、家からでないですむ日は引きこもっていた方が良さそうですね。
肌断食を始めると、「モサ」とよばれる角栓がニョキニョキでてきます。これは角質が育ってきている証拠なので、肌断食がうまくいっているということ。
見た目にも美しくなく、取ってしまいたい!と思いますが、そこはグッと我慢です。ちょっと辛い時期ですがここを乗り切ることが大事。絶対に無理に角栓を取ったりしないで下さい。
角質が育ってくれば自然に落ちていきますので、ぬるま湯で顔を洗う時にも決してごしごしこすらないように。
普通のダイエットと同じように、急激な変化はリバウンドを起こします。せっかく肌断食をしたら、終了後も過剰なスキンケアに戻らないようにして下さいね。
低刺激なものを使ったシンプルなスキンケアで肌本来の保湿力を取り戻すようにしましょう。
[/surfing_su_note_ex]発酵食品を摂って腸内環境改善
肌にトラブルを抱えている人は便秘がちな人が多いものです。肌は内臓の鏡。そして人体最大の臓器です。特に腸の状態が一番現れるところです。
肌のバリア機能回復にはスキンケアなど外側からのケアはもちろん必要ですが、善玉菌を増やすなど腸内環境を改善することで回復をサポートしてくれます。
下記のような発酵食品を食事で取り入れることを意識しつつ、足りない場合はサプリメントなどを使って上手に補うようにしましょう。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”] [surfing_su_list_ex icon=”icon: check-square” icon_color=”#3893db”]- ヨーグルト
- チーズ
- 乳酸菌飲料
- 納豆
- ぬか漬け
ビニール肌を皮膚科など病院で治療する方法は?
ビニール肌がひどくなってしまったら、セルフスキンケアで改善するのも限度があるかもしれません。また、自分でやるのは自信がない、という方は皮膚科を受診してみましょう。
肌の状態にもよりますが、「治療」ということになれば健康保険が適用されることもあるので、1度相談してみるといいですね。
皮膚科で処方される薬
皮膚科を受診すれば、肌質などもしっかり見ながら適した治療方法を提案してもらえます。素人では判断できないことも、原因から対処法まで教えてもらえるので、再発を防ぐことも出来るでしょう。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]皮膚科では保湿剤である「ヒルドイドソフト」という塗り薬が処方されることが多く、チューブタイプやローションタイプがあります。
子どもの乾燥肌などにも使われている優しい薬なので、もちろん顔にも使えます。とにかく余計なことをせずに保湿をするということですね。
肌の状態によっては漢方薬やビタミン剤などが処方されることもあります。肌の改善は数日ではなく数週間、場合によっては数ヶ月かかりますから、自己判断で治療をやめたりせずに、指示通りに薬を服用することがとても大切です。
[/surfing_su_note_ex]まとめ
肌は日々生まれ変わっています。今ビニール肌だったとしても、必ず健康な新しい肌が生まれてきますから、決してあきらめないで!
これまであれこれと肌を甘やかしてきたことがビニール肌の原因です。ここは少し放置して、肌が自分で成長する力を信じてあげましょう。
元の肌に戻るまで少し時間がかかりますが、あきらめずに根気よく肌質改善を続けていって下さい。
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