ネイル関連の市場規模は、2000億円を越え、男性専用のネイルサロンもあり、爪のケアは身だしなみの一つとして当たり前の時代になりました。
そこで11月8日のソレダメ!では、「割れやすい」「深爪してしまう」といった爪のトラブルを防ぐ為のケアの仕方として、爪を切るタイミングや正しい切り方などについて教えてくれました。
爪が割れる、ついつい深爪してしまうと、爪トラブルで悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
爪の悩み・トラブルで多いのは?
町の人に爪に関する悩みについて聞いてみると、下記のような爪トラブルで悩まれていました。
- だいたい、いつも深爪する
- 割れちゃう、つやがなくなっちゃう
- 年のせいか二枚づめになってしまう、すぐに割れちゃったりする
- 端っこからピリッていっちゃう
また、ライフメディアが行った爪についての悩みはありますか?というアンケートでは…。
- 割れやすい
- 縦線や横線が入る
- 巻爪
- 深爪をしてしまう
- 二枚爪になりやすい
- 爪の形が悪い
- 爪の色が悪い
特に、割れやすい(24.6%)、縦線や横線が入る(20.0%)という悩みが多いようです。
爪トラブルにある共通点
爪に詳しい済生会川口総合病院の高山先生によると、上記のようなトラブルにはある共通点があるとのこと。
爪が割れるとか二枚爪などのトラブルは、主に乾燥や水分不足が原因で起こりやすいそうです。
つまりこれからの空気が乾燥するシーズンは、爪のトラブルが増え、大きなダメージを受けやすくなるのです。
爪のケアの新常識
冬場の家事で起きやすい爪トラブルは?
水仕事をしていて、爪が二枚爪や割れ爪になるのは、乾燥が関係しているとのこと。
食器洗いで乾燥爪を引き起こしやすいのは、お湯で洗うからです。
その理由は、食器を素手で洗う場合、お湯の方が油分を溶けやすくしてしまうので、爪を乾燥させてしまう恐れがあるそうです。
もちろん、水で洗った場合でも保湿は大切で、クリームなどで乾燥する対策が必要ということでした。
爪を切るタイミングでベストなのはいつ?
爪を切るタイミングを間違えると、割れたり、ヒビが入るなどのトラブルの原因になるのだとか。
では、爪はいつ切るのがいいのかというと、入浴後がいいそうです。
理由は、爪というのは普段はとても固くて乾燥している為、入浴で爪が水分を吸収し、一時的に柔らかくなった時に切ると爪トラブルを防ぐことができるからです。
爪を切る形で良いのは?
入浴後の爪が柔らかくなった時の爪切りですが、爪を切る時の切り方も大切です。
両脇を短く切り楕円形にする方も多いと思いますが、実は両脇は短くせず長方形にするのがいいのだとか。
理由は、手足の骨は、指先まで達していないので、骨のない部分は爪が力を支えていますので、爪を四角に切ることで支える面積が増し、下からの力をより受け止めやすくなるそうです。
その結果、家具などの重い物を移動する時、手はより強くものをつかめ、足はより強く踏ん張ることができるのだとか。
四角く切らなかった場合、爪が先端に食い込み、巻爪になる可能性もあるようなので、爪を切る時は、両脇を少し残すようにしましょう。
爪切りの刃は山型と直線型どちらがおすすめ?
山型の刃は、爪をまとめて切れて便利ですが、長さや形の調整がしずらく、深爪のリスクがあるとのこと。
深爪で悩んでいる方は、歯の当る部分しか切れない直線型がおすすめだそうです。
健康な爪を維持するのに効果的な野菜は?
ダイエットで野菜中心の食事制限をすると、タンパク質が不足して、爪がデコボコになったり、髪がもろくなるなどの悪影響を及ぼしてしまいます。
もし、ブロッコリーとセロリのどちらかを入れるのであれば、100gあたりに含まれているタンパク質をチェックします。
すると、ブロッコリーには4.3g、セロリには1.0gほどでおよそ約4倍の差がありますので、ブロッコリーを入れるのがおすすめということになります。
その他、タンパク質の多い野菜として、大豆などの豆類、舞茸やエリンギなどのきのこ類などが挙げられます。
ダイエット中であっても、上記のような野菜からタンパク質を摂るように心掛けましょう。
ヤスリで爪を削るのは良いの?
スタジオのかたせ梨乃さんの質問に対して、ヤスリで擦った方が爪が割れにくくなるので、いいとのことでした。
気付かないうちに感染しているかもしれない爪の病は?
実は誰にでも感染しやすいのが爪水虫で、足の水虫が長い状態で続いていると、白癬菌という水虫の菌が爪に感染して起こるようです。
爪水虫になっている人は意外と多く、水虫だと気付かずに放置し、いつの間にか爪にも入っているという人が多いとのこと。
ただ、足の水虫のようにかゆみがなく、気づきにくいことから、放置していると下記のような症状が出てくるようです。
- 爪の色が白や黄色ににごる
- 爪が厚くなったり、ボロボロと欠けてくる
- 手足など他の部位にも感染する
- 靴を履いて歩くと爪の部分が痛い
爪を切ると治るというものではなく、治療法は、塗り薬やひどいと飲み薬を飲んでもらう場合もあるのだとか。
特に他の部位に感染すると、完治させるのに時間が掛かってしまいます。
また、白癬菌は生命力が強い菌で家族にも感染してしまう恐れがありますので、たかが水虫と思わず予防することが大切です。