一晩でスッキリ回復!立ち仕事の足の疲れをとる方法4つ

健康

一日中立ち仕事をしていると、仕事が終わったときには、足が重くてだるくて、「なんとかして!」と叫びたくなってしまいますよね。

足を引きずるようにして帰宅しても、そのまま家事や育児をしなければならない人もいるでしょう。

そんな足のだるさが翌日にまで残ってしまうと、朝からどんよりとした足で一日をスタートさせなくてはいけません。

そして、また一日が終われば、さらに疲労が積み重なって、どんどん足に疲れが溜まっていってしまいます。

今日は、そんな足の悩みを抱えているあなたに、とっておきの「一晩で足の疲れをとる方法」をお伝えします。

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●●をなくせば足の疲れがとれる!

ヒールの足

立ちっぱなしで仕事を続けていると、足の筋肉に疲労物質「乳酸」が蓄積します。乳酸は、筋肉を縮めて血行不良を引き起こすために、足に疲労を感じるのです。

また、血液が溜まってしまうことで、足のむくみの原因にもなり、縮んで硬くなった筋肉は、リンパ液の流れも悪くします。

つまり、足の疲れをとるには、血液の循環を良くして、疲労物質「乳酸」をその日のうちになくしてしまえばよいのです。

疲労物質がなくなれば、翌日にまでだるさが残ることはなく、足はちゃんと回復します。

足を冷やさない工夫も必要

立ったままの時間が長いと、代謝が悪くなるため、冬だけでなく夏の冷房でも足が冷えてしまいがちです。

足が冷えると、血液の循環が悪くなり、さらに乳酸が溜まりやすい状態になるため、足を冷やさないように工夫をすることも大切です。

さて、「乳酸の除去=疲れの解消」というメカニズムがわかったところで、いよいよ、具体的な方法ですが、スッキリと足の疲れをとる方法を「お風呂」「マッサージ」「ストレッチ」「便利グッズ」と、4つの項目に分けて説明しましょう。

お風呂で足の疲れをとる方法

お風呂に入る女性

お風呂にある3つの作用

シャワーを浴びるだけよりも湯船に浸かった方が、明らかに疲れがとれます。なぜなら、お風呂には、疲労回復につながる3つの作用があるからです。

温熱作用

体があたたまると血流が良くなるため、お風呂は老廃物や疲労物質の除去を促します。

水圧作用

お湯に浸かることで、体は水圧を受けることになります。水圧は、足に滞っている血液を押し戻し、血液の循環を促進させる働きをします。

浮力作用

お湯の中では、浮力によって約9分の1の体重になるため、筋肉や関節にかかっている負担が大きく軽減されます。それにより、筋肉の緊張がほぐれてリラックスできます。

効果的なお風呂の入り方

半身浴でゆっくりと

足の血行や代謝を良くするには、お湯に長く浸かっていられる半身浴がもっとも効果的です。

基本の半身浴の仕方は以下のとおりです。

  1. ぬるめのお湯(38度くらい)を準備する
  2. 胸の下まで浸かる
  3. 20分から30分間、ゆっくりと入浴する

さらに、可能なら、初めの10分間は腰まで浸かり、その後に、胸の下まで浸かるという、肺や心臓への負荷がより少なくなる2段階の半身浴がおすすめです。

ややぬるめの湯温で

時間的に余裕のないときや半身浴が苦手な人は、ややぬるめの体温プラス4度の湯温(39度~41度くらい)を目安にして、お湯に浸かりましょう。

無理して長湯をすると、のぼせてしまうので、1回に浸かる時間は10分程度にして、途中で体を洗ったり、髪を洗ったりしながら、2回~3回お湯に浸かるのもよいでしょう。

シャワーを使ってマッサージ

ふくらはぎにシャワーを当てることで、効果的に血行を促進することが可能です。

やり方は簡単です。少し熱めのお湯と水を1分くらいずつ、交互に繰り返し、ふくらはぎに当てます。

熱さと冷たさは無理をする必要はありませんので、自分の体調や感覚に合わせて、お湯と水の温度を調節するようにしましょう。

シャワーのお湯を足首から徐々に膝の方まで、ふくらはぎの内側に当てることで、むくみや疲労回復に効果があるツボを刺激することにもなります。

炭酸入り入浴剤をチョイス

入浴剤を入れる習慣のある人は、炭酸入りの入浴剤が効果的です。炭酸ガスの泡が足の血行を促進してくれます。

マッサージで足の疲れをとる方法

マッサージで筋肉の緊張を緩め、固くなっている部分をほぐすことで、血液やリンパの流れを促進します。血行が良くなると、筋肉に溜まった疲労物質が流れていき、足の疲れが劇的に改善します。

足ヨガ

→ 足ヨガで足スッキリ! 立ち仕事の疲れやむくみを取る

足のリンパマッサージ

→ 足のリンパマッサージ!むくみ、だるさ解消に!

足ツボマッサージ

→ 足の疲れを取るためのヒラメ筋へのマッサージの仕方①【地機】

→ 足の疲れを取るためのヒラメ筋へのマッサージの仕方②【承山】

土踏まずのボールマッサージ

→ ボールで足裏の疲れをとる方法

手を使わないふくらはぎのマッサージ

→ ふくらはぎのセルフマッサージ(疲労回復)

ストレッチで足の疲れをとる方法

マッサージと同様に、ストレッチを行うことも足の疲れをとるにはとても効果があります。わかりやすい動画を4つ紹介しましょう。

お風呂上りに行うと効果的なストレッチ

→ 30秒で足のだるさ解消!むくみ予防にも効果的なストレッチ

→ お風呂上りに脚の疲れを取るための足上げストレッチ体操

寝る前に行うと効果的なストレッチ

→ 翌朝の脚がスッキリ!寝る前の「3分ケアストレッチ」

→ 寝る前5分!翌朝「むくみ知らずの美脚」になる足上げストレッチ

便利グッズで疲れをとる方法

マッサージやストレッチ以外にも、足の疲れを軽減できる様々な便利グッズがあります。それらの中から、おすすめのグッズを紹介しましょう。

湿布

湿布

湿布は筋肉のコリをほぐして、炎症を抑えてくれるため、足の疲れによく効きます。

ふくらはぎに貼る

お風呂でゆっくりとふくらはぎを揉んでほぐした後に、しっかりと水分を拭き取って冷湿布を貼ります。湿布は横向きにして片足に2枚ずつ貼ります。

あまり冷やすと、逆に血行を悪くしてしまうこともあるため、疲れの状態によって時間を調節しましょう。血行がかなり悪いと感じるときには、温湿布でもよいでしょう。

足の裏に貼る

立ち仕事では、特に、土踏まずの部分に負担がかかっています。お風呂上りに、土踏まずの部分を中心に湿布を貼ってから就寝すると、翌朝には足がずいぶん軽く感じます。

ペディキュアパッド

本来は、ペディキュアを塗る時に足の指を広げるためのアイテムですが、これを使うとかなり気持ちよく、足のむくみや疲れが軽減します。

足枕

就寝時に足を高くすると、疲れやむくみを解消できます。

座布団やクッションを利用してもいいのですが、専用の足枕を使うと心地よい高さになっているため、いちいち高さの調節をしなくてもよく、楽ちんです。

着圧ソックス

多くのメーカーが、足の疲れを軽減する着圧ソックスを販売していますが、太ももまである物やふくらはぎだけの物、また、着圧も強めの物から弱めの物まで多くのバリエーションがあります。

仕事中に穿くタイプや帰宅後のリラックスタイムに穿くタイプ、就寝中に穿くタイプなど色々あるので、自分の好みで選んでみてください。

関連記事着圧ソックスを履くことで期待できる7つの効果&悪影響や注意点

足ツボグッズ

足ツボグッズ

足ツボマット、足ツボボード

その上に立つだけで効果を得られるという優れものです。ツボの解説図つきのしっかりとした造りのものから、持ち運びできる小さめなものまで様々あります。

足裏マッサージローラー

ローラーに足を乗せて、コロコロと足の裏を刺激するだけで、足裏がもみほぐされていきます。

フットマッサージャー

自分でマッサージをするのは手が疲れるという人や、疲れ果てている時には、自分でマッサージをするのさえ億劫だという人には、黙って足を入れるだけでマッサージをしてくれる「フットマッサージャー」や「エアマッサージャー」がおすすめです。

その気持ち良さは、自分で行うマッサージやストレッチの比ではありません。

ただし、安価なものではないため(5,000円位~30,000円位)、購入については、利便性と必要性をよく考えてから判断しましょう。

まとめ

足の疲れは、溜めないことが大切です。その日の疲れは、その日のうちにスッキリと解消できるように、帰宅したら、一日中頑張った足をしっかりとケアしてあげましょう。

その際には、ここで紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。毎日ケアを続けることで、きっと軽やかな足で朝を迎えられるようになりますよ。

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