今や海外セレブにも注目される日本酒化粧品。中でも酒粕パックはコスパもよく、美肌効果が絶大と話題になっています。
日本酒を作る杜氏(とうじ)の手がキレイだということから注目され始めた酒粕ですが、どれほどの美容効果があるのか、また、酒粕パックの正しいやり方や注意点などを詳しくご紹介します。
酒粕パックで期待できる効果は?
様々な美容効果があると話題の酒粕パック、具体的にどのくらいの美肌効果があるのかを調べてみました。
なんといっても美白効果
酒粕パックの一番の効果は美白効果かもしれませんね。酒粕に含まれる成分にシミの元となるメラニンの生成を抑える働きがあるからです。
私たちの身体は、下記のような状況によって肌が刺激を感じると、基底層にあるメラノサイトが活性化してしまいます。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”] [surfing_su_list_ex icon=”icon: check-square” icon_color=”#f43e3e”]- 紫外線を浴びる
- ストレスを感じる
- 女性ホルモンのバランスが乱れる
- 肌をこする、ごしごし拭く
そしてチロシナーゼという酵素によってたくさんのメラニン色素が作られ、これが肌の表面にとどまることによって色素沈着を起こし、シミになるのです。メラニンは身体を守るために必要な物質なのですが、過剰に作られてしまうと美容的には嬉しくないんですね。
そこでこの酒粕パックです。酒粕に含まれる成分がこのチロシナーゼの働きを抑えることによってメラニンが作られなくなり、美白効果が期待できるというわけです。
これから出来るシミを予防する働きがあるので、うっかり日焼けしてしまった時にもぜひ使って下さい。紫外線を浴びてからメラニンが作られ始めるまでに72時間あります。つまり、3日内にケアしてあげればシミは防げるということです。
それではどのような成分が美白に良いのかを見てみましょう。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]コケモモや梨、サンタベリーなどに含まれる天然の美白成分で、1989年、厚生労働省(当時は厚生省)によって美白効果が認定されたことによって俄然注目を浴びるようになった成分です。同じく美白効果があるとされるハイドロキノンよりも低刺激なので安心して使えます。
アルブチンにはα-アルブチンとβ-アルブチンがあり、α-アルブチンの方が10倍美白効果があるといわれていますが、酒粕に含まれているのはα-アルブチン。お肌にも優しく美白効果も高いなんて嬉しいですね。
色素沈着を防ぐ働きからニキビ跡の解消にも役立ちます。ニキビが出来やすい人はせめて跡が残らないように、酒粕パックでしっかりケアしましょう。
コウジ酸は1988年、厚生労働省が美白成分として認可しました。皮膚科でも処方されている美白成分です。ハイドロキノンだと刺激が強く敏感肌の方はハイドロキノンが使えないことがあるので、代わりにコウジ酸の薬が使われます。肝斑などの治療にも使われる成分です。
コウジ酸は、メラニンの生成を抑えるだけでなく活性酸素を抑える働きもあるので、ダブルの効果でシミを出来にくくします。抗炎症作用もありニキビ予防にも役立ちます。また、抗糖化作用によって肌の黄ぐすみまで解消してくれるのだとか。
糖化とは代謝されなかった糖分が体内でたんぱく質と結びつくことで、肌が黄色くくすむ原因になるのです。パンを焼くと焦げて茶色くなりますよね。あれも糖化です。肌でも同じ現象が起きるのです。
コウジ酸は抗糖化作用によってこの黄ぐすみを解消すれば透明感のある肌が戻ってきますよ。
下記のような食べ物がお好きな方は気をつけてください。これらの食べ物は糖化を促進するといわれていますので、意識して糖化対策をした方がいいですね。
[surfing_su_list_ex icon=”icon: warning” icon_color=”#d3be12″]- ケーキなど甘いもの
- 清涼飲料水
- 炭水化物
フェルラ酸とはポリフェノールの一種で、米ぬかなどにも含まれている成分です。メラニン生成を抑えつつ、色素沈着を防ぐ働きがあります。透明感のある肌を作るために役立ちます。
紫外線を吸収する働きもあるので、日中に化粧品として使えば、サンスクリーン効果も期待できる成分です。
大豆や麹に含まれる遊離リノール酸。元々はリノール酸という必須脂肪酸ですが、発酵する過程で遊離リノール酸に形を変えます。これもチロシナーゼを分解する働きがあることから、美白効果があると期待されている成分です。
[/surfing_su_note_ex]シミの解消には個人差がある
それでは美白効果はどのくらいで出るのか?シミはどのくらいで消えるのか?ということについては、かなり個人差があります。
通常パックをすると肌は水分をしっかり吸収してキメが整っているので、酒粕パックでなくてもある程度白く見えます。ですから、すぐに効果が出ているか?というのは判断しづらいところ。
ただ、続けていけばメラニンの生成を抑えてくれますから、徐々に肌はキメが整い白くなっていくでしょう。
また、今すでにあるシミについては、酒粕パックを始めればメラニンが作られなくなるのでそれ以上濃くなることはないでしょうが、薄くなるには肌がターンオーバーを繰り返し、角質層が生まれ変わる必要があります。
そのターンオーバーの周期は20代ではおよそ28日ですが、加齢とともにどんどん伸びていき、40~50代になると2倍にもなってしまう場合があるからです。
ターンオーバーの乱れは下記のような状況などでも引き起こされますから、酒粕パックの美白効果をしっかり出したいなら、ターンオーバーを促進する必要があります。不規則な生活の人はライフスタイルの見直しも必要かもしれません。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”] [surfing_su_list_ex icon=”icon: check-circle” icon_color=”#3a5ae8″]- 睡眠不足
- 栄養バランスの悪い食事
- ストレス
保湿効果で乾燥対策
酒粕パックは保湿効果も絶大!今はどこへ行っても1年中エアコンがきいていて肌が乾燥しがちです。肌トラブルを起こさないためにも年齢を問わず保湿対策は必須です。
この天然保湿因子の主成分がアミノ酸なので、肌を保湿するためには水分だけでなくアミノ酸も補ってあげないといけません。酒粕パックをすることでたっぷりアミノ酸を補給し、保湿してあげれば肌がふっくらしっとりしてきます。[/surfing_su_note_ex]
老化防止効果(アンチエイジング)
美白しながらアンチエイジングまでできてしまう酒粕パック。酒粕パックの成分には抗糖化作用・抗酸化作用があり、細胞が老化していくのを防ぐ働きがあるのです。シミやシワは細胞の老化現象。パックをするだけでそれが防げるなんて嬉しいですね。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]コウジ酸には抗糖化作用がありましたね。肌が糖化すると弾力も失ってしまいます。糖化の影響でコラーゲンが硬くなり、肌の弾力がなくなると深いシワやたるみの原因に。コウジ酸でこの糖化を抑えることにより肌の弾力も回復してくるでしょう。
酒粕に含まれるプロリンという成分は必須アミノ酸のひとつあり、コラーゲンを構成する成分でもあります。コラーゲンは30代以降、減少の一途をたどります。最近肌の弾力がなくなってきた、と感じる人は、それ以上減らさないために酒粕パックでプロリンを補ってあげましょう。
フェルラ酸はポリフェノールの一種ですから、強力な抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、細胞膜にあるリン脂質を酸化させない(=過酸化脂質を作らない)ということで、細胞の老化を防ぐ働きのことです。
過酸化脂質が増えると細胞自体が傷ついてしまい、シミやシワなど老化現象の元になるのです。フェルラ酸を塗ることによって細胞レベルで老化防止が出来るというわけです。
[/surfing_su_note_ex]毛穴を開いて黒ずみ解消
酒粕パックには、毛穴を開いて詰まった皮脂や汚れ、角栓などを取り除いてくれる働きもあります。乾燥肌の人は特に、水分が足りないために過剰に皮脂が分泌されて、それが角栓の元になりますから、まずは毛穴をキレイにすることが大切。
酒粕パックで小鼻の周りのぶつぶつやなど、黒ずみが気になるところもしっかりパックしてキレイにお掃除しましょう。
肌断食中の人にもおすすめ
酒粕パックは肌断食中の人にもおすすめです。肌断食中は乾燥が進み、肌荒れの状態になってしまうことも少なくありません。
酒粕パックの高い保湿効果は肌のバリア機能を回復させてくれるので、より健康な肌に近づくことが出来るでしょう。年齢肌の人ほど皮脂が少ないのでおすすめです。
[surfing_su_box_ex title=”日本酒と酒粕、どっちが効果が高い?” box_color=”#fa93cb”]酒粕がいいなら日本酒も同じ効果かというと、日本酒もちろんたくさんの化粧品に使われており、スキンケア効果の高いものですが、栄養価を比べて見ると酒粕の方が断然高いんです。「粕」などと呼ぶのは失礼なくらいです。スキンケアに使うなら、酒粕の方がおすすめです。[/surfing_su_box_ex]
酒粕パックの作り方やアレンジレシピは?
それでは具体的な酒粕パックの作り方ややり方、また様々なアレンジレシピについてご紹介していきましょう。
基本の酒粕パックの作り方
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]- 酒粕 20g
- 精製水 20ml
スーパーで売っている酒粕には、板粕、バラ粕などがありますが、これは形状の差で中身は同じ酒粕です。値段としては、200gで250~350円くらいのものが主流でしょうか。500gでも500~600円くらいで売っています。
100g当たりにするとせいぜい150円程度。パック1回当たりにしたら数十円です。コスパも最高ですね。
[/surfing_su_note_ex]酒粕と精製水を1:1くらいの割合で入れるのを基本とします。ゆるめが好きなら水を増やせばいいですし、水の量は好みの硬さになるように調整して下さい。
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]- 酒粕をすり鉢などでなめらかになるまで練る。
- 水を少しずつ加えながら伸ばす。
これだけです。簡単でしょう?もしとろとろしすぎて顔に乗せにくいと思う場合は、小麦粉を少し加えて硬さを調整するといいですよ。ただし、当然ですが小麦アレルギーの人は気をつけて下さいね。
100g分くらいを一度に作っておけば楽ですよ。保存は冷蔵庫で1週間くらいですが、毎日使うとだいたいこのくらいの分量はすぐになくなってしまうでしょう。
すり鉢が面倒な人は
すり鉢がない、すり鉢で寝るのが面倒、という方はジップロックを使いましょう。手で揉む、もしくは足で踏むと楽につぶせます。練る前に少し水を加えてふやかしておくと柔らかくなりますよ。
またはブレンダーやミキサー、フードプロセッサーなどを使ってもOKです。それもない場合は、ボウルなどに入れてフォークやスプーンでつぶして練るという方法もあります。一番やりやすい方法を探してみて下さい。
アルコール臭は消せる?
酒粕の効果はわかったけどあのにおいが…という人は、レンジで10秒ほどチンしてみましょう。アルコールが少し飛んで香りも和らぐでしょう。
アルコールが飛んでしまったらパックの効果は?という心配は無用です。美白やアンチエイジングの成分としてアルコールの効果は関係ありませんので、飛んでしまっても美容効果に変わりはありません。
精製水の代わりに日本酒を使う
お酒の香りが嫌いじゃない人は精製水の変わりに日本酒で酒粕を伸ばすとさらに効果大!しっとり感が増しますよ。使うお酒は高価な大吟醸などよりも純米酒の方がおすすめです。
というのも、大吟醸はギリギリまで精米していて、クリアで雑味のない味になるのですが、アミノ酸量を考えると、それよりも精米が甘い純米酒の方が上。化粧品として使うお酒は安いもので十分です。
一緒にローションも作ってしまう
どうせならローションも一緒に作ってしまう、という方法があります。酒粕を寝るところまでは同じ。水の量を増やすだけです酒粕の8~10倍くらいのお水を加えて、サラサラの状態にします。
それを1晩冷蔵庫で寝かせて、翌日、ガーゼや茶こしで濾したらローションの出来上がり。保湿効果を高めるためにグリセリンを少し加えておきます。グリセリンは薬局やドラッグストアで購入できます。残った酒粕はもちろんパックに。水分を含んでしっとりしているので使いやすいですよ。
酒粕ローションを日中使えばフェルラ酸の働きで紫外線も吸収できますし、夜は酒粕パックに酒粕ローションで美白効果も高まります。なんといっても原価数十円のローションですから、全身に惜しみなく使えます。
アレンジレシピの作り方
基本の酒粕パックに色々な材料を加えてさらに美肌効果を高めるパックを作ってみましょう。
米ぬかでアンチエイジング
酒粕パックのアレンジレシピの一番人気は米ぬかですね。米ぬかはアミノ酸とビタミンEが豊富で年齢肌には最適な材料です。小じわや肌のたるみが気になる人におすすめです。
作り方は簡単、酒粕:米ぬか:精製水を1:1:1で混ぜます。水の量は好みで加減して下さい。米ぬかはスーパーで1kg100~200円程度で購入できます。
はちみつで保湿
はちみつには保湿作用と殺菌作用があります。かのクレオパトラもハチミツを肌に塗っていたといいますから、美容効果大の食材。ハチミツを加えるとほんのり甘く、酒粕だけよりも香りも良くなりますよ。乾燥肌の方におすすめです。
基本の酒粕パック1回分にスプーン1杯程度のハチミツを加えてよく混ぜて下さい。
くすみにはヨーグルト
ヨーグルトには軽いピーリング効果があるので、さっぱりしたパックになります。くすみが気になる方におすすめです。肌質はどちらかというとオイリー肌の方に向いています。
基本の酒粕パック1回分に大さじ1程度のヨーグルトを加えてよく混ぜて下さい。
緑茶でニキビ予防
緑茶カテキンには殺菌作用があるので、洗顔やローションなどにも使われていますね。ニキビ予防が出来るパックになります。
濃いめのお茶を淹れてそれを精製水の変わりにして酒粕を伸ばすか、粉末状にしてそのまま加えてしまっても良いでしょう。粉末にする場合はミルなどで緑茶を挽いて、基本の酒粕パック1回分に小さじ1程度加えてよく混ぜます。
豆味噌でダブルの美白
豆味噌にも酒粕と同じ、遊離リノール酸が含まれているので美白効果あると注目されている食材です。豆味噌パックもつるつるの美肌になるのだとか。味噌を造る人の手も杜氏と同じ、白くて美しいのだそうですよ。酒粕に豆味噌を加えればダブルで美白効果が期待できます。
酒粕パック1回分に小さじ1程度加えてよく混ぜて下さい。
豆乳で伸ばす
豆乳も美肌効果の高い食材として知られていますね。保湿効果が高いので、精製水の変わりに豆乳で酒粕を伸ばすとふっくらしっとりした肌に。かさつきが気になる人、弾力を失いがちな肌におすすめです。
精油を加える
酒粕の香りが気になる人は、アロマテラピーで使う精油をプラスするのもおすすめです。
- 脂性肌:ローズマリー、サイプレス、ティーツリー
- 乾燥肌:ローズ、カモミールローマン
- 普通肌:ラベンダー
- 年齢肌:ローズ、ゼラニウム、パチュリ
- ニキビ予防:プチグレン、パルマローザ、ローズウッド
もしくは、香りの好みで選んでもOKです。好きな香りに包まれているとそれだけでリラックス効果があります。基本の酒粕パック1回分に1~2滴精油を加えてよく混ぜて下さい。
植物オイルを加える
さらにしっとり感が欲しい人は植物オイルを少しプラスしてもいいでしょう。しっかり伸ばした酒粕に数滴オイルを加えてパックするとしっとり感が増します。好みのオイルをプラスしてみて下さい。
- ホホバオイル
- アルガンオイル
- ローズヒップオイル
酒粕パックの効果的なやり方は?
酒粕だけでも効果が高いのに、アレンジも色々出来る酒粕パック。どうせやるならさらに効果が高まる方法を知っておきましょう。
酒粕パックの基本的なやり方とポイント
[surfing_su_note_ex note_color=”#ffffff”]- 酒粕パックを目と口の周りを避けて顔全体に塗ります。
- 5~10分おいて洗い流します。
パックをするのはメイクを落として洗顔してからです。お風呂に入る時についでにやるのが一番ですね。湯船に入りながらパックすると肌の表面温度も高くなって毛穴が開きやすくなります。
伸ばすというより置く
酒粕パックを初めてやるときは、あれ?のばしにくい、と思うかもしれません。がんばって練ってもクリームのようなテクスチャーにはならないので、普通に伸ばしてしまうとなかなか肌に密着しません。
伸ばすというよりも「置く」「のせる」ようにして、肌が見えなくなるように重ねていくのがコツです。量が少なすぎるとすぐ乾いてしまうので、手の平にとった酒粕パックを逆の手の4本の指全部でのせていくようなイメージでつけてみてください。
デコルテまで顔と同じケアを
顔を美白するなら、首からデコルテも一緒にしてしまいましょう。顔はメイクでごまかすことが出来ても、首のシワをごまかすことは出来ません。首はとても皮膚が薄くたるみやすいところ。年齢が出やすいところもあります。
そして美しいデコルテはそれだけで魅力的。アクセサリーもいりません。しかしここまで普通の美白化粧品を使うとなるとコスパが心配ですが、酒粕パックならその心配もありませんよね。
首にシワを作らないためには顔と同じようなケアが必要。酒粕パックを首からデコルテまで伸ばしてお風呂に入りましょう。
パック後の毛穴ケア
酒粕パックで毛穴を開いてキレイにしているので、アフターケアが大事になってきます。せっかくキレイにした毛穴も開きっぱなしではまた無駄な皮脂が出てきてしまう恐れが。保湿をし冷やすなどして毛穴を引き締めておくとキメが整ってくるので、パックの効果が出やすいですよ。
より効果を高めるやり方
ちょっとしたひと手間で、さらに酒粕パックの効果が高まる方法をご紹介します。
ラップをする
時間があるときは、ラップをすると効果がさらに高まります。目の周りと口の周りを避けて全体にラップをし、5~10分おいて洗い流します。保湿効果がグンと高まりますよ。
紫外線に当たったときは冷たく冷やして
日焼け止めを塗り忘れるなど、紫外線ダメージを受けてしまったと思った時には冷たくした酒粕パックを使いましょう。ほてりを鎮めて肌の炎症を抑えることによって、肌の回復が早くなります。
酒粕パックの頻度
酒粕パックは毎日やっても大丈夫です。むしろ、費用の心配はほとんどないといってもいいくらいですから、毎日やって早く美肌効果を感じたいですよね。週末にまとめて作っておけば平日毎日パックできますよ。
酒粕パックを行う際の注意点は?
さて、それだけ効果のある酒粕パックですが、実践するのに何か注意点などはあるのでしょうか。
パッチテストを必ずする
肌が弱いかどうかに限らず、新しい化粧品を試す時には必ずパッチテストをしましょう。パッチテストとは腕の内側など肌が弱い部分に使ってみたいものを塗り、1日放置し、赤みやかゆみなどトラブルが起きないかどうかを試す方法です。
どんなに肌にいいといわれるものでも、合う合わないは個人差があります。いきなり顔に塗ってトラブルが起きないように、必ずパッチテストをして下さい。
無添加の酒粕を使うこと
酒粕を買うときは原材料のところを見て、酸化防止剤など余計なものが入っていない無添加のものを買いましょう。加工されてしまっているものはお肌によくありません。
乾くまでやらない
パックをする時間を守りましょう。時間としては5~10分程度で十分です。乾くまでやってしまうと水分が蒸発して乾燥してしまうので逆効果です。
肌トラブルが起きたら
どんなに効果が高くても、万人に合う万能化粧品はありません。酒粕パックも同じこと。正しいやり方でやってみても、かゆみや赤みが出たり、肌トラブルが起きることはあります。
そうしたらすぐに使用を中止して、場合によっては皮膚科を受診して下さい。肌には合わなくても食べて体の中からキレイにする、という方法もありますから。
妊娠中は大丈夫?
妊娠中でも酒粕パックは大丈夫です。妊婦さんもアルコールが一切ダメというわけではありませんし、酒粕パックに含まれている程度のアルコール量では胎児に何ら影響はないとされています。もしどうしても心配ならアルコールをとばせば大丈夫でしょう。
ただ、妊娠中は肌質が変わるなど、それまで使っていた化粧品がダメになることもあるので、肌に合わない場合があります。ちょっとでも合わないと思ったらすぐに使用を中止して下さい。
まとめ
いかがでしたか?コスパも最高で、毎日やっても大丈夫な酒粕パック。このお値段で美白もアンチエイジングも出来てしまう化粧品なんて他にありませんよね。
だったらすり鉢でするのが面倒、なんて言ってるのはもったいない!今日からでも酒粕パックを試してみて下さい。
スキンケアは5年後、10年後の未来の自分のためにやるものです。今からしっかりとシミ予防をして、透明感のある肌を保ちましょう!