小林製薬から販売されているオイルデルという便秘薬がCMで放送されていました。
痛くなりにくく、つるんと出るということで、これって本当なのか、試しに通販で購入してみることにしました。
今回は、オイルデルはどのようなタイプの便秘薬なのか、期待できる効果や副作用はあるのか、飲み方のポイントや注意点などについてご紹介しています。
またオイルデルを購入された方の口コミ情報や、実際に飲んでみて即効性はあったのかといった感想も公開中です。
オイルデルは効くのか、それとも効かないのか、気になっている方もぜひ参考にして頂ければと思います。
オイルデルの効果は?
オイルデルは、便秘に対して効果があります。
さらに便秘に伴う以下のような症状の緩和にも効果が期待ができます。
- 頭重
- のぼせ
- 肌荒れ・吹き出物
- 食欲不振
- 腹部膨満
- 腸内異常発酵
- 痔
オイルデルが便秘解消によい理由
オイルデルの主成分は、以下の2つです。
ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)
硬くなった便に水分を与えて柔らかくする成分で「膨潤性下剤」と呼ばれています。
便秘解消の主成分ではなく、下剤や大腸のぜん動運動を促す薬と一緒に使う、補助的に働く成分です。
コーラックやカイベールアロエプラスなどにも配合されている成分で、作用は穏やかで、習慣性や副作用は少ないです。
オイルデルには、8カプセル中に200mgが配合されています。
麻子仁末(マシニン末)
クワ科のアサの果実で、主成分は脂肪油 (オレイン、リノレイン、リノレニン)や糖などです。
脂肪油は腸で吸収されにくい成分なので、腸壁を便がスムーズに移動できるように潤滑にしてくれ、自然に排便を促してくれます。
オイルデルには、8カプセル中に1000mgが配合されています。
上記の2つの成分が配合していることから、肛門付近で便が固くなって、なかなか出ないという人に向いているのかなと思います。
ジオクチルソジウムスルホサクシネート、麻子仁末以外に以下の添加物が含まれています。
グリセリン脂肪酸エステル、サラシミツロウ、プロピレングリコール脂肪酸エステル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、コハク化ゼラチン、グリセリン、パラベン、酸化チタン、黄色5号を含有する
即効性について
オイルデルは、刺激性のある下剤と違って、便秘改善への効果は比較的緩やかなので、飲んですぐに便が出るという便秘薬ではありません。
即効性が低い分、お腹が痛くなりにくいというメリットがあります。
オイルデルの副作用は?
服用してから、激しい腹痛や吐き気、嘔吐のような症状がでている場合は、副作用の可能性があるということです。
医師、薬剤師、登録販売者に相談してください。
オイルデルの飲み方は?
服用してもよい年齢
15才以上の大人から服用ができ、15才未満の子供(幼児)は服用してはいけません。
高齢者、授乳中の人についての注意書きはありませんでした。
あと、妊娠中または妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師、登録販売者に相談してくださいという注意書きがありました。
飲む時間・タイミング
1回量は3~4カプセルを1日2回、朝と夕方の空腹時に、水またはお湯で服用してください。
朝と夕方というだけで、何時間後に飲めばいいのかというのは書かれていませんでした。
時間帯は人によって異なると思いますが、私の場合は、朝起きてすぐなので8時ごろと、夕方の5時ごろに飲んでいました。
注意点
オイルデルとの併用、飲み合わせについては、オイルデルを服用中は、他の瀉下薬(下剤)は服用しないようにという注意書きがありました。
オイルデルの口コミでの評価は?
オイルデルの口コミ情報を探してみましたが、楽天やamazonなどをチェックしても、まったく口コミ情報は見つかりませんでした。
ただ、オイルデルは第2医薬品に分類される市販薬なので、合う、合わないなど個人差はあると思いますが、一定の効果は期待できるのではないでしょうか。
オイルデルが効かないこともあるの?
医薬品とはいえ個人差がありますので、かならず効果があるというわけではありません。
また、便秘にはいくつか種類があって、直腸性便秘に有効な便秘薬なので、他の弛緩性便秘やけいれん性便秘には、効かない可能性があります。
便意を我慢することが多い人の場合、直腸の神経が鈍ってきます。
そして直腸に便が停滞することで、硬くなりフタをした状態になって便ががでなくなるタイプ。
大腸のぜん動運動が低下してしまい、食べたものをスムーズに送り出せなくなって便がでなくなるタイプ。
ストレスで自律神経が乱れることで、大腸が過敏になって、けいれん性に収縮をします。
そして、食べたものが通過しにくくなったり、排便に障害が起こって便がでなくなるタイプ。コロコロとした便になって出るのが特徴です。
オイルデルを飲んでみた感想は?
カプセルタイプでサイズは13.89mm×7.3mmと大きめです。
試しにカプセルを開けてみると、麻子仁末が入っているということで粉末なのかと思いきや、茶色い液体が出てきました。
ヌルヌルとした手触りですが、オイルっぽい感じではなく、少しサラサラしています。
大豆っぽいにおいはしますが、試しに舐めてみると、かなり苦くて後に残る感じだったので、これはカプセルじゃないと飲めないですね。
まずは朝起きてすぐに飲んでみることに!
少し大きめのカプセルだったので、喉に引っかかるのではないかと心配しましたが、1粒ずつ飲めば意外とすっと入っていきました。
カプセルの形状や材質なども関係あるんでしょうね。
朝8時ごろに飲んでから、夕方5時ごろまで、約9時間経過していますが、これといった変化はありません。
私の場合は、即効性という面では効果がありませんでした。
翌朝に出たァァーーーー
夕方5時ごろに飲んで、その日は特に変化はなし。
私には合っていないのかも?と思いましたが、翌朝8時ごろに再度オイルデルを飲みました。
そして、朝食を食べて1時間くらいしてから、便意がきたのでトイレに入ると、本当にスルッと出ました。
なんか、便にオイルがコーティングされて、滑って出てきたような、そんな感じですね。
スポッと…(しつこいかな)
お腹が痛くなることもなかったので、ちょっとクセになりそうです。
オイルデルの販売店は?
マツモトキヨシ、ドンキホーテ、クリエイトエス・ディー、ウェルパーク、ウエルシア、くすりセイジョーなどのドラッグストアなどで販売しています。
下記の小林製薬の販売店検索ページから、お近くのオイルデル販売店を検索できますので、販売店をお探しの方は利用してみてください。
ちなみにコンビニでは販売していませんでした。
通販での価格について
私は通販で購入しましたが、価格は通販ショップによって異なります。
私が2018年5月2日時点で確認して、安い価格で販売している通販ショップ順にまとめておきますので、参考にしてみてください。
※価格については、変動している可能性がありますので、ご注意ください。
848円(税込1,980円以上ご購入で送料無料)
934円(税込2,052円以上ご購入で送料無料)
988円(送料無料)
オイルデルとコーラックの違いは?
コーラックには症状に合わせていくつか種類があります。
オイルデルと同じく、ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)を配合しているのが、コーラックIIという便秘薬です。
コーラックIIには、「水分が浸透しスルっと出しやすくなる便秘薬」と書かれているので、オイルデルとよく似ているのかなと思われます。
以下に比較情報をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
オイルデル | コーラックII | |
医薬品の種類 | 第2類医薬品 | 第2類医薬品 |
主成分 |
|
|
カプセルの大きさ | 大きめ | 小さめ |
服用回数 | 1日2回 | 1日1回 |
対象年齢 | 15才以上 | 11才以上 |
効果 | 同じ | 同じ |
価格 | 988円(24カプセル) | 646円(40カプセル) |
1日分の単価 | 約124~165円 | 約16~50円 |
※価格はamazonでの価格です。
主成分に違いあり
ともにジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)が配合しているものの、もうひとつの主成分は異なります。
コーラックIIに配合されているビサコジルは、大腸を刺激して、腸のぜん動運動を促進させたり、便に含まれる水分が吸収されすぎるのを抑えて、自然に排便を促してくれます。
主成分が異なりますので、オイルデルまたはコーラックIIの方が効果があったなど、人によって便秘に効く、効かないというのはあると思います。
まず最初に試すなら…
主成分の配合量の多さを見ると、オイルデルの方が多いです。
ですが、飲みやすさ、飲む回数、価格面など総合的に判断すると、まずはコーラックIIから試してみて、効果がなければオイルデルという流れがいいのかなと思いました。
まとめ
オイルデルは第2類医薬品なので、便秘や便秘による症状の緩和への効果が期待できますが、直腸性便秘以外の便秘だと効かないことがあります。
刺激性の高い下剤を飲むのが嫌な方は、成約由来のオイルで自然に便を出すことができるオイルデルを試してみては如何でしょうか。