具合が悪いわけではないのに、目の下に隈ができたり、顔色が青白いために不健康に見られがちなことで悩んでいませんか。
血圧が低い方は冷え性の方は血行が悪くなりがちで、病気でなくても顔色が優れないことがあります。そこはメイクでカバーしましょう。
もっと血色の良い、健康的な肌になりたい!とお悩みの方へ、顔色を明るく見せるためのメイクのコツをご紹介します。
顔色が悪く見える人の特徴は?
特に具合が悪くはないのに顔色が悪いのはなぜなのでしょうか。
顔色の特徴
顔色の悪い赤ちゃんはいませんので、生まれ持った肌の色が悪いという人はいないのです。それなのに顔色が悪く見えてしまうのは、体質や病気、肌のくすみなど原因が色々あります。
冷え性の人に多い顔色です。血液の流れが悪いために青白く見えてしまうのです。もしまぶたの裏側が白くなっていたら、冷え性を通り越して貧血になっている可能性もあります。
顔全体が青白いのを通り越して、血管が紫色に浮いているように見える場合は、血がドロドロになって流れにくくなっていることが考えられます。
顔には血管と同時にリンパ管もたくさん集まっています。血行が悪いと同時にリンパの流れも悪くなることが多く、老廃物をスッキリと排出しにくくなります。
老廃物のたまった状態が皮膚に現れるので、土色に見えてしまうのです。
また、肌の角質がごわついているためにくすみがひどくなっている場合もあります。
肝臓が疲れているのかもしれません。お酒の飲み過ぎだけでなく、食べ過ぎや身体の疲労によっても肝臓は疲れやすくなります。
血色が良いのではなく赤ら顔に近いようになってしまっている場合は、のぼせやすい体質であることが考えられます。
更年期障害の症状の一つとしてのぼせがあります。暑くもないのにのぼせてしまうと顔の赤みが強くなります。
最近では30代の後半から更年期のような症状が出てくる人もいるので、年齢が若いからといって安心はできません。
また、肥満ぎみの人も血液がドロドロの状態で血管が詰まりやすいため、血圧の高さが顔に出て赤みが強まることがあります。
身体や性格的な特徴
性格や体質によっては顔色が悪くなりやすいという特徴があるようです。
冷え性でも貧血でもないのに青白くなりやすい人は、緊張しやすいせいで顔色が悪くなることがあります。
緊張すると自律神経の交感神経が活発になり、血管を収縮させます。そのせいで青ざめたように見えてしまうのです。
肺の機能が低下していたり、呼吸の浅い人は、酸素が十分に取り込めていないことから顔色が青白くなることがあります。軽い酸欠の状態だと思えばいいでしょう。
疲れがたまっているサインかも
疲労がひどいとそれだけでも顔色が悪くなります。どのような色になるかはその時の疲れ具合にもよるでしょう。
病気ではないけれど最近よく寝てないなとか、仕事の疲れがたまっているという時は、健康な人であっても顔色が悪くなることがあります。
こんな時は体からの「休んでください」というサインだと思って、しっかり休養を取ることが大切です。
顔色を良くする為のメイクのポイントは?
お風呂上がりの上気した顔、とはいかないまでも、血色の良い自然な肌色を作るにはどうすればいいのでしょうか。
そのためのベースメイクからポイントメイクまで、ちょっとしたコツをご紹介します。
メイクの前の準備
メイクの前の保湿はとても重要です。保湿が足りないと日中すぐに乾燥してしまうので、肌の色が余計に悪く見えるからです。
まずはホットタオルを作り、顔に乗せて血行を良くしましょう。それから化粧水をつけると、肌も柔らかくなっているので浸透が良くなります。
時間があれば、ホットタオルの前にオイルやクリームを使ってマッサージをしてもいいでしょう。
この段階でしっかり保湿しておけば、顔色を良くするだけでなく、皮脂が過剰に分泌されるのを防いでメイクを崩れにくくするという効果もあります。
丁寧な下地作り
次に下地作りです。この工程はとても大切です。顔色を良く見せようとして明るい色のファンデーションを使っても、下地ができていないとキレイに見えないのです。
肌に透明感や明るさを出すためには、下地で顔色をコントロールしましょう。コントロールカラーを使って肌色をキレイに見せます。
下地は顔色の悪さをカバーできるよう、コントロールカラーを使います。ピンク系のコントロールカラーを使って、血色が良く見えるようにします。
顔の赤みが強い時にはグリーン系のコントロールカラーで赤みを抑えましょう。
パープル系のコントロールカラーを使うと、肌に透明感が出ます。
肌が乾燥してくるとくすみが出てきます。顔色の悪さに拍車をかけてしまうので、化粧下地は保湿力の高いものを選んでください。
ベースメイクは薄づきが基本
せっかく下地を作ったので、ファンデーションを厚塗りしてはいけません。顔色の悪さを隠そうとして厚塗りしてしまう人がいますが、それは逆効果なのです。
ただ、最初から薄づきにするのはなかなか難しいので、気持ち多めにファンデを顔につけて、スポンジで余分なファンデを吸い取っていくようにするとナチュラルなメイクになります。
ファンデーションの塗り方はこちらの動画を参考にどうぞ。
色味はナチュラルベージュ系のファンデーションがおすすめです。
目の下にクマがあると、それだけで顔色が悪く見えてしまいます。目元の印象はとても大切なので、上手にクマを隠して、顔色を明るく見せましょう。
クマの種類によって、少し使う道具を変えていきます。
- 茶クマ コンシーラー
- 青クマ ピンクの口紅もしくはチークにコンシーラー
- 黒クマ 明るめのコンシーラー+ハイライト
種類別、クマの隠し方の動画はこちらを参考にしてください。
アイメイク
アイメイクは明るい色を使うのが基本です。無難なブラウン系もいいのですが、色味が濃いと余計に顔色が悪く見えます。
ピンク系のシャドウか、明るめのベージュ系を選びましょう。
ここでのポイントは、まぶただけでなく、目の下〜目尻にも細くピンクを入れること。目の周りが明るく健康的に見えるので、目元の印象が変わります。
リップメイク
顔色の悪い人は唇の色も悪くなりがちです。色が悪いまま濃い色を乗せると、余計に暗く見えてしまうので、ファンデでいったん唇の色を隠しましょう。
それから口紅を塗っていきます。色味は健康的に見えるピンクを選んでください。
チーク
チークは明るいピンク系を選びます。オレンジを使うと健康的に見えると思われがちですが、顔色がくすんでしまうこともあるので、女性らしいピンク色を使ってみましょう。
チークを入れるときは、ブラシに粉を十分含ませてから、いったん余分な粉をはたき落とすのがキレイにつけるコツです。
そして頬の高い位置に入れることで、笑った時にチークが強調されて、顔色が良く見えます。
チークの入れ方についてはこちらの動画を参考にしてください。
まとめ
顔色が悪いからと諦めないで下さい。もちろん、冷え性の改善や疲労を解消するなど、身体の内側からのケアも欠かせませんが、メイクでもカバーすることは十分可能です。
どうしたらキレイに見えるかな?と自分にあったコスメを探すのも楽しいと思います。