ミンティアはさわやかな味のタブレットですが、口臭予防として食べている人も多いようです。ガムと似たようなものだと思いますが、実際に口臭予防効果があるのでしょうか。
ミンティアに口臭を消したり、予防する効果があるのか、また、たくさん種類がある中でどのミンティが一番効果が高いのかなどについてまとめました。
ミンティアは口臭対策として効果あるの?
口臭対策出来るサプリメントなどもたくさんありますが、ミンティアで口臭が消せたら、美味しいし安上がりだし、一石二鳥です。
さて、実際ミンティアで口臭対策ができるのでしょうか。
口臭を消す成分は入っていない
ミンティアの主成分は香料と人工甘味料です。分類としてはお菓子です。マウスウォッシュのように口の中の雑菌を殺菌できるような成分が入っているわけではありません。
ですから、歯周病菌や虫歯菌などの細菌が原因の口臭を元から断つことはできません。
いってみればお部屋の消臭剤のようなもので、香りで口の中のにおいを打ち消している、と考えればいいでしょう。いわば、ミントなどの香りで口臭をマスキングしているわけです。
根本的な口臭改善にはなりませんが、一時的に息をさわやかにする効果は期待できます。
ミンティアで一時的に口の中をリフレッシュすることはできても、それが何時間も続くわけではない、ということを頭に入れておいた方がいいでしょう。
ただ、とりあえずこのにんにく臭さを一時的に隠したい!というような時には便利です。
食事の後の口臭対策
餃子や焼き肉など、臭いの強いものを食べた後の口臭が気になる時に、ミントのさわやかな香りで息をリフレッシュできます。
これはガムを噛んだ時と同じような効果だと思えばいいでしょう。
口の中にある食べ物の臭いは、数時間もすれば自然と消えますが、それまで待てないという時にはミンティアでも臭い消し効果が期待できます。
口の中が粘つく時の対策
唾液が少なくなって口の中が乾燥すると、粘ついて口臭も増えてしまいます。
そんな時にゆっくりミンティアを舐めることで、唾液も増えますし、口に中をさっぱりさせることができます。
ミンティアの中で口臭対策におすすめは?
ミンティアには現在19種類のフレーバーがあります。この中で、口臭対策におすすめのものをご紹介します。
緑茶の抽出物と抹茶入りのミンティアです。緑茶に含まれるカテキンが含まれているので、消臭効果が期待できます。
食事の後や人と会う前などに少し食べておくといいでしょう。
「エクスケア」は喉への清涼感を追求したシリーズですが、このハーブミントにはキキョウエキスパウダーが使われています。
キキョウエキスは口の中や喉の粘膜に働きかけ、唾液の分泌を促進する成分として知られています。
口の中が乾いて粘つくことで出てくる口臭が気になる人には、ハーブミントがおすすめです。
「ブリーズ」は1粒で5分間も清涼感が続くという、1粒が大きなシリーズ。
4つのフレーバーがあります。「ブリーズ」という名前がついているだけあって、口の中の清涼感を持続させたい時にはこのシリーズがおすすめです。
ミンティアを食べる際のポイントや注意点は?
ミンティアを食べ過ぎると下痢をするとか腹痛が起きる、という記事も見かけますが、そんな症状が出ている人は実際見たことがありません。
では、いくら食べてもいいかと言うとそうではないので気をつけてください。また、口臭予防なら食べ方にも注意です。
噛まずに舐める
ポリポリ噛むよりもゆっくり舐めた方が唾液の量が増えるので、口臭対策としては有効です。
1回に食べる量
ミンティアは食品なので、1回に食べる量に特に決まりはないのですが、2~3粒で十分でしょう。
にんにく料理など臭いの強いものを食べて、即効で臭いを何とかしたいという時には5~6粒食べてみてください。
お菓子なので食べ過ぎ注意
いくら口の中をさっぱりさせることができるといっても、ミンティアは食品、お菓子に分類されるものです。
カロリーは1ケース食べても22~25kcalくらいですが、人工甘味料が使われているので注意が必要です。
飴などを1日中なめていると舌が痛くなることがあると思いますが、それと同じでミンティアもずっと舐め続けていると舌がざらついて、痛みが出てくることがあります。
口臭対策で食べるなら、食後や気になる時だけにしておきましょう。
依存性が高い
人工甘味料はカロリーは低いものの、依存性が高いという点では砂糖と同じです。
ミンティアには下記のような人工甘味料が使われています。
- ソルビトール
- キシリトール
- アスパルテーム
- L-フェニルアラニン化合物
- アセスルファムK
砂糖の数百倍の甘味を持つ人工甘味料には、レプチンという満腹ホルモンを過剰に分泌させ、その働きを麻痺させてしまうことがあります。
レプチンの働きが低下すると満腹感を得にくくなり、やたらとお腹がすいているように感じるという危険性があります。
人工甘味料は依存性がある上に、カロリーが低いことに安心して、ついつい食べ過ぎてしまうことがあります。
そうすると段々と舌にある味蕾(みらい)が強い甘味に慣れてしまうので、甘味を感じにくくなる可能性もあります。
まとめ
ミンティアは一時的にせよ、口の中をさわやかにし、口臭をマスキングする効果は期待できそうです。
ただし、どんな口臭でも対応できるわけではないことと、口臭そのものを消すことはできません。
あくまでも「どうしても今口臭を何とかしたい!」という時の、緊急対応として使うことをおすすめします。