仁丹が口臭予防に良いって本当?期待できる効果・効能や副作用を紹介

仁丹健康

口臭が気になっているけど、歯磨きだけではどうも臭いが消えていない気がする。そんなお悩みをお持ちの方に、仁丹をおすすめしたいと思います。

仁丹というと、オジサンの愛用品のように思われるかもしれませんが、意外な効能があるのです。

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仁丹が口臭予防によいと言われる理由は?

女性の口元

仁丹は医薬部外品で、薬ではありませんが特定の効能が期待できるもの。二日酔いを軽くしたり、気分をリフレッシュするときなどによく使われます。

仁丹には16種類もの生薬が使われていますが、その中に、殺菌作用のある生薬が複数含まれているので、口臭予防に役立つのです。

甘茶(あまちゃ)

生の葉には甘味はないのですが、自然乾燥した葉には砂糖の1000倍もの甘味が出るといわれる甘茶の葉。

歯周病や歯槽膿漏にも良いといわれていて、口腔清涼剤などにも幅広く使われている生薬です。

甘草(かんぞう)

リコリスとも呼ばれるハーブの一種で、根の部分を使います。甘草は口の中の粘膜の乾燥を押さえる働きがあるので、口臭予防に役立つとされています。

桂皮(けいひ)

桂皮とはシナモンのことです。桂皮に含まれるケイ皮アルデヒドという成分には強力な殺菌作用があり、口の中の雑菌を押さえる働きがあります。

丁子(ちょうじ)

丁子はクローブと呼ばれるハーブの一種で、蕾の部分を使います。お坊さんが大事な法要の前に口に含んでお口のケアをすることもあるそうです。

強力な殺菌作用を持っていて、口の中の雑菌はもちろんのこと、虫歯菌や歯周病菌まで抑える効果が期待できます。

生姜(しょうきょう)

生姜は言わずと知れた冷え取り食材の代表格のスパイスですが、食中毒を予防するほどの殺菌力があります。

また、強力な消臭作用もあるので、口臭予防に役立つのです。

茴香(ういきょう)

茴香はフェンネルといわれるハーブです。フェンネルシードはインド料理を食べた後に出されることでも良く知られています。

優れた殺菌作用によって口の中の雑菌を抑え、イヤな臭いを予防できるのです。

メントール

メントールはガムやタブレットにもよく使われている、ミントの成分です。メントールには殺菌作用がありますので、口の中の菌を抑えて口臭を予防してくれるのです。

口臭の原因によっては効果なし

仁丹には、口の中を一時的にさわやかにする効果はあるのですが、口臭の原因によっては効果が実感できないこともあります。

例えば、

  • 舌にたくさん舌苔(ぜったい)がついていてそれが臭いを発している
  • 歯周病で膿がたまっている

原因そのものを取り除かない限り臭いが消えない場合は、仁丹でも一時的にしか臭いを消すことは出来ません。

仁丹に期待できる効果・効能は?

伸びをする女性

仁丹は心身の不快な症状を軽くするのによく使います。口臭を消す以外にも様々な効能が期待できます。

気分を爽快にさせる

メントールを中心とした生薬のさわやかな香りは、気分のリフレッシュに役立ちます。

二日酔いを軽減

仁丹のほろ苦い味、その後に来るさわやかさによって口の中を爽快にするとともに、胃腸に良い働きをしてくれる生薬が配合されているので、二日酔いの不快感を軽減するのに役立ちます。

胃もたれ、胸のむかつき

ペパーミントや桂皮などには消化器の働きを良くする作用があるので、胃腸の不調を軽減します。胃の調子を良くすることで、胃から来る口臭の予防にも役に立ちます。

乗り物酔い

乗り物酔いなど、吐き気を感じた時に食べると、メントールの爽快感で気分がスッキリします。

禁煙中の人にもおすすめ

禁煙中の口淋しさを紛らわすためにガムを噛んだり飴をなめたりする人もいると思います。

独特の清涼感で口の中をリフレッシュしてくれる仁丹は、砂糖など余計なものが使われていないので虫歯になったり太る心配もありません。

仁丹に副作用の心配はないの?

注意点

仁丹は薬ではありませんが、一定の効能が認められている医薬部外品ですから、人によっては体質に合わないこともあります。

健康な人が適量を守って摂取している場合は特に問題ないのですが、場合によっては思わぬ副作用も考えられます。

持病を持っている人

仁丹には生薬が含まれていますから、持病があって特定の薬を飲んでいる人は、念のため主治医に確認してから摂取するようにしましょう。

妊娠、授乳中の人

妊娠中や授乳中は普段と体調が違います。製品の説明にも「妊娠中、授乳中は摂取をお控えください」とありますので、避けた方が良いでしょう。

利尿剤などを服用している人

以下の種類の薬を服用している人も控えましょう。

  • 利尿剤
  • 緩下剤
  • 強心配糖体
  • コルチゾール

長期の連続使用は控える

仁丹はサプリメントではありませんので、長期の連続使用は控えましょう。連続して摂取するのは6週間以内に留めるようにしてください。

あまりに長期にわたって摂取すると、肌の色が灰青色になる「銀皮症」という症状が出ることもあります。

仁丹の食べ方のポイントは?

女性

仁丹は美味しいものではありませんが、生薬の苦味を感じないようにするためには食べ方にコツがあるのです。

口臭が気になるときはゆっくり舐める

食べ方に決まりはないのですが、口臭が気になるときはゆっくりと舐めることをおすすめします。1回に口に含む量は10粒まで、それを舐めた方が口の中はさっぱりします。

噛むと苦味を強く感じるので、食べづらいと感じるかもしれませんが、これは好みです。噛んでも平気な人は、その苦味を味わってみるのもいいでしょう。

飲み込んではいけない

仁丹は口中清涼剤なので、薬のように水などで飲んでしまっては効果が半減します。

ゆっくり舐めるか、噛むか、口の中で生薬が広がるようにして食べましょう。

まとめ

口臭を予防する食べ物はたくさんありますが、どれも糖分や人工甘味料など余計なものが入っているのが気になります。

仁丹は漢方薬にも使われている生薬を配合し、丸薬の形にして飲みやすくしたものですから、食品添加物を気にしている人にもおすすめです。

持ち運びも便利なので、お口の臭いが気になるときは、100年以上も愛されてきた仁丹で口臭予防してみませんか。