膝の黒ずみはニベアで取れるの?ワセリンは?オロナインはどうなの?

クリーム美容

ニベア、ワセリン、オロナイン。この3つのアイテムが膝の黒ずみに良いといわれていますが、本当のところはどうなのかということをまとめてみました。

本当にキレイになるなら手軽で良いのですが、これだけで黒ずみをケアすることは難しそうです。

スポンサーリンク

膝の黒ずみはニベアで取ることはできるの?

ニベア

100年を超えるロングセラー商品であるニベア青缶。低価格なのに保湿効果が高いと、ここ数年その価値が改めて見直されているクリームです。

このニベアで膝の黒ずみが取れるかというと、ニベアだけでは難しいでしょう。

ニベアの保湿効果によるケア

膝の黒ずみにはいくつか原因がありますが、膝の摩擦などでメラニン色素が沈着している場合には、ニベアを塗ったからといって黒ずみは消えません

ニベアはあくまでも保湿クリームであり、メラニン色素の生成を抑えたり、還元作用といってで来たメラニンを薄くする作用もありません

普通の保湿クリームを塗ってもなかなか黒ずみケアが出来ないのと同じことで、ニベアを塗る、ニベアでパックするという方法で、即黒ずみを消すことは難しいですが、保湿効果によって黒ずみケアをサポートすることは出来ます。

角質が厚くなっている場合

膝は衣服で擦れたり、床に膝をつくなどして摩擦が起きやすい部位です。しかも皮脂腺や汗腺が少ないために、乾燥しやすいのです。膝が汗をかいて困る、べたつくということはあまりないと思います。

乾燥しやすい上に擦れやすいので、角質が分厚くなってしまうために黒ずみが目立ちやすくなるのです。

乾燥や摩擦によって厚くなってしまった角質をケアするためには、まず保湿をして柔らかくすることが大切です。ニベアはその保湿ケアに使うことが出来ます。

毛穴が黒ずんでいる場合

あまり多くはないと思いますが、毛が濃い場合には毛穴に角栓が詰まって、それが酸化することで黒ずみが出来てしまうことがあります。

その場合も、ニベアの保湿効果が役に立ちます。ニベアは角栓そのものを溶かしたり摂ったりすることは出来ませんが、毛穴周りの皮膚を柔らかくすることで角栓を取りやすくします。

ニベア+スクラブ

ニベア

ニベアを使って膝の黒ずみをケアするには、ニベアとスクラブを一緒に使うと効果的です。古い角質や角栓を取るためには、まずニベアで保湿して肌を柔らかくしてから、ボディ用のスクラブを使って膝をマッサージしましょう。

重曹や砂糖でも代用可

スクラブ剤は重曹やグラニュー糖(または白砂糖)でも代用できます。

ニベアを大さじ1、砂糖を大さじ1/2、好みの植物オイルを少々足してよく混ぜます。これを膝に塗ってクルクルマッサージしてみてください。オイルを足すのは塗りやすくするためと保湿効果をアップさせるためです。

これを週に1~2回行うことで、保湿をしながら優しく角質を除去し、膝の黒ずみケアに役立ちます。スクラブをした後は保湿ケアを忘れずに。ボディクリームなどでしっかり保湿をして、柔らかい角質を保つようにしてください。

膝の黒ずみはワセリンで取ることはできるの?

ワセリン

次はワセリンです。ワセリンで膝の黒ずみが消せるかというと、それも難しいでしょう。というのも、ワセリンは皮膚を保護するためのもので、黒ずみケアの効果はないからです。

摩擦によってメラニンが出来てしまっている人へ

保護するだけでは出来てしまったメラニンを排出するのは難しいので、ピーリングなどと組み合わせないと黒ずみを消すことは出来ないでしょう。

では、黒ずみケアが全く出来ていないかというと、そうでもありません。ワセリンを塗っただけで黒ずみは消えませんが、皮膚を保護することによって黒ずみが出来にくくすることは可能です。

皮膚の摩擦、もしくは紫外線などによってメラニン色素が沈着してしまっているタイプの黒ずみであれば、メラニン色素が発生する環境を作らないためにワセリンが役に立ちます。

ワセリンは黒ずみ予防

ワセリンは皮膚の表面を保護して水分が蒸発するのを防ぐ目的で使われる保湿剤です。ですから、ワセリン自体に角質層を潤す働きはないので、保湿するというよりも外部刺激から肌を守り、バリア機能を低下させないために使うものです。

メラニン色素は摩擦などの外部刺激から肌を守ろうとして出てくるものですから、それらの刺激から肌を守るためにワセリンを使うといいでしょう。

特にジーンズや細めのパンツなど、膝に衣服が当たる服装をすることが多い人は、摩擦から膝を守るためにもワセリンで保護すると、黒ずみの予防には役立ちます。

膝の黒ずみはオロナインで取ることはできるの?

オロナイン

それでは、小鼻の黒ずみケアで人気のオロナインです。オロナインは傷の治療など外傷・皮膚疾患に使われる「薬」です。有効成分であるクロルヘキシジングルコン酸塩液は、殺菌作用があり、手指の消毒などにも使われる成分です。

オロナインはニキビややけど、傷の治療などに使いますから、メラニンを抑える働きもありませんし、ピーリング効果があるわけでもありません

ですから、オロナインを塗ることが黒ずみケアに効果があるのかというと、ないというのが実際のところです。

角栓はとれない

よく使われるオロナインパックですが、オロナイン自体が角栓を取るわけではありません。毛穴周りを柔らかくし、毛穴パックと併用することで角栓が取れます。

ですから、オロナインを塗っただけでは角栓は取れません。膝の黒ずみが角栓の酸化によるものだとすれば、肌を柔らかくして取れやすくすることはできても、オロナインだけでケアするのは難しいでしょう。

膝をこすることが多い場合

ただし、例えば仕事や家事などで、膝を床につくなど膝をこすっていることが多く、かつそこが炎症を起こしがちな人は、それが元で黒ずみになることがあります。

オロナインにはワセリンやグリセリン、オリブ油なども配合されているので、炎症を抑えつつ肌を保湿したい人は、黒ずみ予防としてオロナインを塗るのは有効かもしれません。

まとめ

ニベア、ワセリン、オロナインのどれも、直接的に膝の黒ずみを消すことは出来ませんが、間接的には保湿したり保護したりして、役立つことが分かりました。

黒ずみを消すには、やはりレチノールやハイドロキノンなどの美白成分が入っているものでないと難しいですが、この3つのアイテムでもできにくくすることは可能です。

今ある黒ずみをそれ以上悪化させないためのスキンケアの一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

下記のページでは、塩谷重曹、レモンで黒ずみが取れるのかについてご紹介していますので、こちらも参考にして頂ければと思います。

→ 膝の黒ずみは塩で取ることはできるの?重曹は?レモンはどうなの?