エプソムソルトの入浴効果がスゴイ!基本の使い方&アレンジ法を紹介

エプソムソルト美容

お風呂に入るだけで、美しさと健康を維持できると聞くと、試してみたいと思いませんか?魔法の入浴剤と言われ、海外セレブが長く愛用しているエプソムソルトですが、日本では最近になって注目されてきました。

そこで今回は、エプソムソルトを試してみようと思っている人が知りたい情報を徹底解説していきましょう。

エプソムソルトとはどういったものなのか、入浴時に使うことで期待できる効果や副作用、基本の入浴法からアレンジ法、購入の際のポイントなどについてまとめてご紹介していきます。

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エプソムソルトとは?

エプソムソルト

エプソムソルトは、その呼び名から塩だと思われがちですが、実は塩分は含まれていません

15世紀の終わりにイギリスのエプソム地方で発見された、硫酸とマグネシウムの化合物である硫酸マグネシウムが原料となっている結晶のことを言います。

医療品や植物の肥料としての需要がある他、無色・無臭で水に溶けやすい性質から、バスソルトとして用いられたことで、海外セレブからの人気を獲得し、広く周知されるようになりました。

エプソムソルトで期待できる効果は?

エプソムソルトを入浴剤として使うだけで、主成分であるマグネシウムが表面から体に吸収されることで、さまざまな効果をもたらします。具体的にどのような効果があるのかみていきましょう。

美肌効果

肌を触る女性

エプソムソルトには、古い角質を除去し新しい肌を再生するピーリング効果が期待できます。

肌が新しくなることで、くすみもなくなり、肌色も1トーン明るくなるなど、この美肌効果がセレブたちに愛される一番のポイントとなっています。

冷え性の改善

エプソムソルトのお風呂に浸かると、短い時間で体の芯からあたたまることができます。冷え性は体の末端まで血液が上手く循環していないことが原因で起こるのですが、体があたためられることで、血液の循環がスムーズになります。

さらに血液の流れが良くなることで動脈硬化などの生活習慣病の予防にもつながります。ポカポカになった体で、心地よく眠りにつくことができるのも嬉しい効果ですね。

肩こりや腰痛の緩和

肩こりや腰痛は、血流が悪くなっていることも原因の一つですが、筋肉が緊張して硬くなっていることも原因として考えられます。エプソムソルトは前記したように血流を良くする他、筋肉をほぐす効果があるため、肩こりや腰痛を緩和させます。

さらに、筋肉の炎症を和らげる効果もあるので、スポーツ後にエプソムソルトでケアして筋肉痛を予防するのもおすすめです。

デトックス効果

肌をふく女性

エプソムソルトによって、体内の毒素や余分な物を排出してくれるデトックス効果も期待できます。エプソムソルトのお風呂に浸かると、大量に汗をかき、余分な水分も排出してくれるので、むくみの解消にもつながります。

便秘解消

エプソムソルトは体内の水分を腸に集めて排便をスムーズに行えるように作用します。主成分である硫酸マグネシウムは、医療用の下剤としても使用されるくらいなので、その便秘解消効果はお墨付きと言えます。

ダイエット効果

上述したような便秘解消やデトックス効果によって、ダイエット効果を高めてくれるのは想像がつくと思います。

しかしそれ以外にも、エプソムソルトは代謝に関係する酵素を活性化することで新陳代謝を高めたり、糖をエネルギーに変換して脂肪が燃焼するように働きかけたりする効果があって、太りにくい身体をつくることができるので、ダイエットに最適なのです。

ストレスの緩和

伸びをする女性

マグネシウムは、ストレスを解消するのに必要な抗ストレスホルモンを生成する副腎皮質の働きを助けます。さらに、精神の安定に欠かせない神経伝達物質を生成するのに必要であるマグネシウムが体内に吸収されることで、ストレスを軽減することができます。

月経前症候群の緩和

月経前に、下腹部痛・腰痛・頭痛・肩こりなど身体的な不調だけでなく、イライラしたり怒りっぽくなったりするような精神的な不調が現れることを月経前症候群(PMS)と言います。

このPMSには、血中マグネシウム濃度が深く関係していると言われていて、体内にマグネシウムを摂り入れることで、PMS緩和の効果が期待できるのです。

体臭を防ぐ

体が疲れると体臭が強くなるのは、体内に乳酸が増加するからです。エプソムソルトは、体内の乳酸の発生を抑制し、体臭を防ぐ効果もあります。

体が疲れている時こそ、シャワーで済ませるのではなく、エプソムソルトの湯船にゆっくり浸かることも大切ですね。

エプソムソルトに副作用や危険性はないの?

考える女性

エプソムソルトは、入浴剤として使う限り、それ自体に副作用はありません

ただし、温度が高かったり長風呂してしまったりすることで、汗を沢山かき、逆に疲れてしまうことがあるのです。40度以下のお湯で、入浴は20分以内にすることを厳守し、入浴後は水分補給をしっかりと行うようにしてください。

エプソムソルト使用を控えるべき人

エプソムソルトは、健康な人が使用するには、ほとんど危険性はありませんが、心臓や腎臓など内臓に疾患のある人や、高血圧の人、年配の人は注意が必要です。

これは、血流が良くなり過ぎて、血中のマグネシウム濃度も上がるため、心臓に負担がかかってしまうからです。上記に該当する人は、かかりつけ医に相談したうえで使用すると安心ですね。

エプソムソルトを使った入浴法は?

エプソムソルトをお風呂に入れる様子

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1.エプソムソルトを湯船に溶かす

濃度が1%くらいになるように、エプソムソルトを湯船によく溶かします。一般家庭のバスタブではだいたい150~200リットルのお湯が溜まるので、150g~300gのエプソムソルトを溶かすといいでしょう。

お湯の温度は38~40度と少しぬるめに感じるくらいがおすすめです。エプソムソルトに塩分は含まれていないため、浴槽や配管が痛むことはないので安心してください。

2.10~20分ほど湯船に浸かる

湯船に浸かるのは短すぎても効果が得られませんが、長湯も禁物なので、20分以内とします。これは、長湯し過ぎるとお湯がぬるくなり過ぎるだけでなく、デトックス効果により排出された老廃物が、再び体に付着してしまうからです。

また、1人入浴した後に追い炊きして入浴することもできますが、エプソムソルトのマグネシウムは1人目が入浴した時に吸収されているので、2人目以降が入浴する際はあまり効果が得られなくなっています。

3.ゆっくり体を休める

エプソムソルトのお風呂に使った後は、代謝が良くなり過ぎて、運動後のように体が疲れています。入浴後はゆっくり体を休めるようにしましょう。

汗も沢山かいているので、水分補給も忘れずに行ってください。

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エプソムソルトのアレンジ方法

エプソムソルト

炭酸泉を作る

エプソムソルトと重曹とクエン酸

炭酸ガスが溶けたお湯のことを炭酸泉と言いますが、温泉の中でもさまざまな効能が得られるとあって人気がありますよね。そんな炭酸泉が、エプソムソルトによって簡単に作れるのです。

作り方は、クエン酸と重曹とエプソムソルトを同じ割合で混ぜてお湯に溶かすだけ。エプソムソルトの炭酸泉で家の中でも温泉気分を満喫しましょう。

髪のケアに使う

温かいお湯にエプソムソルトをコンディショナーと同量ずつ混ぜて、シャンプー後の髪につけて20分程おくようにしましょう。

ただし、ミネラル分が髪の毛に残るとベタついてしまうので、しっかりと洗い流すようにしてください。

マッサージに使う

エプソムソルトだけではマッサージに使いにくいので、オリーブオイルやマカデミアナッツオイルなど植物性のオイルと一緒に混ぜて、肌に塗り込むようにマッサージするといいでしょう。

エプソムソルトによるマッサージは、古い角質を取り除き、肌をなめらかにする効果があるので、高級エステでの施術にも採用されています。

エプソムソルトの選び方は?

エプソムソルトのパッケージ

純度の高いものを選ぶ

硫化マグネシウムは、純度が高くなければゴミや硫化マグネシウムの未化合物質、二酸化ケイ素などが含まれていて、本来の効果は期待できなくなります。

徳島県にある馬居化成工業の商品である「エプソルト」は、硫酸マグネシウムを独自の製法で再結晶化することで、純度を99.99%までに上げています。

→ エプソルト

国産がおすすめ

エプソムソルトには、国産と外国産のものがありますが、世界中でメジャーな商品は、牛乳パック風のパッケージでお馴染み、アメリカ産の「ESP Epsom Salt」です。

→ ESP Epsom Salt

本物を試してみたいという人には良いかもしれませんが、コストパフォーマンスや安全性を考えると、国産の方が安心と言えます。

国産のものだと、販売実績のあるアースコンシャス株式会社の「国産エプソムソルト」が、信頼性が高くなっています。

→ アースコンシャス 国産エプソムソルト

まとめ

エプソムソルトについて知れば知るほど、使わずにはいられなくなった人も多いのではないでしょうか。仕事や家事で毎日忙しく、自分をケアする時間がないという人でも、入浴剤として使うだけなら続けていけそうですよね。

手間をかけずに健康とキレイを手に入れられるエプソムソルト、ぜひ使ってみてください。