唇が荒れやすくカサカサになってしまうけど、どんなリップクリームを選んでいいのかわからない…。
そんなとき、まずチェックしていただきたいのが現在使っているリップクリームの成分です。
もしかしたら敏感肌には向いていない成分のリップクリームを使っているかもしれません。
今回はリップクリームの成分や、敏感肌の方にオススメのリップクリームについてお伝えします。
リップクリームで唇が荒れる原因は?
唇が荒れる原因は、唇の傷つきやすさとリップクリームの成分がポイントとなります。
唇は非常に傷つきやすくデリケート
保護してくれるはずのリップクリームで、どうして唇が荒れてしまうのでしょうか。
実は、唇は非常にデリケートな構造となっています。唇は顔や手足の皮膚と違い、下記のような仕組みとなっています。
- 汗や皮脂が出ない
- そのため水分を保っていられない
- メラニンがほぼゼロなので紫外線を防げない
以上の3点から唇がいかにデリケートかわかりますね。
傷つきやすく、傷ついたら元に戻りにくい性質を持つ唇は、リップクリーム選びを間違えてしまうとそれだけで荒れてしまうのです。
リップクリームの正しい塗り方はご存知でしょうか。唇の縦線に沿って塗ることです。
リップクリームを横に動かすように塗ってしまうと、唇にしっかりと塗ることができません。もし横に動かすように塗っている場合、塗り方を変えることで改善することもあります。
正しく塗っていて、唇を舐めたりせず、食生活も問題がないのに荒れてしまう場合、もしかしたら成分に原因があるのかもしれません。
避けたい6つの成分
リップクリームで保護しているのに唇が荒れてしまう…そんなとき、使用しているリップクリームの成分を確認してみましょう。
パッケージ裏面や、製品の公式ホームページに掲載されています。以下の成分が含まれていた場合、もしかしたら荒れる原因につながっているかもしれません。
タール系色素
「青色(または赤色など))〇号」と書かれていることの多いタール系色素。
鮮やかに色付けしてくれる成分ですが、アレルギーや皮膚病の原因となったり、発がん性が懸念されている、決して安全とはいえない成分です。
近年、タール系色素を使用している化粧品は減っていますが、安物や海外のものに含まれていることがあります。
合成ポリマー
膜を張ってコーティングしてくれる合成ポリマーですが、いくつかの問題点があります。
合成ポリマーを含むリップクリームをつけると、唇がなめらかになります。一見、いいことのように思えますが、唇にとっては呼吸ができない状態とも言えるのです。
呼吸ができないと乾燥してしまい、リップクリームを落としたとたんガサガサ…という悲しい状態に。唇の乾燥に悩んでいる場合、合成ポリマーは避けたほうがよいでしょう。
合成ポリマーを落とすためには、同じくらいの洗浄力を持つ界面活性剤(クレンジングなど)を使わなければなりません。
クレンジングくらい大丈夫と思ってしまいがちですが、唇は非常にデリケート。
口紅でなくリップクリームを落とすためにわざわざクレンジングをしていては、ますます荒れてしまいます。つけっぱなしでもいいリップクリームを使いたいですね。
dl-カンフル
dl-カンフルは軽い炎症という刺激を唇に与え、血管を広げさせて血行を良くする働きがあります。
唇が強い人にとってはいい成分ですが、乾燥やトラブルで悩んでいる方にとっては逆効果。唇にトラブルを経験したことがない方でない限り、使わないほうがよいと言えます。
l-メントール
塗るとスーッとしたり、すっきりした香りを感じさせてくれるl-メントール。
こちらもdl-カンフルのように、唇に刺激を与えることで冷たさを錯覚させているため、唇が荒れている方にはおすすめできません。
香りは錯覚ではありませんが、先にお伝えした「唇に刺激を与える」という部分を切り離すことができないため、香りが好きでも使わないほうがよいでしょう。
ラノリン油
羊毛から出る脂を加工して作られたラノリン油は、皮膚によくなじんで浸透してくれます。
保湿にぴったりなラノリン油ですが、唇が乾燥して荒れてしまった時に使うと、かえってかぶれる場合があります。唇が荒れやすい方や敏感肌の方は避けたほうがよい成分です。
ヒマシ油
リップクリームに使われていることの多いヒマシ油は抗菌・抗炎症作用があります。しかし人によってはその作用に皮膚が負けてしまい、かえってかぶれたり荒れたりすることも。
敏感肌の方はヒマシ油の含まれていないリップクリームが安心です。
敏感肌向けのリップクリームの選び方は?
敏感肌の場合、リップクリームを選ぶ際に気をつけたいポイントがあります。
基本は無香料・無着色・無添加
香りや色付きのリップクリームは魅力的ですが、敏感肌には向いていません。唇の保湿以外の成分が含まれていると、どうしても唇への負担が大きくなってしまいます。
無香料・無着色・無添加を基本に選んでいきましょう。
敏感肌にぴったり!オススメの成分
避けたい成分があるならもちろんオススメの成分もあります。
以下でお伝えしている11の成分は、感肌でも比較的安心して使える成分です。リップクリームを購入の際にパッケージ裏面などの成分表をチェックされてみてくださいね。
抗炎症作用に優れているので唇のトラブルを防ぎ、紫外線から守ってくれる成分です。ビタミンEをもとに配合された成分であるため唇に負担をかけることがありません。
働きとしては酢酸DL-α-トコフェロールと同じで唇が荒れるのを予防してくれます。副作用がほぼゼロで化学的な面からも安定した成分であるため、安心して使うことができます。
ミネラルオイルとも呼ばれる、化粧品によく使われているオイルです。熱によって伸びる性質で、よく伸びてしっかりと唇に吸着して保湿します。
食用としても馴染み深いオリーブ油は、唇に塗る程度の摂取なら当然ながら体に害はありません。保湿効果も高く、敏感肌でも荒れることなくしっとりと唇を潤してくれます。
保湿といえばワセリンと言ってもいいくらいに定番の成分です。敏感肌でも安心できる成分ですが、鉱物性のアレルギーがある方は念のために避けたほうがよいでしょう。
ミツバチが作り出すハチミツやミツロウは自然由来で敏感肌向けと言えます。保湿だけでなく唇を柔らかくする効果もあり、殺菌作用も持つ優秀な成分です。
植物由来でアレルギーが起きにくく赤ちゃんにも使うことができます。自然界でいちばん皮膚に馴染むオイルとして有名です。
単体でも口紅を塗る前の下地として使えるシアバターは、植物性の油脂で保湿の王様とも呼ばれるほどです。唇だけでなく顔や手足にも安心して使える多様性も嬉しいですね。
人の体にもあると言われているスクワランは、唇に馴染みやすく荒れることもほとんどありません。保湿に優れ、唇を優しく包んでくれます。
パッチテストは欠かさずに
自分に合いそうなリップクリームを見つけたら、パッチテストを行ってから日常使いするのがオススメです。
- 絆創膏のガーゼ部分に、使う予定のリップクリームを塗ります。
- 1の絆創膏を二の腕の内側に貼りつけます。
- 絆創膏を貼ったまま2日間過ごします。このあいだに異常を感じたらリップクリームの使用を中止しましょう。
- 2日後、絆創膏を剥がしたら、さらに1日様子を見ます。
- 異常がなければパッチテスト終了です。
唇は非常にデリケートなのでパッチテストも時間がかかりますが、一度済ませておけば安心して使い切ることができます。
途中で忘れたりやめてしまわないよう、がんばってみてくださいね。
抜群の信頼感!第三類医薬品もオススメ
第三類医薬品に分類されているリップクリームは、その名の通り医薬品に分けられるため、安全性が高くトラブルが起きにくいです。
唇の荒れを予防するというよりは、すでに唇が荒れてしまった方向けのものが多いと言えます。
これまで使っていたリップクリームが合わず荒れてしまった方は、第三類医薬品に分類されるリップクリームを選んではいかがでしょうか。パッケージに記載されているので探しやすいですよ。
敏感肌向けのおすすめリップクリームは?
こちらでは口コミを参考に、実際に敏感肌の方が使ってよかったリップクリームをご紹介します。
出典:amazon.co.jp
長時間しっかりと潤いをキープしてくれるリップバームです。ベタつきも少なく下地としても使える優秀さですが、甘い風味が強いので甘いのが苦手な方は要注意。
パッケージが非常にかわいいリップバーム。ごく微量な香りがしますが、成分も自然由来で気にならない程度の香りとなっています。爪にも使うことができるので一石二鳥ですね。
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UV効果があるのに唇に負担なく使えるリップトリートメントです。保湿力が非常に強く、やや固めのテクスチャとなっているので指であたためて使うのがよいでしょう。
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無香料とはちみつの香りの二種類があります。就寝前に塗っておくだけで翌朝しっとりしてくれる優れた保湿力です。
私自身2種類とも愛用中ですが、こちらに変えて以来、唇のトラブル知らずとなっています。はちみつの香りはしっかりと甘い香りが続くので、甘い香りが苦手な方は無香料がオススメです。
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敏感肌向けの製品で知られるキュレルは、リップクリームも敏感肌にぴったりな作りとなっています。
ホホバ油が唇を保湿し潤いを与えてくれるので、乾燥によるひび割れにお悩みの方にぴったりです。
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環境や肌に優しいブランドであるパックスナチュロンのリップクリーム。化学物質が含まれておらず、ミツロウなど低刺激で保湿力の高い成分が中心となっています。
アレルギーを持っている方でも安心して使えたという意見がありました。
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第三類医薬品であるモアリップは、柔らかく伸びやすいテクスチャのリップです。
飲食で落ちやすいのが難点ですが、塗り直しやすいデザインなので手軽で確実にケアしたい方にぴったりです。
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第三類医薬品で、唇のひび割れや口角炎の治療薬として販売されています。指にとって唇に伸ばす手間はありますが、治療薬なので保湿力、効き目ともに抜群です。
現在、唇の肌トラブルにお悩みの方にいちばんオススメしたいリップです。
まとめ
荒れやすい唇の場合、リップクリームを変えるだけで緩和されたり改善されたりするケースも多いです。
乾燥して荒れやすい敏感肌でも、リップクリーム次第でうるつやな唇になるのも夢ではありません。
塗り方や塗るタイミング(就寝前が特にオススメ)も工夫しつつ、唇のトラブルとお別れできるといいですね。
合わないと思ったらすぐに使用を中止し、皮膚科の受診をされてください。