数値の高くない、肌にやさしい日焼け止めを使いたい人が増えている一方で、絶対に日焼けしたくない!という人には根強い人気のあるアリーとアネッサ。
ドラッグストアで買える日焼け止めの中では決して安くはなく、普通の日焼け止めの2~3倍の値段がします。
それでもウォータープルーフタイプで、かつ肌をキレイに保ちたいと思う女性には絶大な人気を誇ります。
今回は、この2つの日焼け止めの違いやどちらがおすすめなのかという点についてお話しします。
アリーとアネッサの日焼け止めの違いは?
どちらもSPF50+、PA++++と、日焼け止めの中では最高の数値です。それでは他にどのような違いがあるのか、配合されている成分の違いなどを見ていきましょう。
アリー エクストラUVジェル ミネラルモイスト ネオ
カネボウから発売されている日焼け止めです。使用感が軽く、べたつかないのにしっかり紫外線をカットできると人気の日焼け止めです。
ジェルタイプなのでみずみずしい感触でありながらさらっとしていて、白浮きしにくいというメリットがあります。
やや重めのテクスチャーですが、それは塗りムラを防ぐため。ジェルタイプは伸びが良い分、適量をきちんと塗りにくいというデメリットがあります。やや粘り気を出すことで「伸ばし過ぎ」を防ぎます。
アリーに配合されている美肌成分は、下記の成分です。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- ロイヤルゼリーエキス
- ハトムギ種子エキス
紫外線カット効果の高い日焼け止めにありがちな乾燥から肌を守ります。
「スキンフィット技術」を採用し、肌のキメにも毛穴の凸凹にもしっかりフィットするので、崩れにくいというメリットがあります。
高い密着度が自慢のアリーですが、クレンジングではなく洗顔料やボディソープで落とすことが出来ます。
アネッサ・パーフェクトUV アクアブースター
資生堂が販売している、いわゆる「金のアネッサ」です。汗や水に強いので、海やプールには欠かせません。
昔ながらの2層式で、振ってから使います。乳液タイプというとしっとりしてしまいそうな気がしますが、アネッサはサラサラした使用感で、海で使っても砂がまとわりついてしまうようなことがありません。
アネッサに含まれている美肌成分は、下記の成分です。
- ヒアルロン酸
- バラ果実エキス
- グリセリン
バラ果実エキスには肌の炎症などを抑える働きもあるので、日焼け止めの成分とともに肌を守ってくれます。無着色というのも肌には嬉しいところです。
汗や水に触れると紫外線をブロックする膜が強くなるという「アクアブースター技術」を採用しているので、とにかく水に強いというのが最大のメリットです。80分間の水浴テストで耐水性を確認済みとのことです。
独自の「光スタミナ技術」によって、強い紫外線を浴び続けても製品の安定性を保ち、しっかりと肌を守ります。
日焼け止め効果は高くなっているものの、石けんで落とせるというメリットがあります。ゴシゴシこすらなくても落とすことが出来るので、肌への負担を減らせるでしょう。
アリーとアネッサの日焼け止めってどっちがいいの?
2つの日焼け止めの成分の違いなどは分かりましたが、結局どちらを使えばいいのか?という点については、使うシチュエーションによっても違ってきます。
アリーがおすすめの人
それなりに日焼け止めとしての効果も高く、かつ、肌への優しさも欲しいという人はアリーを使い続けている人が多いようです。
ウォータープルーフ機能はアネッサの方が高いと思われますが、肌が荒れた、カサカサするという口コミも。
美肌成分や肌への優しさという点を重視するならばアリーの方がいいかもしれません。
やや伸びが悪い分、肌への密着度が高くて、多少汗ばんでいても塗りやすいのがアリー。
液ダレしにくく塗りやすい方がいい、という方はアリーがいいでしょう。
どちらも「石けん・ボディソープで落とせる」と言っていますが、塗る量にもよりますが、やはりかなりしっかり洗わないと落ちないという意見が多いです。
しかもアネッサはウォータープルーフ効果が高い分、何度も塗った場合には落ちにくいと感じている人が多いので、肌に負担をかけずに少しでも落としやすい方がいい、と思うならアリーがいいでしょう。
ただし、いずれにしてもメイクをしていればクレンジングが必要ですし、日焼け止めの成分が肌に残ってしまうと肌荒れの原因になりますから、しっかり落とすように心がけてください。
→ 日焼け止めで肌荒れが起こる原因は?肌荒れしない為の6つの対策案
これは個人差、好みがあるのですが、インターネット上の口コミなどを見ると、アネッサは若干臭い(日焼け止め特有の匂い)が気になるという声が多いです。
それに対してアリーはほとんど匂いがしないという点で、肌につけるものの匂いを気にする人はアリーの方がいいでしょう。
実際に使ってみた感想
塗ってみた感想としては、肌がしっとりとして、保湿されているという感じが強いです。
言い換えれば、サラサラ感がなくて、重たく感じるので、夏に使うなら顔よりも体に塗る方がいいのかなと思いました。
使ってみたの効果については、わかり次第追加していきたいと思います。
(あくまで個人的な感想です。)
アネッサがおすすめの人
「焼けない」という点については、全体的にはアネッサの人気の方が高いようです。夏のレジャーがお好きな方にはアネッサがおすすめです。
配合されている紫外線吸収剤の数や、ウォータープルーフ効果を考えると汗や水に強いアネッサの方が良いでしょう。
ウォータープルーフについてアネッサは耐水性を確認済みとありますが、アリーはどこまでの効果があるのか分かりにくい部分があります。(公式サイトで水しぶきを浴びたときのウォータープルーの性能を示した動画はありますが、どのくらいの時間持つのかということが不明)
乳液タイプの方がジェルよりも塗りやすく、特に顔はべたつかない方がメイクも崩れにくいです。
アネッサの方がさらっとしていて伸ばしやすいので、使いやすさや使用感の良さを重視する人はアネッサがいいと思います。
実際に使ってみた感想
塗ってみた感想としては、肌がサラサラとして軽い感じです。顔に塗ってもベタつきが気になることもありませんでした。
匂いが気になる方もいらっしゃるようですが、個人的には気にならず癒されるような香りでよかったと思います。
使ってみたの効果については、わかり次第追加していきたいと思います。
(あくまで個人的な感想です。)
例えば海に行けば濡れるだけでなく、波に洗われたり、砂がついたりそれを拭いて落としたりします。
実際は製品のテスト環境よりも過酷な状況で使うわけですから、いくらウォータープルーフでも落ちてしまうことが考えられます。
汗や水で濡れたら塗り直すくらいのこまめなケアが必要です。また、絶対に焼きたくないと思うなら日焼け止めだけではだめで、ラッシュガードを着るなどの工夫が必要でしょう。
まとめ
結論としては、日焼け止め効果の高さからいうとアネッサ、肌への優しさや匂いなどプラスアルファの要素も重視するならアリー、ということになると思います。
ただ、テクスチャーや使用感は好みによるところも大きいですし、肌質によってはアリーでも合わないと感じることがあるかもしれません。
もしサンプルをもらえるなら、両方塗って試してみるのが一番いいでしょう。
最近では、日焼け止め+飲む日焼け止めで対策されている方も増えています。