アフリカマンゴノキにダイエット効果はある？副作用の心配は？

アフリカマンゴノキは、食用だけでなく熱や下痢など様々な症状に効く薬としても、アフリカ各地で古くから利用されてきました。

中でも着目されるのは、“空腹感を減らすための薬”として使われてきた点。狩猟中など、長期間空腹に耐えなければならないような状況で服用されてきたそうです。

近年、そこに着眼し研究が重ねられ、アメリカでダイエットサプリの原料として使用され始めました。

アメリカの健康情報番組で大々的に取り上げられたり、雑誌で扱われたりしてアメリカ国内で広く普及。

今ではアメリカでは“誰でも知っているダイエット素材”と言われているとか。日本でもアメリカでのヒットを受け、ダイエットサプリとして販売、話題を集めています。

摂取しているグループは、摂取4週間目を過ぎた頃から体重、体脂肪率、ウエストの数値、コレステロール値などが明らかに減少。

10週間を経過すると、試験開始前に比べ体重は13%減、体脂肪は18%減という大きな効果が見られたとか。これは期待の高まる数値ですね。

摂取して10週以降、1日当たりの摂取総カロリーを両グループで比較。

その結果、アフリカマンゴノキを摂取していたグループは、していないグループに比べて約400キロカロリーも総カロリーが少なかったそうです。

摂取カロリーを抑えられるということは、ダイエットに直接的に影響しますね。

中性脂肪を減少させる「アディポネクチン」というホルモンの血中濃度が約2.6倍に。このアディネポクチンを増やすことが、脂肪増加を防ぐことにつながります。

ダイエットをする時にもっとも苦労するのが食欲との戦い。アフリカマンゴノキには、その食欲を抑える効果があります。

「レプチン」というホルモンが満腹中枢に届くと、満腹感を得られる…というのが、人が満腹になるメカニズム。

でも脂肪細胞が作り出す物質が「レプチン」と結びつき、「レプチン複合体」に変化してしまうと、うまく満腹信号を出すことができず食べ過ぎてしまいます。

アフリカマンゴノキは、満腹信号の伝達を邪魔するこの「レプチン複合体」の形成を抑えると言われています。

満腹信号をスムーズに出す状態にすることで、少量の食事量でも満足感を得やすくなるのです。

アフリカマンゴノキを摂取すると、「アディポネクチン」というホルモンの濃度が倍以上に。この「アディポネクチン」は脂肪の代謝を促し、中性脂肪を減少させるというホルモンです。

さらに、糖代謝の促進効果もあるため、糖尿病予防にも役立つと言われています。

アフリカマンゴノキには、中性脂肪が体内でできるのを防いでくれる効果も。

中性脂肪は「GPDH」という酵素が働くことで生成されますが、アフリカマンゴノキはこの酵素の動きを抑える作用があります。

炭水化物は、体内では糖となって吸収されますが、この時に働くのが「消化酵素アミラーゼ」。アフリカマンゴノキは、この「消化酵素アミラーゼ」を阻害する作用を持ちます。

炭水化物を食べても糖となりにくく、吸収されなかった分は尿などで体外へ排出されるため、太りにくいという仕組みです。

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