【脂性肌の朝洗顔】水だけor洗顔料を使うどっち?洗顔後のケアも大切

洗顔中の女性美容

朝の洗顔には洗顔料を使わずに水だけで洗うといい、といった情報を目にすることがあるでしょう。

しかし、肌がベタベタしている脂性肌の場合はどうなのでしょうか?

水だけでは脂っぽさが残ってしまうような気もしますよね。

そこで、ここでは脂性肌に焦点をしぼって、朝の洗顔には洗顔料を使うべきなのかどうかを詳しくお伝えしていきます。

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脂性肌の朝洗顔は水だけor洗顔料を使うどっちがおすすめ?

疲れたOL

皮脂腺が活発に働いているために皮脂が過剰に分泌されている脂性肌は、乾燥肌と同じケアをしていたのでは肌トラブルを引き起こす可能性があります。

脂性肌は朝にも洗顔料を使いたい

メイクをして外出している日中とは違って、睡眠中に肌が汚れることはそれほどありません。ですから、基本的には洗顔料を使わずに、ぬるま湯で洗うだけでも問題はないのです。

しかし、脂性肌は寝ている間も皮脂が多く分泌されていますから、朝起きたときにもベタつきを感じるでしょう。

脂性肌に限っては、朝も洗顔料を使ってベタつきの原因となっている余分な皮脂をきちんと落とすことをおすすめします。

朝の洗顔で皮脂をしっかり落とさないと…

皮脂が過剰になっている脂性肌は、毛穴のつまりに注意が必要です。特に小鼻まわりにニキビができやすいでしょう。毛穴に皮脂がつまると毛穴の開きの原因にもなります。

また、皮脂が酸化すると肌が荒れて老化しやすいので、朝の洗顔時にも余分な皮脂は落としておきましょう。

肌の状態は定期的にチェックを

肌はホルモンの影響を大きく受けているので、状態は常に一定というわけではありません。つまり、一度は脂性肌と診断されたとしても、その後もずっと脂性肌のままであるとは限らないのです。

男性ホルモンの分泌が多い15~25歳あたりは脂性肌になりやすいのですが、その後は年齢を重ねるごとに自然に乾燥肌に傾いていきます。

自分は脂性肌であると決めつけずに、自己診断や化粧品メーカーのカウンセリングなどで定期的にチェックしてケア方法を常に見直すことを忘れないでください。

脂性肌の人が朝洗顔をする際のポイントは?

指差をする若い女性

では、脂性肌の人はどのような点に注意して朝洗顔をしたらよいのでしょうか。

洗顔の目的

洗顔では、余分な皮脂や角質、汚れなどをしっかりと落とすことが大切です。ただし、肌へ摩擦を与えてしまってはいけません。

このポイントをしっかりと押さえたうえで、肌がキュっと引き締まるまで皮脂を落としていきましょう。

脂性肌の人のための正しい朝洗顔

余分な皮脂を落とすための具体的な洗顔方法をご紹介します。

泡はたっぷりと

泡を持つ女性

洗顔料は水を含ませて、きめ細かく泡立てます。泡立て用のネットなどを使って、ホイップクリームのようにふわふわにしてから顔にのせましょう。

泡をのせる場所

皮脂の多いTゾーンと小鼻のまわりから泡をのせていきます。

泡がのっている時間が長いほど、皮脂を吸収しやすくなるので、乾燥しがちな目元や口元は最後に軽く泡をのせるだけで構いません。

肌のうえで泡を転がすように洗う

肌にのせた泡は、中指の腹を中心に指先を使って、そっと転がすように洗っていきます。決してゴシゴシとこすってはいけません。

肌をこすると肌表面の角質がはがれてしまい、バリア機能が低下してしまいます。肌のうるおいが失われてしまうので、それを補おうと余計に皮脂が分泌されるようになってしまうので逆効果です。

たっぷりの泡で皮脂や汚れをやさしく包み込むように、ていねいに洗ってください。

すすぎはしっかりと

泡が残らないように、33~36度くらいのぬるま湯でしっかりとすすぎましょう。熱過ぎるお湯を使うと、肌に必要な皮脂まで洗い流されてしまいます。

また、すすぎの際も肌をこすらないように注意しましょう。だいたい20回以上を目安にすすいでください

その後は、ふんわりとした清潔なタオルで軽く肌を押さえるようにして水分を拭き取ります。

丁寧に洗うのがコツ

洗顔中の女性

時間がないからといって、十分に泡立てなかったりすすぎ残しがあったりすると肌が荒れてしまいます。

また、脂性肌の人は特にTゾーンがベタつくので、一度の洗顔でも皮脂が気になるようでしたら、そこだけ二度洗いをしてもよいでしょう。

洗い過ぎに注意

脂性肌の人は皮脂を取り除きたいあまりに、過剰に洗顔をしがちです。しかし、皮脂には肌を守る役目もあるので、ある程度の量は必要です。

脂性肌だからといって皮脂を取り去ってしまうと、今度は乾燥に悩まされることになります。肌が本来必要としている皮脂は残しておきましょう。

肌の状態により洗い方を変える

脂性肌だからといって、夏も冬も同じ洗顔方法をしていてはいけません。冬になれば、脂性肌の人も少し乾燥気味になるかもしれません。

肌の状態をチェックして、肌が乾燥しているなと感じたらぬるま湯だけで洗顔するなど調整しましょう。

脂性肌のための洗顔料の選び方

泡

洗顔料の種類はいろいろありますが、どのようなタイプの洗顔料を選ぶのかも大切なポイントとなります。

すっきりとした洗浄力のものを選ぶ

洗顔料で大切なのは洗浄力です。保湿や美白の機能をうたった洗顔料も数多く販売されていますが、洗顔料にかんしては洗浄力を重視して選択してください。

脂性肌の場合には、皮脂をすっきりと落とせるものを選ぶとよいでしょう。とはいえ、洗浄力の強い洗顔料で洗い過ぎると必要以上に皮脂を取り除いてしまうので気をつけてください。

洗顔料の種類

洗顔料

洗顔料には次のような種類があるので、ご自分の好みもあわせてぴったりなものを選びましょう。

固形タイプ

さっぱりとした洗い上がりになるので、脂性肌に適しています。

余分な油分を含んでいないシンプルなものを選ぶとよいでしょう。

クリームタイプ

脂性肌を含めた、あらゆる肌タイプに適しています。

商品によって洗浄力はさまざまですが、脂性肌はさっぱりとした洗い上がりのものがおすすめです。

泡タイプ

泡立てる手間を省けるので、忙しい朝の洗顔にふさわしいでしょう。

急いで洗顔をしようとあまり泡立てないと肌を傷つけてしまうので、そのような心配のある人は最初から泡ででてくるタイプを使ったほうがよいでしょう。

パウダータイプ

クレイなどを粉末状にした洗顔料です。パウダーに水を含めて泡立てて使います。

天然成分や酵素が配合されたものが多いので、肌をやさしく洗い上げることができるでしょう。

朝洗顔の後のケアのやり方は?

保湿をしている女性

脂性肌の人は、朝洗顔をした後にどのようなケアが必要なのかお伝えします。

洗顔後はすぐに保湿を

洗顔料を使って皮脂をすっきり落とした後は、美容液で保湿しましょう。油分があまり含まれていない美容液を選ぶのがポイントです。

洗顔をすると肌に必要な水分まで一緒に蒸発してしまいますから、3分以内に保湿ケアをしてください。

脂性肌も保湿が重要

皮脂が多いから保湿ケアをしない人がいるようですが、大きな間違いです。

皮脂が大量に分泌されていたとしても、肌の奥にはうるおいが不足していることが多いのです。

脂性肌でも保湿ケアは欠かせません。しっかりと保湿成分を補って、肌の状態を整えてあげましょう。

まとめ

余分な皮脂でベタついている脂性肌の人は、夜だけでなく朝も洗顔料を使った洗顔をおすすめします。

ただし、洗い過ぎてはいけません。たっぷりの泡でやさしく皮脂を落としてください。

そして、洗顔の後には保湿ケアを必ずしましょう。

皮脂は決して悪者ではありません。洗顔と保湿ケアで皮脂バランスを上手にコントロールしてくださいね。