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認知症予防・改善にアロマは効果あるの?使い方や注意点を紹介

 2017/07/18 健康
この記事は約 11 分で読めます。
アロマ

アロマテラピーというと、甘い香りを嗅いでリラックスする、という使い方を思い浮かべる方が多いと思いますが、認知症にも良いということが最近の研究で分かってきました。

香りの成分がどのようにして認知症を予防していくのか、どのようにして使えば良いのかなど、認知症に対するアロマの使い方についてまとめました。

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なぜアロマが認知に効果があると言われているの?

脳

目に見えない香りがなぜ認知症に良いのか、そのメカニズムが段々明らかになってきました。

嗅神経を刺激する

嗅(きゅう)神経とは、第一脳神経で匂いの情報を脳に伝えるための神経です。

認知症になると嗅神経が一番始めにダメージを受け、嗅覚と連動している海馬もダメージを受けることで認知症が悪化する、というメカニズムが鳥取大学の浦上教授の研究によって分かりました。

アロマセラピーはAD患者の知的機能に効果があり、特に最も効果があったのが軽度〜中等度ADであったといえる。

※AD=アルツハイマー病

アルツハイマー病患者に対するアロマセラピーの有用性

特定の香りを嗅ぐとフラッシュバックのように記憶が蘇ることがあると思います。その経験からもわかるように、記憶と香りというのは密接な関係があります。

アロマテラピーが認知症に良いといわれるのは、香りによって嗅神経を刺激することで海馬を活性化できれば、認知症の改善や予防に役立つと考えられているからです。

サーカディアンリズムを整える

サーカディアンリズムとは、日中は活動し、夜は眠くなるという身体が持っている24時間周期の生体リズムのことです。

脳の認知機能が低下することでサーカディアンリズムが保てなくなり、昼夜の区別がつきにくくなるために、睡眠障害を起こしやすくなるということがわかっています。

加齢とともに睡眠ホルモンであるメラトニンは減少していくので、歳を取ると眠りが浅くなるのは普通なのですが、アルツハイマー患者はその傾向が顕著に見られます。

昼用アロマは自律神経の交感神経を活発にし、夜は副交感神経を優位にしてリラックスさせることが出来るので、昼夜のリズムをつけやすくなります

それによってサーカディアンリズムを整え、認知症の改善と予防に役立つと考えられています。

副作用がなく安全だといわれていること

アロマテラピーの認知症患者への使用は、血液検査や生化学検査においても副作用がないことが分かっています。

その点からも、身体に負担をかけることなく認知症の改善が出来るので、薬などを使うよりも安全であると今後の活用に大きな期待が寄せられているのです。

認知症対策としてのアロマの使い方は?

アロマ

認知症対策としてはどのようなアロマを使えばいいのか、その使い方などについてご紹介します。

認知症対策に良いのはこの4つ

鳥取大学の研究で使われたアロマはこの4つです。

  • ローズマリーカンファー
  • レモン
  • ラベンダーアングスティフォリア(真正ラベンダー)
  • オレンジスイート

効果的な組み合わせ

この4つのアロマは単独で使うのではなく、昼と夜に分けて使っていきます。

  • 昼用:ローズマリー、レモン
  • 夜用:ラベンダー、オレンジスイート

昼間はスッキリとした香りのブレンド、夜はリラックスできる柔らかい香りです。

種類の違いに注意!

初めてアロマを買う時には種類の違いに注意してください。違ったものを買ってしまうと、効果も香りも全く違ってしまいます。

ローズマリー

ローズマリーはケモタイプ精油といって、同じローズマリーであっても栽培された場所の環境の違いによって成分の比率が大きく違ってきます

ローズマリー・シネオール、ローズマリー・カンファー、ローズマリー・ベルベノンなどがありますが、一般的に「ローズマリー」というとローズマリー・シネオールをさすことが多いので注意が必要です。

認知症に良いとされているのは、脳の活性化作用が一番強いローズマリー・カンファーです。

オレンジ

オレンジも、オレンジビターとオレンジスイートがありますが、リラックス効果が高いのはオレンジスイートです。

もしオレンジスイートが手に入らない場合はマンダリンでも代用は可能です。

ラベンダー

ラベンダーはとても品種の多い植物なので、ラベンダー・ストエカス、ラベンダー・スピカ、ラベンダー・レイドバンなど色々あるのです。

違ったものを買ってしまうと香りも効能も全く違うので、リラックス効果を期待して使うならラベンダー・アングスティフォリア(真正ラベンダー)を買うようにしましょう。

レモン

レモンは基本的に1つしかないので迷わないと思いますが、似たような名前に「レモングラス」があります。

これはレモンとは全く違う植物で、効能も違いますので、間違えないようにしてください。

ブレンド法

実際ににこの組み合わせをどのように使えば良いのかというと、

  • ローズマリー:レモン=2:1
  • ラベンダー:オレンジ=2:1

という比率で使います。例えばローズマリーカンファーを2滴、レモンを1滴という割合で使います。

最初から混ぜておいても良い

しかしその都度出すと、最低でも3滴使う必要があるので、最初からブレンドしておく方法もあります。

ローズマリーとレモンのアロマと空のアロマボトルを用意します。

ここに、例えばローズマリーを20滴、レモンを10滴入れておくと、1〜2滴だけ使いたい時でも同じ比率で出すことができます

アロマの空ボトルはアロマショップなどで購入できます。

使い方

アロマ

それでは実際に香りを使う方法をご紹介しましょう。

部屋での芳香浴

芳香浴とは香りを楽しむ方法の一つです。アロマライトやアロマディフューザーなどがあればそれを使ってもいいですし、もしそのような器具がなくても大丈夫です。

ティッシュにたらしてテーブルの上に置いておくだけでも香りは広がります。部屋で芳香浴をする場合には、広さにもよりますが2~5滴くらいが適当です。

枕元に置く

夜寝る時には、ラベンダーとオレンジスイートをティッシュにたらし、枕元に置いてみましょう。リラックスする香りに包まれて、ぐっすり眠れるでしょう。

アロマペンダントなどを利用する

日中外出する時には、アロマペンダントなどを利用してもいいでしょう。アロマペンダントとは、ペンダントヘッドの部分にコットンボールなどを入れられるようになっているペンダントです。

そこにアロマを染み込ませたコットンを入れておけば、歩きながらでも香りを楽しむことができます。

アロマスプレーを作る

アロマスプレーを作ってルームコロンのようにして楽しむこともできます。薄めている分、芳香浴よりも香りが柔らかくなります。

100均で売っているスプレーボトルで構わないので、100ml以上入るものを用意してください。

<材料>

  • 無水エタノール 5ml
  • ローズマリー 20滴
  • レモン 10滴
  • 精製水 95ml

※夜用を作る時にはラベンダー20滴、オレンジスイート10滴です。

<作り方>

  1. スプレーボトルに無水エタノールを入れます。
  2. それからアロマを入れてよく振り混ぜます。
  3. 最後に精製水を加えて蓋をし、さらによく混ぜます。

アロマは水には溶けませんので、最初にエタノールに溶かしてから水を加えます。

無水エタノールは消毒用のエタノールとは違い、純度の高いエタノールなので火気厳禁です。料理中のキッチンで使うことのないように注意してください。

無水エタノールは薬局で購入できますが、棚には置いていないので店員さんに聞いてみてください。

香りの持続時間

天然の香りはすぐに空気中に揮発してしまうので、それほど長時間は香っていません。特に柑橘系の香りは飛ぶのが早いので、いい香りが続くのは2〜3時間くらいです。

香りが薄れてきたなと思ったら、必要に応じて香りを足してください。

認知症対策としてアロマを使う際の注意点は?

注意

アロマは天然のものだから安全、と思うのは危険です。天然のものだからこそ、使い方には少し注意が必要です。

用量に注意

アロマは沢山使えば効果が高まる、というわけではありません。香りが強すぎるとかえって気分が悪くなることもあります。

肌につかないように注意

アロマは高濃度のエキスなので、肌に直接つけてはいけません。

マッサージなどで肌に塗る場合は、必ず植物オイルか水溶性ジェルなどで薄めてから塗るようにするものなので、肌に原液がつかないように注意が必要です。

肌が弱い方は赤みやかゆみが出ることもあるので、肌についてしまった場合には流水で洗い流してください。

万が一肌トラブルが起きた場合には皮膚科で診てもらった方がいいでしょう。

持病のある人と妊婦さんは注意

ローズマリーやラベンダーには通経作用といって月経を正常化させる働きがあります。妊娠初期に使うのは控えてください。

また、ローズマリーは高血圧やてんかんなどにはよくないとされているため、このような疾患をお持ちの方は使用を控えてください。

持病がある人、日常飲んでいる薬がある人は念のため主治医に確認してから使うようにした方が安心です。

保管にも注意が必要

アロマは開封した時から劣化が始まります。レモンは柑橘系のアロマなので特に劣化が早く、開封から半年以内に使い切るようにしてください。

その他のアロマは1年が使用期限の目安です。保管する時には瓶を縦に置き、高温多湿を避けて冷暗所で保存するようにしてください。

認知症対策としてアロマを購入する際のポイントは?

パソコンをする女性

精油は日本では雑貨扱いであるため、インテリアショップや雑貨店でも購入が出来るので、合成香料と間違えないように注意が必要です。

インターネットなどで購入する場合にも、合成の香料と間違えないようにするポイントをご紹介します。

天然100%の「精油」を選ぶこと

本物の精油は次のことが必ず明記されています。

  • 学名
  • 科名
  • 産地
  • 抽出法
  • 抽出部位

同じ植物から採れた精油であっても抽出部位によって香りも効能も違うことがあるのです。

ですから、最低限でもこれらの項目がわかるようなメーカーの精油でなければ安心して使うことができません。

成分分析表やオーガニック認証機関の証明なども品質の高さ表す指針になります。

精油以外はダメ

加湿器に使うための水溶性のフレグランスオイルやインテリアの一部として使うようなポプリオイルは一部に天然の香料を使っていたとしても、認知症への効果は期待できません

「アロマオイル」という言い方も微妙です。通常アロマオイルといわれているものは合成香料であり、精油とは違うものです。

ただし、インターネット通販などではアロマテラピー初心者の方も分かりやすいように、あえて「アロマオイル」という言い方をしている場合もあります。

その場合、前項でお話ししたように学名などの基本事項がしっかり書かれていれば大丈夫でしょう。

合成香料はアロマテラピーでは使いませんので、基本的には「精油」「エッセンシャルオイル」と書かれているもの以外は使わないようにしてください。

価格も一つの目安

精油は植物の貴重なエッセンスなので、採油量も少なく、本当に質の高いものは植物の栽培から精油の抽出までとても手間がかかっています。

ですから、1本10mlの瓶で1000〜3000円位するのが普通です。間違っても1本100円などという値段はあり得ないので、100円均一で売っているものは精油ではありません。

ただし、昨今では企業努力によって非常にお手頃価格の精油もあります。値段は一つの目安とし、安くても製造過程を公開していたり、仕入れ先がどこかわかるなら使っても大丈夫でしょう。

まとめ

アロマテラピーがリラックスに良いということは割と知られていると思いますが、認知症にも良いということもどんどん広まってくといいと思います。更なる研究に期待します。

香りを嗅ぐだけで認知症を予防できるなら、今は関係なくても、将来の認知症のリスクを少しでも軽減させるために、積極的に使っていきたいところです。

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ライター紹介 ライター一覧

奈南有花

奈南有花

元国家公務員、今はアロマライフコンサルタント&WEBライター。オリジナルアロマブレンドを作るサービスを提供する傍ら、健康や美容、食材についての記事を執筆中です。ひとりひとりが好きなことをして自由に生きていける世の中を作りたい。そんな思いで、女性の生き方を心のあり方から考えるサポートをしています。

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